共働きが一般的になっている昨今、多くの家庭を悩ませるのが「子育てと仕事の両立」です。子供を幼稚園や保育所へ送り、それから出勤し、仕事が終われば子供を迎えに行き、夕飯やお風呂の準備……。夫婦で家事を分担するにしても、やはり負担は大きいですよね。
とはいえ、収入を得るためにも、なんとかして両立しなければなりません。本記事では子育てと仕事の両立について、コツやおすすめの仕事などを紹介します。
子育てと仕事の両立に悩む家庭は珍しくない
厚生労働省の国民生活基礎調査によると、17歳以下の児童を持ち、なおかつ母が仕事をしている家庭の割合は、全体の72%にのぼります*。
6歳以下に限定すると全体の27%。割合は下がりますが、最も子供に手のかかる時期であっても、仕事と両立させているお母さんは少なくないのです。ちなみに、父に仕事がある家庭の割合は、全体の92.7%となっています**。
働くお母さんの割合、そして共働き世帯の割合は年々増加しており、リソースを仕事へ割かなければならない分、子育てをどうするかは悩みのタネになりがちです。
実際、子育てメディア・コクリコの調査では、8割のお母さんが仕事を続けるか悩んだことがあるといいます。これはお母さんだけの問題ではなく、お父さんにとっても、仕事と家庭の両方を成立させる上で重大な問題です。
*:厚生労働省/令和元年国民生活基礎調査 末子の母の仕事の有無
**:厚生労働省/令和元年国民生活基礎調査 父母の就業状況
子育てと仕事の両立でよくある悩み
子育てと仕事の両立でよくある悩みとしては、以下のようなものが挙げられます。
・時間に追われる
・生活が不規則になる
・自分の負担ばかりが大きい
・実家が遠くて頼れる人がいない
・子供の行事で仕事を休みがちになる
・家族の協力が得られない
・職場の理解が得られない
こうしたことが続くと「子育てと仕事は両立できないのかな……」と不安になりますよね。孤独や限界を感じて毎日が辛くなるかもしれません。
では、どうすれば現状を改善し両立ができるようになるのか。コツを次章で解説します。
子育てと仕事を両立させるコツ
家事の完璧さは求めない
まず何より、家事の完璧さは求めないようにしましょう。時間も体力にも限界があるため、すべて完璧にこなそうとしても心が折れるだけです。
今日やる必要がなければ、明日や休日へ後回しにしても良いのです。夕飯を作る時間がないのなら、お惣菜や冷凍食品、宅食などを利用しましょう。買い物の時間がない場合、ネットショッピングをどんどん使ってください。
80点、なんなら70点でも問題ありません。それで健康的な生活は十分に可能です。家事代行サービスを利用するのも良いですね。
役割分担を明確にする
2つめは、家庭の役割分担を家族で話し合って明確にすること。
はじめに今の状況と心境を率直に伝え、必要性を理解してもらいましょう。そして、食事の支度は誰、子供の送り迎えは誰、お風呂掃除は誰、ゴミ出しは誰というように、家事一つひとつの担当を決めます。
ここがなあなあだと、負担の大きい方と小さい方に分かれがち。もちろん決めた役割を常にできるとは限らないため、その際には「やってほしい」とお願いしましょう。
子育て支援サービスを利用する
一人で抱え込まず、地域の子育て支援サービスを利用するのもおすすめです。
保育所や地域型保育、地域子育て支援拠点といった施設が代表的ですね。預け時間の延長も可能なため、仕事に合わせた使い方ができます。
また、支援者と家庭をマッチングさせるファミリーサポートセンターという制度もあります。興味のある方は、役所のWebサイトを覗いてみてください。
子育てしやすい働き方や仕事を選ぶ
子育てしやすい働き方や仕事を選ぶのも有効です。
昨今では、子育て支援のために企業もさまざまな制度を導入しています。例えば、3歳までの子育てには短時間勤務制度が法律で義務付けられており、性別を問わず取得できます。
少しハードルは上がりますが、思い切って仕事を変えるのも。在宅勤務ができたり、子育て支援の福利厚生が充実していたりする企業は増えているため、今の生活に限界を感じているのであれば検討してみてください。
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まとめ
今回は子育てと仕事の両立をテーマに、よくある悩みやコツを紹介しました。
くれぐれも自分一人で抱え込まず、親しい人や、時には行政に相談してみましょう。上記のコツも試しながら、子育ても仕事も充実させていただければと思います。