オンラインでできる仕事には、フリーランスや業務委託など「自営業の人ができる働き方」というイメージが以前はありました。しかし最近では、社員やパート、派遣などでもリモートワークができるようになってきています。
本記事では、オンラインでできる仕事にはどのような働き方・職種があるのか、メリット・デメリット、仕事の探し方などを解説します。
以下のような方はぜひご覧ください。
「オンラインでできる仕事に興味はあるけれど、特別なスキルがないから自分には難しそう」
「家庭の事情で在宅で働きたいけれど、オンラインでできる仕事はどこで見つけられる?」
オンラインでできる仕事の幅は広がっている
オンラインでできる仕事は、ごく一部の人ができる仕事というイメージがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、コロナ禍の中で多くの企業でリモートワークが可能な体制が整えられ、リモートワークの認知度は一気に向上しました。
国土交通省の調査によると、令和2年以降、オンラインで仕事をするテレワーカーの割合は明らかに増加しています。
国土交通省 令和5年度 テレワーク人口実態調査 -調査結果(概要) -より引用
職種別にみると、研究職のテレワーカーの割合が最も高く、続いて管理職、専門・技術職、営業、事務職でテレワーク率が高くなっています。
テレワーカーの割合が高い職種のスキル・経験を持っている方は、自分に合うオンラインでできる仕事を見つけやすいでしょう。
国土交通省 令和5年度 テレワーク人口実態調査 -調査結果(概要) -より引用
オンラインでできる仕事の雇用形態と職種
オンラインでできる仕事は、以前はフリーランス・業務委託の仕事というイメージがありました。しかし、現在ではさまざまな雇用形態でテレワークができます。
ここからは雇用形態ごとに、どのような職種で募集があるかをご紹介します。
業務委託
業務委託は他に雇用されている仕事がなく一定の所得がある場合は、社会保険・住民税や所得税の支払いを全て自分で行う必要があります。確定申告も必要です。
フリーランス・個人事業主として活動していきたい方は、クラウドソーシングサイトや求人サイトで業務委託契約の仕事を探しましょう。副業をしたい方にも、業務を行う時間に縛りが少ない業務委託の仕事がおすすめです。
募集されている求人に応募するだけでなく、WEBサイトやSNSなどを活用して集客し、依頼を獲得する方法もあります。
募集職種の例
- プログラミング・IT関連
- 事務代行
- WEBデザイン
- SNS運用
- 翻訳・通訳
- 動画・音声編集
- オンライン講師
- 写真・イラスト制作
- カスタマーサポート
- コールセンター
上記にあげたものはほんの一例で、さまざまな職種で業務委託の人材が求められています。
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正社員/契約社員
正社員もしくは契約社員として働きたい場合は、求人サイトなどで「リモートワーク可」「在宅勤務可」を条件にすると絞り込みやすいです。
完全にリモートで働ける会社や、出社と在宅を組みあわせて働ける会社も増えています。リモートワークをするための条件がある場合は、自分の希望に合うかを確認しておきましょう。
募集職種の例
- 営業
- マーケター
- システムエンジニア・プログラマー
- WEBデザイナー
- WEBディレクター
- ライター・エディター
- コンサルタント
- オンラインアシスタント
なお、当ブログを運営しているBPOテクノロジー株式会社もリモートワークできる職種で社員を募集中です。社員の仕事をお探しの方は、募集要項をぜひご覧ください。
パート・アルバイト
フルタイム勤務であってもパート・アルバイトとして雇用される場合もあり、役割や待遇が社員とは異なります。
「週に3日だけ働きたい」、「1日5,6時間だけ働きたい」などの希望がある方は、パート・アルバイトでリモートワーク可能な求人を探しましょう。
求人サイトを検索すると、決して少なくない数の求人が出てきます。
仕事を覚えるまでは出社をして、一定期間を過ぎたらリモートワークが可能になるという求人も多いようなので、条件の確認が必須です。
募集職種の例
- 事務スタッフ
- カスタマーサポート
- WEBエンジニア
- ネットショップ運営
- イラストレーター
派遣
派遣先の企業にとっては、派遣会社に人材の選定を任せられることや、社会保険料などの支払いが不要なことから、トータルで見ると直雇用よりも人件費を安く抑えられるというメリットがあります。その分、時給が比較的高く設定されています。
派遣は短時間勤務希望の方や、短期で働きたい方におすすめです。
在宅勤務できる案件は、派遣会社各社のサイトで検索できます。
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オンラインでできる仕事のメリット・デメリット
オンラインでできる仕事には、「自由な働き方」「ワークライフバランスを取りやすい」などよいイメージがあります。しかし、もちろんメリットばかりではありません。
ここからは、オンラインでできる仕事のメリット、デメリット両方をご紹介します。
オンラインでできる仕事のメリット

