子育てをしながら働く選択肢として、パートを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。パートは比較的勤務時間や日数の調整もしやすいというメリットがあります。
しかし、子育てしながらのパートは選び方を間違えると、自分自身や子ども、家族に負担をかけてしまうため、注意が必要です。
この記事では、実際にどのようなパートが子育てと両立しやすいのか、ポイントや注意点についてご紹介します。
子育てしながらパートで働くためのポイント
子育てをしながら働くためにはどのようなパートが良いのか、次の3つのポイントをおさえて検討することをおすすめします。
- 勤務時間や日数が調整できる
- 勤務先が近い
- 子育てについて相談しやすい
勤務時間や日数が調整できる
パートやアルバイトは、シフト制を導入している職場が多いため、勤務時間や日数を調整しやすいのが特徴です。
ただし勤務先によってはどの程度柔軟に調整できるかは異なるため、募集要項を確認することが重要です。特に土日・祝日は園や学校のイベントが入る可能性もあるので、休日欄をチェックしておくことをおすすめします。
勤務先が近い
家や園、学校からどれくらい近いかというのも、勤務先を選ぶ上で大切なポイントです。自宅だけではなく、園や学校までの距離も意識して選ぶと、柔軟に行動しやすくなります。
通勤時間が長くかかると、せっかく勤務時間の融通がきいたとしても、時間的余裕がなくなってしまいます。
子育てについて相談しやすい
子育て経験があるスタッフ、もしくは実際に子育てしているスタッフが多い職場だと相談しやすかったり、子どもの緊急事態でどうしても休まなくてはいけなくなっても、理解されやすかったりします。
実際に働いてみないとわからない部分もありますが、事前に調べられることがあれば調べてみましょう。口コミを調べる方法もありますし、接客業であればお客として実際の様子を見てみることもおすすめです。
子育てしながらパートで働きやすい仕事
パートの中には様々な仕事内容があります。その中でも子育てしながら働きやすいパートをご紹介します。
データ入力
パソコンを使って文字・数値データを入力したり、入力データチェックを行ったりする仕事です。パソコンが使えれば、その他のスキルはそれほど求められないので、初心者にも始めやすくなっています。
パソコンのブラインドタッチができる、集中力に自信がある、単純作業が好きという人におすすめです。
接客業
短時間で働きやすく、残業も少ないシフト制の職場が多いのが接客業です。
昼間勤務のシフトにすると子育て中のスタッフも多くなるため、子どもの急病などで休まないといけない場合でも融通がききやすい傾向があります。
似た境遇の人たちであれば、お互いに理解しあいやすいため、よい人間関係の中で働きやすいこともメリットです。
軽作業
具体的には工場・倉庫などで行うシール貼りや検品、ピッキングなどの仕事を指します。
シフト制を採用しているところが多く、少ない日数や時間から働けるケースもあり、子育てしながら働きやすい仕事といえるでしょう。同じ作業を繰り返し行うのが苦でなく、黙々と働きたい人にぴったりな仕事です。
カスタマーサポート・コールセンター
カスタマーサポートは既存顧客の課題解決やアフターフォローを電話応対で行う仕事で、コールセンターは新規顧客・既存顧客向けに商品やサービスの問い合わせ、申し込み対応を行う仕事です。
シフト制で短い時間でも働ける職場が多く、また電話を使ったデスクワークのため、体力の負担も少ないので、子育てしながら働くのに適しています。
医療事務
医療事務は医療機関窓口での受付業務や、医療関連の書類作成業務などが主な仕事内容となります。
特定の資格や学歴は不要ですが、民間資格の「診療報酬請求事務能力認定試験」や「医療事務技能審査試験」を取得すると、パートで採用してもらいやすくなります。医療事務の求人は全国各地にあるので、一度資格やスキルを取得すれば、配偶者の転勤で引っ越しをしても転職しやすいという点がメリットです。
IT・Web系
IT・Web系の仕事としては、エンジニアや、Webライター、Webデザイナーなどがあります。
在宅で働けるケースが多く、またWebライターは納期に合わせて勤務時間を調整できるなど、柔軟な働き方をできるのが大きなメリットです。パートで働きながらスキルを磨いて、子育てに一段落ついてからフリーランスに転身する道があるのも、魅力の一つでしょう。
子育てしながらパートで働く際の注意点
子育てしながらパートで働くのはメリットばかりのようですが、注意点もあります。次の2つの注意点をおさえておきましょう。
- 長く働けない可能性が高い
- 家事負担が重くなる
長く働けない可能性が高い
子育てをしながらのパートは、勤務時間を調整できるというメリットがある一方で、勤務時間が短いと雇用主側が人件費削減を検討する際に、その対象になりやすいというデメリットがあります。
正社員と違って安定した長期雇用契約ではないので、会社の都合でいつ解雇されるか分からないという不安もあります。
家事負担が重くなる
時間の融通がききやすいパートとはいえ、働いて帰ってから家事をするとなると負担に感じるかもしれません。
パートと家事を並行するのは難しく、家事が疎かになってしまう可能性もあります。また、パートはフルタイムの仕事よりも軽く見られがちなので、配偶者との相互理解ができていないと、お互いの関係性に影響が出てしまうこともあります。
夫婦関係や家族との関係が悪くならないよう、しっかりと話し合うことが大切です。
子育てしながら働く手段としてオンラインアシスタントもおすすめ
子育てしながら働きやすいパートとあっても、外に出て働くことに負担を感じる人もいるかと思います。
そんな人には、オンラインアシスタントという働き方もおすすめです。
オンラインアシスタントは、インターネットを使い、秘書業務だけではなく事務や経理、翻訳などさまざまな業務を代行する仕事です。
オンラインアシスタントとして働くメリットは大きく次の2つです。
- 通勤がない
- 自分の働く環境を整えられる
通勤がない
自宅が勤務地となり、通勤がないため、パートよりも更に時間の余裕ができて、その分育児や家事にまわせます。
また、労働時間を調整しやすいこともメリットです。子どもの送り迎えの時間を避けて働くこともできます。
働く場所によっては、それだけではなく、子どもが急病になった場合にもすぐに連絡に気付き、お迎えに行ったり病院に連れていくということも可能です。
自分の働く環境を整えられる
在宅のため、自分の労働環境を整えやすいのもメリットの一つです。
デスクや椅子は自分の好きなものを選べたり、デスクのまわりに好きな物を置いたりできるので、自分が心地よい環境のなかで働けます。
パートで働く場合は、労働環境を自分で変えることは難しく、多少条件があわなくても、我慢しなければいけないこともあるでしょう。
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まとめ
パートは勤務日数や時間が調整しやすいため、子育てをしながら働きたいという方に向いています。一口にパートといっても様々な仕事内容があるので、自分に合った仕事を選べるのも魅力の一つです。
しかし、労働条件に制約があり、拘束時間がある点がネックです。より自由で勤務時間を気にせずに働く方法として、オンラインアシスタントという選択肢もあります。
オンラインアシスタント「フジ子さん」では、事務作業や経理、ライティングなど様々な業務内容があるので、自分の得意分野で活躍できます。
また、子育て経験があるメンバーや、子育て中のメンバーも多くいるなかチームとなって働くため、精神的にも働きやすい環境となっています。ぜひ選択肢の一つとして検討に入れてみてください。