子育てしながら働ける仕事10選!子育てと仕事を両立するときのポイントも解説します

「子どもが小さいけれど、そろそろ働きたい」

「子育てをしながら働きたいけれど、職場に迷惑をかけないか不安…」

子育て中の方で、このようなことでお悩みの方は多いのではないでしょうか。

子どもの急な体調不良や帰宅時のお迎えに対応するときには、どうしてもお休みや時短勤務を活用することになります。そういったときに、理解のある職場や時間の融通がきく職場だと、安心して働き続けることができるでしょう。

今回は、子育てしながら働ける仕事をご紹介します。子育てと仕事を両立するときのポイントについても触れているので、気になっている方は参考にしてみてくださいね。

子育てしながら働く人は7割超

今では子育てをしながら働く人は珍しくなく、年々増えてきています。一昔前に比べ、共働きの世帯が多くなり、母親だけでなく父親も子育てするのが当たり前になってきました。

2022年の厚生労働省の統計では、2017年には7割超の母親が子育てをしながら働いており、2022年には75.7%を占めるようになりました。

子育てをしながら働ける仕事のニーズは社会的にも高まっているといえるでしょう。

参考:厚生労働省:世帯数と世帯人員の状況

子育てしながら働ける仕事10選

それでは、具体的に子育てをしながら働ける仕事にはどんなものがあるのか見ていきましょう。子育てをしながら働ける仕事には、次のような仕事が挙げられます。

  1. コールセンター、カスタマーサポート
  2. 一般事務
  3. 医療事務
  4. スーパーや百貨店販売員、接客業
  5. 看護師
  6. 保育士
  7. 薬剤師
  8. Webデザイナー
  9. Webライター・ディレクター
  10. プログラマー・ITエンジニア

コールセンター、カスタマーサポート

オフィス内で電話やメールを使ってお客様とやり取りする仕事です。商品やサービスを売り込んだり、お問い合わせ対応をしたりする他、お客様にとって役立つ情報を発信することもあります。

株式会社リクルートの調査研究機関『ジョブズリサーチセンター(JBRC)』が2023年に調査した結果によると、コールセンター、カスタマーサポートの仕事は、比較的高給な求人が多いことが特徴です。

レジ打ち作業の平均時給が1,064円であるのに対して、コールセンターの時給は1,393円でした。

参考:JBRC「-2023 年1月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査-​​」

マニュアルが整備されている場合もあり、特別なスキルが要求されることは少ないでしょう。また、シフト制や短時間勤務が導入されている職場が多く、短い時間でも働けます。

さらに、基本的にデスクワーク中心のため、体力の負担が少ない点も魅力です。

求人によっては、在宅勤務が可能な場合もあります。在宅勤務が可能であれば、子育てしながらでも働きやすいでしょう。

一般事務

オフィス内でデータ入力や書類作成などを担う仕事です。郵便物の仕分けや備品発注を行う場合もあり、所属する部署によっても任される業務範囲は異なってきます。

レジなどのバイトの平均時給が1,064円であるのに対して、一般事務の平均時給が1,221円と比較的高給なことや、シフトが固定で柔軟に休日を決められる職場が多いことから、主婦の方に人気のお仕事です。

参考:JBRC「-2023 年1月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査-​​」

パソコンを扱う業務が多いため、基礎的なパソコン操作やOfficeソフトのスキルを求められることがあります。

医療事務

病院やクリニックの受付、会計といった事務全般を担当する仕事です。電話応対や診察・検査の準備など、一般事務に比べて医療機関ならではの業務があります。

契約形態にもよりますが、時短でシフトを入れられたり、週何日かだけ働いたりといった柔軟な勤務時間を設定しやすいことが特徴です。

全国各地で募集しており、倍率が高いとされる事務求人でも応募しやすいといえるでしょう。資格の有無や学歴は不問の場合が多いですが、求人によっては資格を持っていることで有利になることがあるようです。