オンラインでできる仕事のメリットには次のようなものがあります。
オンラインでできる仕事のメリット
- 場所や時間に縛られない
- 多様な働き方が可能
- スキルや経験を活かせる
場所や時間に縛られない
職場に行く必要がなく、好きな場所で働けるのが大きなメリットです。例えば、地方に住みながら首都圏の企業で働くこともできます。
ただし、企業によっては業務を行う場所や時間に決まりがある場合があります。希望の働き方ができる仕事を探しましょう。
ワークライフバランスを保てる
ワークライフバランスを保てるという点も大きなメリットです。子育てや介護のために通勤での仕事に就くのは難しくても、テレワークなら働き続けられるという方にもぴったりです。通勤時間がないため家庭や趣味などのプライベートを大切にしたい方にもおすすめできます。
スキルや経験を活かせる
住んでいる場所に関係なく、自分のスキルや経験を活かせる仕事を見つけられるのも大きなメリットです。通勤可能な範囲で希望の職種の求人がなくても、オンラインで仕事ができるならキャリアを中断する必要がありません。
オンラインでできる仕事のデメリット

オンラインでできる仕事のデメリットには以下のようなものがあります。
オンラインでできる仕事のデメリット
- コミュニケーションがとりづらい
- 仕事とプライベートのメリハリがつけにくい
- 外出が減って運動不足になる
コミュニケーションがとりづらい
コミュニケーションがとりづらいことを理由に、リモートワーク制度を廃止して出勤が必要になった企業もあります。
同じ職場にいれば雑談のついでに相談できることでも、リモートワークではそうはいきません。上司や同僚に相談したいと思ったらミーティングをセッティングすることから始めなければならないなど、意思決定に時間がかかるという問題があります。
仕事とプライベートのメリハリがつけにくい
自宅でテレワークをする場合は仕事とプライベートのメリハリのつけにくさもデメリットです。例えば自分のキャパシティーを越える仕事を受けたり、時間を決めずに仕事に集中したりと、長時間労働になってしまう人もいます。また人によっては、職場でなければ仕事に集中できず、業務効率が落ちてしまう場合があることもデメリットです。
外出が減って運動不足になる
オンラインで仕事をしている人は、通勤の必要がないため外出が減って運動不足になる傾向があります。もしかすると家から一歩も出ないという日もあるかもしれません。自分の健康のために、意識して体を動かし、運動を習慣化する必要があります。
オンラインでできる仕事探しにおすすめのサイト5選
オンラインでできる仕事探しにおすすめなのが、クラウドソーシングサイトと求人検索エンジンです。
おすすめのサイトを5つ紹介しますが、いずれも登録なしでも仕事を検索できます。まずはどのような仕事があるのか試しに探してみてください。
クラウドソーシングサービスで探す
発注者と受注者のマッチングだけでなく、報酬の支払いまで管理してくれるサービスもあります。システム利用料が契約金額の5〜20%かかるものの、遅延や未払いなどのトラブルを避けることができ安心して利用できます。
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クラウドワークス

画像引用:クラウドワークス
「クラウドワークス」は、登録ユーザー数・案件数ともに業界最多。クラウドソーシングを利用するなら、まず登録しておきましょう。
無料会員登録をすれば誰でも簡単に仕事を探せます。ただし、ライターやエンジニア、デザイナー向け案件は、選考に通過しなければ受注できない場合がほとんどです。
まったくの未経験分野に挑戦するのであれば、はじめは多少報酬が安くとも実績作りのためと割り切って受けることをおすすめします。実績ができてから高単価案件にチャレンジするのがよいでしょう。
案件数 | 45万件以上 |
募集案件 | 事務、ロゴ作成、HP作成、記事作成、資料作成、システム開発、翻訳、アンケート、感想、リスト作成、リサーチなど |
利用料 | 契約金額(税込)に応じて5〜20%と異なる。システム手数料の割合 ・「10万円以下」の部分:契約金額の20% ・「10万円超20万円以下」の部分:契約金額の10% ・「20万円超」の部分:契約金額の5% |
振込手数料 | 楽天銀行:100円その他の銀行:500円 |
ランサーズ

