在宅勤務に必要なものは何?快適に働ける環境を整えよう

働き方改革やコロナ禍を受けて、在宅勤務を取り入れる企業が増えていますよね。求人にも在宅OKのものが多くなりました。

環境次第で仕事の効率は大きく変わります。在宅勤務も同じで、元々はオフィスでなかった分、むしろ環境はより重要でしょう。

そこで本記事では、快適な在宅勤務のために必要なものを紹介します。

【必須】在宅勤務に最低限必要なもの

まずは、最低限必要なものをピックアップします。すでに持っている方も多いと思いますが、これらは必ず揃えておきましょう。

ネット環境

社内外の人との連絡、社内システムやクラウドストレージへアクセスするために、ネット環境は必要不可欠です。それも、安定した環境が求められます。固定の光回線を引けるのがベストですね。

パソコンと周辺機器

作業用のPCと、マウスやディスプレイなどの周辺機器も必須です。プライベート用と分けることができれば、セキュリティ面でなお良し。

<最低限のPCスペック目安>
・CPU:Intel Core i3かAMD Ryzen3以上
・メモリ:8G以上
・ストレージ:できればSSD、256GB以上(クラウドを使うなら少なくてもOK)

Web会議やデータ処理、書類作成などをストレスなくこなすなら、上記のスペックは満たしておきたいところです。

また、周辺機器ではマウスのクリック音やキーボードの打鍵音に気を配りましょう。自宅だと案外大きく聞こえ、ストレスになるかもしれません。

Webカメラ、マイク、イヤホン

これもPC周辺機器ですが、Web会議で重要なので別に紹介しますね。

カメラとマイクはPCに内蔵されている場合もあり、そうであれば今すぐ買う必要はありません。ただ、画質や音質が気になるなら高性能な製品を導入しましょう。

また、イヤホンではなくスピーカーを使うと、スピーカーの音をマイクが拾ってしまい、声が多重に聞こえたりハウリングを起こしたりします。会議の参加者に迷惑なので、イヤホンは付けてください。

業務に使うソフトウェア

Officeソフトやチャットツール、会計ツールなど、業務で使うソフトウェアも導入しておきましょう。最近ではクラウド上で動くものも多数登場しており、これならPCにいちいちインストールする必要がなく、在宅でも使いやすいですね。

【効率アップ】在宅勤務に必要なもの

次に、必須ではないものの、あると業務効率がアップするものを紹介します。

作業しやすいデスク

PCや文具など、業務上必要なものをスッキリ配置できるデスクがあると、作業効率がアップします。

<横幅>
100~120cmが目安。書類を多く広げる場合は大きめがおすすめです。部屋に空きスペースが少なく、横幅をあまり取れないのであれば、L字型デスクや連結天板を使う手もあります。

<奥行>
PCとの距離が近すぎると、モニター全体を一目で確認できない、すぐ目が疲れてしまうといった困り事が発生します。70cmを目安に、自分に合った距離感を探してみてください。

<高さ>
一般的なデスクは、現代日本人の体格を配慮して72cmを基準に作られています。ただ、これはあくまで基準であって、もちろん人によって最適な高さは変わります。店舗へ実物を見に行くか、高さ調整タイプの製品を選ぶかして問題を解決しましょう。

以上を参考に、まずデスク上の配置を決め、さらに幅と奥行とをメジャーで測り、自分に合ったサイズを調べてみてください。

長時間座っても疲れにくいチェア

チェアで最も重要なのは疲れにくさです。せっかくデザインが良くても、座りにくいと仕事に支障をきたします。長時間座っていると腰を痛めてしまうかもしれません。

できる限り、チェアは実物に触れるのをおすすめします。背もたれの高さ、座面の柔らかさ、素材の風通しなど、ネットショップの写真や文章では分からない情報が多いからです。これらは個人の好みにもよるため尚更です。

何時間も体を預けることになるチェアには、特にこだわりましょう。

作業領域を広げられるPCモニター

大きめのモニターを用意すると、画面上の作業領域が広がるため、作業スピードが大幅にアップします。小さな画面のように目を凝らして見る必要がなく、疲れにくいのもポイントです。

<大きさ>
在宅勤務では23.8~27インチが一般的。大きすぎると視線移動が多くなり、それはそれで疲れます。

<解像度>
画像や動画を頻繁に編集しないのであれば、フルHDで十分です。

<パネルの種類>
発色に優れ目に優しいIPS方式がおすすめ。また、光沢はなくても問題ありません。

上記に加えて、高さ調整やモニターアーム取り付けができる製品なら、自分の目線の高さに合わせた位置で使えて便利ですよ。

【あると便利】在宅勤務に必要なもの

次に、あると便利な在宅勤務用アイテムを紹介します。

タブレット端末

外出先や自宅のソファなどでちょっとした作業をする際には、タブレット端末があると便利です。

ノートPCをバッグからわざわざ取り出したり、PCのある部屋へ移動したりする手間を省けます。在宅勤務中のサブPC代わりにもなりますね。

とはいえ、それなりの値段がしますし、スマホで代用できないこともないので、無理に買う必要はありません。

プリンターとスキャナ

在宅でも紙の書類を多く扱うのなら、プリンターとスキャナも欲しいところ。

代用手段には、コンビニのネットプリントやスマホのスキャンアプリがあります。必要な時に必要なだけ使えるので、紙よりもデータ中心の場合はこれらでもOKでしょう。ただし、

・コンビニのコピー機にUSBメモリや印刷した紙を忘れる
・スマホに残ったスキャンデータが誰でも見れる状態になっている

といったミスには気をつけてください。

ケーブル収納グッズ

デスクや床にケーブル類が散らかっていると、作業スペースが減る上に見た目も悪くなります。

百均にあるケーブルタイやケーブルトレーなどを使い、なるべく目立たないよう収納するのがおすすめです。

在宅勤務ではセキュリティ対策も必要

社内の重要情報を自宅で扱うわけですから、個人のセキュリティ対策も必須です。

情報が外部へ漏れたり、作業用PCを知らない誰かに操作されたりといったことが起こると、会社もあなたも大きな被害を受けます。最悪の場合、訴訟に発展する可能性も。

自宅でできる対策例は以下のとおり。

・重要なデータやWebページにパスワードを設定する
・Web会議用のURLは公開しない
・データをプライベートなストレージに保存しない
・OSや各種ソフトウェアを最新の状態に保つ
・セキュリティの甘い公共Wi-Fiを使わない
・VPNを利用する
・データの取扱ルールを社内で策定し遵守する

可能な限りセキュリティリスクは低く抑えましょう。

まとめ

今回は、在宅勤務を快適に行うのに必要なものを紹介しました。

まずは上記のアイテムを揃えるところからはじめてみてください。そして、実際に業務をやってみて、追加すべきものがあれば追加しましょう。

本記事が参考になれば幸いです。