「バーチャルオフィス」とは、実際には存在しない「仮想のオフィス」のことを指します。物理的な会社がなくとも、住所や電話番号などの情報があれば安価で開設できるのが魅力です。
また、昨今ではリモートワークが普及し、在宅で仕事をする人が増えています。そのためバーチャルオフィスの需要が高まり、導入を検討する企業が増加しているのです。
そこで今回は、東京でおすすめのバーチャルオフィス8選を「格安」「住所のみ可」「会議室付き」「大手」に分けてそれぞれ紹介します。
目次
東京でおすすめのバーチャルオフィス:①格安
まず、格安で開設できる東京のバーチャルオフィスを2つ紹介します。
ワンストップビジネスセンター新宿
画像:ワンストップビジネスセンター新宿
「ワンストップビジネスセンター新宿」は、東京新宿に位置する格安のバーチャルオフィスです。住所貸し・郵便転送を基本とする「エコノミープラン」は月額4,500円とかなり安価です。
さらに、新宿三丁目駅から徒歩0分・レンタル会議室が完備など、格安の割に非常にメリットが豊富です。プランによっては、電話秘書代行・FAX転送なども利用できるので、ニーズに合わせてプランを選択してください。
スタートアップ青山
画像:スタートアップ青山
「スタートアップ青山」は、東京港区南青山に位置するバーチャルオフィス。月額の利用料は業界最安級の500円です。
低コストにもかかわらず、サポートが充実しているのも魅力。住所貸出、法人登記、電話転送、秘書代行、貸し会議室など、様々なサービスを利用できます。
オンライン上で全ての手続きが完了できるうえに返金保証付きです。スピード感を持ってビジネスをスタートできるでしょう。
東京でおすすめのバーチャルオフィス:②住所のみ可
住所登録のみが可能なバーチャルオフィスを2つ紹介します。
レゾナンス
画像:レゾナンス
「レゾナンス」は、都内一等地である「港区」「銀座」「渋谷」「新宿」に位置するバーチャルオフィスです。
基本プランは1,650円で、法人登記、住所登録、郵便転送などのサービスが付いています。また、登録した住所は名刺に記載できるので、低リスクで起業するのに最適です。
登録可能住所はどれも一等地で都内に4箇所もあるので、お好きな場所を選択してください。
アントレサロン
画像:アントレサロン
「アントレサロン」は、月額3,800円で利用できるバーチャルオフィスです。「銀座」「赤坂」「新宿」「渋谷」などから選んで、住所登録できます。
利用できる機能は「法人登記」「住所登録」「郵便物受け取り」「受付常駐」など。また、来客に備えて全拠点の会議室やセミナールームが利用可能です。
都内に多くの拠点があるので、より利便性の高い場所を選べるのが魅力ですね。
東京でおすすめのバーチャルオフィス:③会議室付き
オフィスを選ぶ際に大切な要素のひとつが「会議室」です。ここでは、会議室付きのおすすめのバーチャルオフィスを2つ紹介します。
Knowledge Society(ナレッジソサエティ)
画像:ナレッジソサエティ
「ナレッジソサエティ」は、東京都千代田区のバーチャルオフィスです。月額4,950円で「法人登記」「郵便物転送」「ミーティングシート」などのサービスを利用できます。
2名から49名用まで、大小様々な会議室が揃っているのが特徴です。また、大人数用のセミナールームや動画配信ができるスタジオなど、様々な種類の部屋も用意されています。
渋谷レンタルコレクション
画像:渋谷レンタルコレクション
「渋谷レンタルコレクション」は、渋谷に位置するバーチャルオフィスです。月額4,500円のライトプランで住所登記、郵便物転送、来社対応などのサービスが利用できます。
渋谷駅から徒歩2分と利便性が高く、常駐しているスタッフの対応も迅速です。申し込みから最短7営業日で利用開始できるので、すぐにオフィスが必要な場合は試してみてください。
東京でおすすめのバーチャルオフィス:④大手