画像引用:Lancers
「Lancers」も、クラウドワークスと並んで有名なクラウドソーシングサービスです。
案件数 | 常時約210万件 |
募集案件 | 事務、ロゴ作成、HP作成、記事作成、資料作成、システム開発、翻訳、アンケート、感想、リスト作成、リサーチなど |
利用料 | 契約金額(税込)に応じて5〜20%と異なる。システム手数料の割合 ・「10万円以下」の部分:契約金額の20% ・「10万円超20万円以下」の部分:契約金額の10% ・「20万円超」の部分:契約金額の5% |
振込手数料 | 楽天銀行:100円その他の銀行:500円 |
上の表を見ても分かるように、クラウドワークスとLancersではシステムとしての違いはほぼありません。
ママワークス

画像引用:ママワークス
「ママワークス」は、子育て中の女性向けをメインターゲットとした求人を掲載するマッチングサイトです。未婚の方や男性の方ももちろん登録可能です。
先ほどご紹介したクラウドワークスやLancersのような報酬支払いシステムはなく、仕事のマッチングまでを行うサイトです。そのため、ママワークス経由で仕事をし、報酬が発生しても利用手数料はかかりません。
案件数 | 1400件以上 |
募集案件 | 事務、テレアポ、ライティング、Webデザイン、カスタマーサポートなど |
利用料 | 無料 |
学校行事や突然の病気など、子育てに理解ある企業と働けるのは大きなメリットです。育児と仕事を両立したいママには特におすすめです。
求人検索エンジンで探す
求人検索エンジンとは、ネット上にある求人情報を1つのサイトで見られるようにしたサービスのことです。
調べるときは、「在宅」をキーワードとして入力しましょう。
Indeed
画像引用:Indeed
「Indeed」はアメリカの企業が提供する求人検索サービスです。テレビCMが流れているため知名度が高く、多くの企業が求人を掲載しています。
月間の新規求人掲載数は日本国内だけで620万件もあります。在宅の求人も多く、希望の雇用形態、職種の仕事がきっと見つかるはずです。
求人ボックス
画像引用:求人ボックス
「求人ボックス」は価格比較サイトで有名なカカクコム運営の求人検索サービスです。雇用形態ごとのアイコンがあらかじめ設置されており、その中から「在宅ワーク」ボタンを押すだけで簡単に求人情報を検索できます。
オンラインでできる事務の仕事「オンラインアシスタント フジ子さん」

当ブログを運営する「フジ子さん」では、完全在宅でできるオンラインアシスタントのワーカーさんを募集しています。
仕事内容は、バックオフィス業務全般のほか、専門スキルを持っている方にはライティングや翻訳、Webデザイン、プログラミングなどを依頼することもあります。幅広い案件があるため、得意な分野が1つでもあれば、それを活かしやすい環境です。
オンラインアシスタントについては、以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
オンラインアシスタントになるには?仕事内容や必要スキル、おすすめ求人などを紹介
フジ子さんの雇用形態には、職種により、業務委託・契約社員・正社員があります。
募集している職種は以下のページでご覧ください。
オンラインの仕事で自分に合うワークスタイルを
ワークライフバランスを大切にしたい方や、家庭の事情で外で働くのが難しい方には、オンラインでできる仕事がぴったりです。
最近では多様な職種、雇用形態の仕事を選べるため、「キャリアアップを目指したい」「自由な働き方がしたい」「無理のない範囲で働きたい」など、さまざまな希望に応じた働き方を実現しやすくなっています。
オンラインでの仕事は誰にでもおすすめできるものではありませんが、興味がある方は自分のライフスタイルや目標に合った仕事を探してみてください。