スーパーや百貨店販売員・接客業

スーパーや百貨店で会計、品出しなどを行う仕事です。データ入力や勤怠管理、売り場の企画を任されることもあります。

基本的には事前に申告した時間内で勤務ができるため、子育てや家事のスケジュールが立てやすいでしょう。従業員数が多い店舗では、早退や欠勤があってもフォロー体制が整っており、安心して働ける可能性が高いです。

看護師

資格を持っていることが前提にはなりますが、看護師も職場によっては子育てと両立しやすい仕事です。

病院勤務のイメージが強いですが、医療機関や介護施設など、働く場所は多くなっています。そのため、職場を選ぶことで子育てと両立する働き方を実現できるでしょう。例えば、クリニックの場合は平日の出勤がメインで夜勤はありません。また、訪問看護の場合も、基本的に夜勤がなく土日、祝日に休みを取ることが可能です。

保育士

乳児から小学校入学前の子どもを預かる仕事です。保育士の資格が必要ですが、正社員ではなく派遣保育士として働くこともできます。派遣保育士の場合は、労働時間や業務内容が明確に決められているため、無理のない勤務体制で働くことが可能です。

基本的には大学や短大、保育士の養成学校で実習を経験してから保育士資格を取得する必要があります。

薬剤師

資格があれば、薬の調合や服薬の指導、管理を行う薬剤師の仕事もお勧めです。調剤薬局や病院の他にもドラッグストアの求人もあり、同じ職種でも多様な職場を選べます。

子育てしながら働く場合、薬剤師の数が多い職場を選ぶと短時間勤務や早退・欠勤が発生してもフォローしてもらいやすいです。また、土日休みの職場を選ぶことで、子どもとの時間を取りやすくなります。

薬剤師の国家試験を受けるには6年制の学部・学科で薬学課程を卒業する必要があります。専門性が高く、需要も高いため、ブランクがあっても社会復帰しやすいでしょう。

Webデザイナー

Webサイトの企画やデザイン、制作を行う仕事です。在宅やリモートでの勤務を許可している就業先もあり、多様な働き方が期待できます。また、納期に合わせた作業時間を自由に決められるため、働く場所や時間に縛られず柔軟に働けるでしょう。

資格取得は必須ではありませんが、専門的な知識は必要です。具体的には、基礎的なパソコンの操作、Illustrator、Photoshopなどの基礎知識・技術を求められることが多いです。

Webライター・ディレクター

ブログやサイトなどのWeb媒体に掲載する記事を作成するのがWebライター、Web制作現場で進行管理や案件の指揮を行うのがWebディレクターです。

Webライター・ディレクターは、パソコン1台で完結できる業務が多く、在宅やリモートでの勤務が可能なことが多いです。Webデザイナーと同じように納期に合わせて作業時間をコントロールできるので、働く場所、時間を柔軟に決められます。

また、未経験でも始められることも大きな魅力といえるでしょう。

プログラマー・ITエンジニア

システムのプログラミングなどを行うプログラマーやITエンジニアも、子育てしながら働くのにおすすめの仕事です。

パソコンとインターネット環境があれば働くことができるので、場所や時間に縛られることが少ないといえます。そのため、在宅やリモートでの勤務を許可している就業先も多いです。また、求人も多く需要が高いため、長く働ける可能性が高いでしょう。

子育てしながら働くポイント【家庭編】

子育てしながら働く場合、家事とのバランスの取り方が重要です。ここでは、子育てをしながら働く際に、家庭内で気を付けるべきポイントを4つご紹介します。

  1. 家事と育児は家族全員でやる
  2. 家事は完璧を目指さない
  3. 家事代行や子育て支援サービスなどのサービスを利用する
  4. 子どもと触れ合う時間をつくる

