「社内SNSを導入したいけど、どれがいいのか分からない」
「社内SNSを盛り上げるには、どうすればいいんだろう」
社内SNSとは、社内でコミュニケーションを取るためのツールのこと。進捗報告や資料共有、会議などもツール上で行えます。
しかし、社内SNSにはたくさんの種類があり、特徴もさまざま。また、ポイントを押さえておかなければ、導入しても誰も使わないといったリスクがあります。
そこで本記事では、おすすめの社内SNS6つと導入時のポイント、失敗の原因などを解説します。
社内SNSのプラットフォーム6つを比較!
おすすめの社内SNSのプラットフォームを6つ紹介します。特徴や機能、実績、料金などを詳細に解説するので、社内SNS導入の際の参考にしてください。
Talknote
画像:Talknote公式サイト
「Talknote」は、コミュニケーションを活性化させ共通の価値観を共有し、社員全員が同じ方向を向いて働くことを実現できる、社内SNSのプラットフォームです。さまざまな業界で約1,100社ほどの導入実績があります。
Talknote上では、メッセージのやり取りやタスク管理などが行えます。また、関連するメンバーだけに情報を共有する「ノート」という機能も使用可能です。
さらに、コミュニケーションデータは分析できるため、離職意向を早期に発見したりオーバーワークを検知したりなど、従業員の心理面もフォローできます。
【料金】
・公式サイトから問い合わせれば、最適なプランを提案してもらえる
・14日間の無料トライアル実施中
Yammer
画像:Yammer公式サイト
Yammerは、Microsoft社が提供する「社内限定Twitter」のようなプラットフォームです。タイムライン上に情報を投稿することが多く、敬語などの硬い文章はもちろん、カジュアルな発信でも違和感がありません。
Yammerでは範囲を指定したメッセージの投稿、グループ作成、いいねやフォローなどの機能を利用できます。
また、Microsoft社が提供するTeamsとの違いとして、Teamsは少人数や個人のメッセージのやり取りに適しているのに対し、Yammerは大人数に向けた情報共有に適していることが挙げられます。
【料金】
1,090~4,130円/人(1か月)
Workplace from Meta
画像:Workplace from Meta公式サイト
Workplace from Metaは、誰でも簡単にコミュニケーションを取れる社内SNSプラットフォーム。グループでのトーク、全員に向けた投稿がどちらも可能です。また、自動翻訳機能がついているため、外国の方が在籍する企業でも使用できます。
さらに、ビデオ通話機能も搭載されているため、Web会議もアプリ上で完結します。
【料金】
4$/ユーザー
NotePM
画像:NotePM公式サイト
「NotePM」は、社員が書きこんだ情報から知りたいことを即座に見つけられる社内SNSプラットフォーム。
キーワードを入力すれば、議事録や社内報など知りたい情報にすぐにアクセスできます。Word・Excelなどファイルの中身も全文検索可能です。
また、高機能エディタとテンプレートにより、Web上でマニュアルを簡単に作成できるのも強み。
【料金】
・プラン15:9,000円/ 月(15人まで)
・プラン50:30,000円/ 月(50人まで)
・プラン200:120,000円/ 月(200人まで)
Beat Shuffle
画像:Beat Shuffle公式サイト
「Beat Shuffle」は、大手導入実績No.1の社内SNSプラットフォームです。
多くの人に選ばれる理由のひとつは、使いやすいインターフェース。ITに疎い社員でも、複雑な操作は必要なく誰でも簡単に利用できます。
また、導入前後には手厚いサポートがあり、分析・レポート・改善提案までコンサルティングし、成長に導きます。
【料金】
・ビジネス:540 円/月
・エンタープライズ:1,200 円/月
Qiita:Team
画像:Qiita:Team公式サイト
「Qiita:Team」は、誰でも簡単に使えるシンプルな社内SNSプラットフォーム。補助入力により文字入力が簡単です。スライドモードを使用すれば、発表資料もすぐに作れます。
また、非常にシンプルなインターフェースで無駄な情報が一切ありません。コミュニケーションや記事の共有などの操作が簡単にできるでしょう。
【料金】
・Personal:500円/月(1人まで)
・Small:4,900円/月(7人まで)
・Large:15,300円/月(17人まで)
・Extra:15,300円/月(17人以上)
社内SNSツールの選び方