東京の大手のバーチャルオフィスを2つ紹介します。
Regus(リージャス)
画像:リージャス
「リージャス」は、日本だけでなく世界中で使われているバーチャルオフィスです。海外にビジネスの拠点を置きたい場合も利用できます。
リージャスは大手ということもあり、各地のシンボルタワー・一等地の住所が利用可能です。一等地を住所に使えば、会社の信頼も確実に上がるでしょう。
もちろん、郵便物転送や電話転送サービスなどの各種事務代行も備わっています。気になった方はサイトを見てみてください。
SERVCORP(サーブコープ)
画像:サーブコープ
「サーブコープ」は、全世界150カ国に拠点を置くバーチャルオフィス。もちろん、一等地に住所登録が可能です。
月額は7,200円でなんと初月無料。また、無料期間終了後に解約するのも可能です。「郵便物の受取・転送」「秘書とITサポートチームによるサポート」「1日1時間までのコワーキングスペースの使用」など、多くのサービスを使えます。
丸の内や青山、新宿などの一等地に加え、充実したサービスを利用できるので、気になった方はぜひ公式サイトを見てみてください。
東京でおすすめのバーチャルオフィスの料金相場
ここからは、バーチャルオフィスのサービスごとの料金相場を解説します。比較検討の参考にどうぞ。
初期費用 | 数千円~数万円 |
月額料金 | 数百円~数万円 |
登記住所 | 無料~数千円 |
郵便物の受取・転送 | 無料~数千円 |
電話・FAXの転送 | 数千円~ |
電話対応代行 | 数千円~1万円 |
会議室利用 | 無料~数千円/h |
貴重品や書類の保管 | 数千円 |
*会議室以外は月額
東京のバーチャルオフィス選びのポイント
最後に、バーチャルオフィス選びのポイントを4つ紹介します。失敗を避けるために、以下の点は押さえておきましょう。
入会審査がきちんとされているか
1つめは、入会審査がきちんとされているか。
厳しいと不安になると思いますが、ここがザルだと反社的な団体が紛れ込んだり、マナーの悪い利用者によって心地よくオフィスを利用できなくなったりする恐れがあります。
こうした事態を防ぐために、契約前の面談を行う業者もあります。厳しい入会審査を実施している業者は、ミスマッチを防げるという点でも安心です。
スタッフの対応は丁寧か
2つめは、スタッフの対応は丁寧かどうか。
電話や来客に対応してもらう場合、これらの業務にあたるのはバーチャルオフィスのスタッフです。もし対応が雑だと、相手に悪印象を与えてしまいます。
事前のやり取りや内見を通じて、スタッフの質をしっかりチェックしましょう。
自社のイメージにあった立地か
3つめは、自社のイメージに合った立地かどうか。
ニューヨークのウォール街は「金融」、日本の永田町は「政治」のように、土地には特有のイメージやブランドがあります。
バーチャルオフィスでも、立地の印象は重要です。自社のイメージやブランドに合うところを選ぶと、顧客へ良い印象を与えやすくなります。
コストパフォーマンスが良いか
4つめは、サービスの内容や質が料金に見合っているかどうか。安さや近さだけで選ぶと、いざ利用を開始してから「思っていたのと違う……」と後悔することになりかねません。
コスパを判断するためには、必ず複数のバーチャルオフィスを比較しましょう。なぜなら1つだけだと、基準がよく分からないからです。料金の内訳に曖昧な項目が含まれていないか等も、細かくチェックしてください。
まとめ
今回は東京のバーチャルオフィスについて、おすすめ業者や料金相場、選定ポイントなどを紹介しました。
初期費用を大幅に抑えながら、実際にオフィスで働くのと同様に事業ができるバーチャルオフィス。ぜひ本記事を参考に、自社にあったところを見つけてください。
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