ネットショップは、ユーザーから見た使いやすさやサイトの見やすさも売上に影響します。しかし、
・プログラミングやWebデザインの知識が無くてクオリティが高いものを作れない……
・ネットショップを経営しているけれども売上が上がらない……
など悩みを抱えている経営者の方もいるのではないでしょうか。
そんなときは、ネットショップ制作会社に依頼することで、自社に合ったデザインのサイトを制作してもらえます。会社によってはサイト保守など運営のサポートをしてくれるところも。
ただ、ネットショップ制作会社はたくさん存在しているので、どこを利用するかが悩みどころです。そこで本記事では、
・ネットショップ制作会社の選び方
・おすすめのネットショップ制作会社
を紹介します。
失敗しない！ネットショップ制作会社の選び方
せっかくお金をかけてネットショップ制作会社に依頼をしても、業者の質が悪いと外注した意味がなくなってしまいます。しかし、質の悪いネットショップ制作会社が多いのも事実です。そこで、質の高いものを納品してくれる業者を選ぶ際に見ておくべきポイントを解説します。
①実績の豊富な業者を選ぼう
実績が豊富ということは、たくさんの会社から仕事を依頼されており、実力が評価されている会社とわかります。実績のある会社だと、今まで制作したネットショップを紹介しているところも多いので、実績がたくさん掲載されているかどうかで業者の質を判断しましょう。
②業者の制作事例を確認しよう
デザイン系の会社は、自社でそれまでに制作したサイトの例を紹介していることが多いです。口コミを調べるよりも、実例を見た方が早いでしょう。
会社によってポップで親しみやすい雰囲気だったり、公共施設のサイトのようなかっちりした雰囲気だったり、得意とするデザインが異なります。そこでデザイン例を見て、自分が希望するデザインと、制作会社が得意とするデザインが合致しているかどうか確認しましょう。
それに加え、いくらサイトの見た目が良くても、サイトの文章が拙かったり、サイトが重くて使っているとイライラしたりするものであってはいけません。したがって、ただ制作会社のデザイン例を見るだけではなく、実際にデザインを手掛けたネットショップにアクセスして、使い心地やサイトの見やすさ、文章のわかりやすさなど見ておきましょう。
③ヒアリングをしっかりしてくれる業者を選ぼう
ヒアリングは制作会社が作るものと、クライアントが求めるものの差異を埋めるために細かく入念に行うべきです。万が一ヒアリングが杜撰だと、クライアントが持つ課題や目標を実現できないサイトに仕上がってしまうかもしれません。
また、ヒアリング不足だと、デザインや機能が制作会社任せになって希望していた要素が抜けていたり、いつになってもサイトが完成しない、予算もいくらかわからないという事態に陥ってしまいます。したがって、契約を結ぶ前の相談の段階で対応が丁寧か、細かくヒアリングをしてくれるかもチェックしましょう。
④見積に曖昧な項目がないかチェックしよう
見積に曖昧な項目があると、ネットショップが完成して制作費用を会社に支払う段階で、見積よりも遥かに高い金額を請求される可能性があります。トラブルを防ぐためにも、細かく見積を出し、できるだけ予算の範囲内で制作してくれる会社を選びましょう。
⑤サイト完成後のサポートも重要！
ネットショップは、完成した後も定期的に更新しなければいけません。しかし、Webに詳しくないなら更新もプロに任せるのが無難でしょう。
制作会社によっては運用サポートやサイトの更新などがサービスに含まれているので、このようなサービスが付いているかどうかも依頼する制作会社を決める判断材料にしましょう。
おすすめのネットショップ制作会社：①自社ECに強い
ネットショップ制作会社の得意分野は、大きく分けると自社ECとモールに分かれます。自社ECの場合、1からサイトを構築するので、業種や取り扱っている商品のラインナップに合わせて使いやすいデザインを提案してくれるかどうか大切です。たくさん自社ECを得意としている制作会社は存在しますが、その中でもおすすめの4社をピックアップしました。
Brandex株式会社
独自ECの開発やECコンサルティングを行っていて、w2ソリューション株式会社の子会社である「Brandex株式会社」。こちらの企業は、主にファッション系のEC開発・コンサルティングを得意としています。サイトの運用代行はもちろん、それ以外にもカスタマーサポートやオリジナル商品の開発・販売も対応可能。関連企業と提携して、ベストな運用スタイルや売れるネットショップの仕組みを提案してもらえます。
株式会社いつも
「株式会社いつも」は、200名近い社員を抱える大規模なネットショップ制作会社です。サイトのデザイン・構築・運用はもちろん、配送の代行サービスも取り扱っており、ネットショップ運用を丸々アウトソーシングできます。
株式会社いつもでは、コンサルティングだけでなく、ネットショップ運営者の育成も可能。そのため、いずれ運用を外注せずに自社で行いたいと思っているときに便利です。
株式会社ECホールディングス
ECサイト運用を得意としているのが「株式会社ECホールディングス」です。制作からSNS・Webマーケティング、運用まで幅広く請け負っており、利用実績は自社ECを中心に500社以上、継続率も90％と高い数字を誇っています。
制作・運用・集客・分析・業務代行を満遍なくこなせる企業なので、1からネットショップを始めるだけでなく、売上が伸び悩んでいるケースにも良いでしょう。
株式会社アプリコットデザイン
企業のブランディングを得意としているのが「株式会社アプリコットデザイン」です。デザイン事務所としても運用されており、デザインの質の高さが魅力。しかも、東京・石川・長野に拠点を持っていて、打ち合わせに関しては全国対応が可能です。
また、割増料金を払えば急ぎでサイト制作を任せられます。
おすすめのネットショップ制作会社：②モールに強い
Amazonや楽天などのモールは、たくさんの業者が出品しており、その中でもいかにユーザーに自社を経由して商品を購入してもらえるかが重要です。自社ECとは運用ノウハウが異なるため、モールに特化してネットショップを運用するなら、モールに強い業者を選ぶべきでしょう。そこで、2社モールでのネットショップ制作を得意とする業者をピックアップしました。
株式会社ワンプルーフ
「株式会社ワンプルーフ」は、300社以上の運用実績を持つネットショップ制作会社です。たくさんあるモールの中でもYahoo!ショッピングと楽天を得意としています。
常時100社以上のネットショップ運用を行っていることから、トレンドに敏感なのが株式会社ワンプルーフの強みです。そのため、モールの仕様変化にも早い段階で気づき、対策ができます。
株式会社askme
「株式会社askme」は、ショップの立ち上げからバナー制作など幅広い制作業務に対応できるネットショップ制作業者です。1,500社以上の運用実績があり、楽天、Yahoo!ショッピングを中心に対応可能。各種サイト制作プランに関しては料金が固定となっており、低予算で高品質なネットショップを作りたいときにおすすめです。
まとめ
ネットショップ制作会社の選び方は、丁寧にクライアントの希望に沿った提案をしてくれるかだけでなく、自社ECもしくはモールのどちらかを得意としているか、といった点に着目することも大切です。
ネットショップ制作会社は、ショップの運用も請け負っていることが多数。そのため、制作会社選びはその後のショップの売上にも大きく影響します。したがって、複数の業者に相談したうえでサービスを比較し、自社に合った会社を選んでください。