失敗しないための社内SNSの選び方を3つ紹介します。
目的に合った機能が搭載されているか
社内SNSを使う目的を明確にし、それにあった機能が搭載されているツールを選びましょう。
例えば、少人数でのコミュニケーションを活発化させたい場合、少人数でのビデオ会議やグループ作成ができるツールが向いています。
また、大人数への情報共有のみを目的とするなら、シンプルで情報が見やすいツールがおすすめです。
使いやすいUIか
使いやすいUIかどうかも重要です。UIとはユーザーインターフェースの略で、画面のデザインや操作のしやすさを指します。
扱いやすいUIであれば、社員が積極的に社内SNSを使用し普及のスピードが上がります。チャットの送付や資料の共有も簡単に行えるでしょう。
一方、デザインが煩雑で使いにくいUIの場合、どのようにツールを使えばよいか直感的に分かりにくいのが欠点。ツールを使うことで、かえって業務効率が落ちてしまうかもしれません。
導入後のサポートが充実しているか
導入後にしっかりサポートしてくれるかどうかも重要です。大勢の社員が、一度に社内SNSを上手く使いこなすのは至難の業。定着には充実したサポートが必要です。
導入後のサポートが十分でないと、業務効率が落ちる、ツールの使用が定着しないなどの問題が起こってしまいます。そのため、導入前後のサポートが充実したツールを選びましょう。
社内SNSは盛り上がらない?失敗する企業の特徴
社内SNSを導入しても、盛り上がらず失敗に終わってしまう企業の特徴を3つ紹介します。
必要性を社内で共有できていない
ツールの必要性を社内で共有できていないと、失敗に終わってしまいます。
例えば、「雑談を増やす」「グループでのコミュニケーションを円滑にする」などの目的を共有しないと、何のためのツールなのか社員は理解できません。
グループでのコミュニケーションを増やすことが目的の場合、使い初めに共有し、積極的なグループでの活動を促すことが重要です。
監視されているという意識がある
「監視されている」という意識が芽生えてしまうと、ツールの使用に消極的になる社員が増えてしまうかもしれません。
例えば、常にビデオ通話を繋いでおく、チャットで報告するなどの措置を取ってしまうと、監視されているという意識が芽生え、積極的にツールを活用しなくなるでしょう。
プライベートばかり・日報ばかりになっている
プライベートや日報の共有ばかりで、ビジネス的に活用しない場合は失敗に終わってしまうでしょう。
社内SNSは、基本的に仕事に良い効果をもたらすために使います。プライベートのことばかり書きこんでいては、意味がありません。
プライベートのことを書いても悪くないのですが、資料の共有やグループ会議など、仕事面でもしっかり活用しましょう。
社内SNS運用のポイント
社内SNS運用の際のポイントを4つ紹介します。
導入の目的を明確にし、社内へ浸透させる
ツール導入の目的を明確にすることが成功の鍵です。
例えば、「資料を一か所にまとめたいから、マニュアルや書類は全部共有しよう」「グループでのコミュニケーションを増やしたいから積極的にビデオ会議を行おう」など、目的を明確にしてください。
目的を明確化することで、その指針にそってメンバーも積極的にツールを使うでしょう。
他のチャットツールなどとの違いを明確にする
他のチャットツールとの違いを明確にすることが重要です。クライアントとのやり取りやメンバー同士の簡単なやり取りをするためのチャットツールとは違うものだと認識しましょう。
社内SNSツールには、コミュニケーション・情報共有・進捗管理など社内で業務を円滑に進めるためのさまざまな機能があります。他のチャットツールとは異なる機能を持っていると考え、使い分けましょう。
利用のルールを整備する
いきなり使い始めるのではなく、利用のためのルールを明確にしましょう。例えば、「24時間以内に返信する」「宛先を明確にする」「夜10時以降は返信しない」などです。
明確なルールを設ければ足並みが揃い、使いやすくなるでしょう。
気軽に使える雰囲気を作る
気軽に使用できる雰囲気を作りましょう。確かに社内SNSは仕事のために使うものですが、重く認識しすぎると使用に慎重になってしまいます。
雑談やちょっとした報告でも利用できる旨を伝えれば、気軽に使える雰囲気になるでしょう。
まとめ
今回は、おすすめの社内SNS6つと導入の際のポイント、失敗の原因などを解説しました。
社内SNSにはさまざまなものがあるので、自社の目的にそったツールを選んでください。また、利用ルールを整備する、導入の目的を明確にするなどのポイントを押さえれば、スムーズにツールを扱えるでしょう。
本記事を参考に、社内SNSを上手く活用していただければ幸いです。