家事と育児は家族全員でやる

子育てをしながら働く場合、家事と育児は家族全員でやるという意識を家族で共有するようにしましょう。課題や改善策については家族で話し合い、協力することが重要です。

実家などに協力をお願いできると、仕事をしながらでも家事・育児の負担が減ります。

また、パートナーと家事の役割分担や進め方などの話し合いをしておくと分かりやすいでしょう。よく聞くのが、「これくらい分かっているはず」と思い込んで相談せずに不満をため込んでしまい、後々爆発してしまうパターンです。

言葉にしないと伝わらないこともあるため、小さなことでもコミュニケーションは積極的にとることをおすすめします。

家事は完璧を目指さない

仕事をしていると疲れて帰宅することもあるため、毎日する家事は完璧を目指さないことが大切です。

子どももいるので料理など家事をしないわけにはいきません。良い親でいなければという気持ちは素晴らしいことですが、すべてを完璧にこなそうとするとストレスや疲労でいつか心が折れてしまいます。

子育てと仕事の両立を長続きさせ、家族とストレスなく円満に過ごすためには、程よく手を抜くことも大切です。ときには時短家電や出来合いの惣菜に頼って、楽できるところは楽をするようにしましょう。

家事代行や子育て支援サービスなどのサービスを利用する

パートナーも仕事が忙しく、なかなか家事に時間を割けないという場合は、家事代行や子育て支援サービスを利用することも一つの方法です。

保育園や学童保育も積極的に利用してみましょう。施設によっては、預け時間の延長が可能だったり、長期休み中も受け付けてくれたりするところもあるので、ご家庭に合わせた利用ができます。

また、厚生労働省が運営するファミリーサポートセンターは、子育ての援助を行いたい会員と援助を受けたい会員のマッチングサービスです。行政が運営しているので、信頼性も高く、安心して利用できます。

子どもと触れ合う時間をつくる

働きながらの子育ては、どうしても子どもと触れ合う時間が確保しにくくなるため、時間を確保する工夫が必要です。例えば、以下のような工夫が考えられます。

  • 夕食時やお風呂に入る際にコミュニケーションを取る
  • 休日には子どもとしっかり遊ぶ時間を取る
  • 七五三などのイベント時に力を入れる

また、コミュニケーションの時間だけではなく、コミュニケーションの質も大切です。忙しさや疲れなどがあっても、目を見て話す、しっかりと相槌をしながら聞くなど、きちんと耳を傾けていないと、「話をちゃんと聞いてくれない」と不満に思われる可能性もあります。

働く時間とコミュニケーションの時間をしっかり分けて、コミュニケーションの際には、メリハリをつけられないか、考えてみましょう。

子育てしながら働くポイント【仕事編】

子育てをしながら働く上では、仕事選びも重要になってきます。ここでは、子育てと両立するための仕事選びのポイントをご紹介します。

  1. 子育てしやすい仕事・職場を選ぶ
  2. 使える制度を活用する

子育てしやすい仕事・職場を選ぶ

子育てと仕事を両立する上では、子育てをしやすい理解のある仕事、職場を選ぶことが大切です。

例えば、子どもの体調不良や急な用事が入ったとき、職場に理解があると早退や欠勤も伝えやすいでしょう。子育てをしながら働いている人が他にもいる職場だと、シフト調整や時短勤務に応じてくれたり、残業を少なくするように配慮してくれたりします。

また、職場内の雰囲気だけでなく出張や転勤がないか、自宅や保育園・幼稚園、学校から近いかといった勤務条件、立地にも気を配ってみましょう。最近では、企業内に保育施設があったり、在宅勤務を許可していたりと、選択肢も豊富になってきています。

どんなに効率化をはかったとしても、子どもがいることで制約が出てきてしまうのは仕方のないことです。無理に子どもがいないときと同じ働き方を貫くのではなく、状況に合った職場を選ぶと心理的な負担も減らせます。

使える制度を活用する

勤務する時間帯や長さを変更したり、自宅にいながらリモートで勤務したりする制度を活用することも一つの手です。

例えば、短時間勤務制度は決まった業務時間を減らす制度で、1日6時間以上働いていて3歳未満の子どもがいる場合に利用できます。正社員、契約社員、パートといった勤務形態を問わずに利用でき、家事・育児の時間を確保しやすくなります。

また、短時間正社員制度は、採用時に短時間勤務で社員契約をする制度です。通常の勤務時間より短い労働時間であること以外は、フルタイム正社員と待遇は変わりません。

職場によっては在宅勤務制度やフレックスタイム制度を導入しているところもあります。職場によって利用できる制度に違いがあるため、気になる方はチェックしてみましょう。

子育てしながら働くなら「フジ子さん」

フジ子さん 子育てしなが在宅で

子育てをしながら働くには、家族をはじめ周りの協力を得ながら、仕事や職場選びが重要だとお伝えしました。子育てに理解があり急な欠勤や早退を相談しやすい職場を見つけられれば、安心して仕事に打ち込めますよね。

しかし、条件を満たす仕事、職場がなかなか見つからずに苦戦している人もいるかもしれません。

そんなあなたにおすすめしたいのが、オンラインアシスタント「フジ子さん」です。

完全在宅でお仕事できるフジ子さんでは、完全在宅でお仕事できるフジ子さんでは、小さいお子さんを自宅で見ながら作業されている方もいますし、仕事に集中できるよう保育園を活用している方もいます。 

子どもが体調不良になって業務に入れないときには他のアシスタントに協力してもらうなど、フォローしあえる環境です。事務作業、経理やライター、翻訳作業など、多くの依頼があり、これまでの経験を活かして働きやすいことも特徴です。

>>フジ子さんについて詳しくはこちら<<

子育てしながら働くフジ子さん経験談

実際に子育てをしながら働くフジ子さんの声をご紹介します。記事はリンクから読むことができるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

はるなさん「4児の母が手にしたキャリアとのバランス」

はるなさんは4人の子どもを育てるシングルマザーです。なかなか外勤で働くイメージが持てず困っていたときに出会ったのが、最初から完全在宅で働けるフジ子さんだったといいます。

在宅勤務は初めてで不安もある中ではじめましたが、ビデオ通話やチャットでこまめにコミュニケーションがとれること、チーム制でフォローし合う雰囲気が心強かったそうです。

ライフステージに合わせ働き方を変えたいという方に、フジ子さんをおすすめしたいとのことでした。

参考:
完全在宅ワーク、それでも「一人じゃない」と思えた | フジ子さん公式採用サイト|フルリモートで全国どこでも働ける

【フジ子さんインタビュー】4児の母が自然体で手にした《キャリアと育児》理想のバランス | BPOテクノロジー株式会社

けんじさん「フジ子さんで叶える理想のパパライフ」

けんじさんは子どもが生まれたのをきっかけに、フジ子さんで働くことを決めたといいます。男性が柔軟な働き方をするには難しいと実感していた中、転職を決意しました。

完全在宅の魅力は、女性も男性も自分の家庭をしっかり大切にできること。今は家事育児と仕事の他にも、資格取得のために勉強時間も確保できているそうです。

参考:【フジ子さんインタビュー】「家族の幸せ」を追求したら、自分史上最高のワークライフに出会えた! | BPOテクノロジー株式会社

子育てしながら働くことは夢ではない!仕事選びで子育ても仕事も充実した暮らしを叶えよう!

子育てをしながら働くことは簡単ではありませんが、働き方、仕事を選ぶことで、子育てと両立しながら働くことができます。そのためには、家族や周りの協力を得ることが大切です。状況に合わせて家事代行などのサービスに頼るのもいいでしょう。

また、子育てをしやすい仕事や職場を見極めることも必要です。シフト調整がしやすかったり、残業が少なかったりといった点はチェックするようにしましょう。また、時短勤務や在宅勤務の制度を利用できそうかについても、確認しておくと柔軟に働けます。

さらに、子育てをしながら働くときにおすすめの資格や在宅ワーク、パートについて、下記でも紹介しています。子育てをしながら働きたいけれど、どういう仕事を選べばいいかわからない、という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


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