クラウドソーシングは、仕事を発注したい企業と仕事を受注したいワーカーを、案件ごとにオンラインで直接マッチングさせるサービスです。近年認知が急激に進み、スタートアップ企業から大企業まで、活用する企業は年々増加しています。
しかしながら、クラウドソーシングの種類はさまざまで、どこを使えばよいか分からない担当者の方も多いはず。
そこで本記事では、企業におすすめのクラウドソーシングや、活用を成功させるコツなどを紹介します。
目次
企業におすすめのクラウドソーシング5つを比較!
ではさっそく、おすすめのクラウドソーシングを5つ見ていきましょう。
クラウドワークス
画像:クラウドワークス
「クラウドワークス」は、日本最大規模のクラウドソーシングサービスです。大企業や政府機関をはじめ、78万社以上の利用実績があります。
企業にとっての大きな魅力は、480万人以上ものワーカーが登録していて、希望に合った人材を見つけやすいこと。ワーカーを指定しての案件依頼もできるので、良いなと思った人とは継続的なつながりを持てます。
クラウドワークスの依頼形式は「プロジェクト方式」「コンペ方式」「タスク方式」の3つ。発注する業務の内容によって使い分けましょう。
費用については、企業側に利用料や発注料は発生せず、ワーカーへ支払う契約金額のみが発生します。契約金額からシステム利用料を計算し、ワーカーから徴収する仕組みです。
サポートサービスも完備されており、予算に合った発注方法や募集文面の代行作成といった相談が無料でできるため、初めての利用でも安心です。
ランサーズ
画像:ランサーズ
クラウドワークスほどではありませんが、「ランサーズ」も国内有数の規模。民間企業はもちろん官公庁まで、利用実績は35万社以上です。
ワーカー数は115万人以上となっており、求める人材を探すには十分な数でしょう。
依頼形式は「プロジェクト方式」「コンペ方式」「タスク方式」の3種類である点、手数料が発注者に発生しない点、発注の相談ができるサポートサービスが用意されている点などは、クラウドワークスと同じです。
違うとすれば、豊富な案件の分野といえます。ランサーズには開発系の案件が、クラウドワークスにはライティング系の案件が多め。その分ワーカーの分布も変わってくるため、依頼内容によって使い分けるのも良いでしょう。
シュフティ
画像:シュフティ
その名の通り主婦向けと銘打たれていますが、「シュフティ」では男性も活躍しています。
ワーカー数は約40万人。日中や夜の空いた数時間に集中して作業するワーカーが多いのが特徴です。これもあって、事務作業やライティングといった案件が中心です。また、ワーカー負担の手数料が他社に比べて安いため、バリバリ稼ぎたい意欲のある人材が豊富です。
依頼形式は「プロジェクトタイプ」「タスクタイプ」の2種類。同じワーカーにまた仕事を頼みたい場合は、継続発注も可能です。
ココナラ
画像:ココナラ
「ココナラ」は、個人のスキルを売り買いできる、スキルマーケットとも呼ばれるサービスです。ほかのクラウドソーシングと違い、まずワーカーが自分のスキルを出品し、依頼したい側が購入する仕組みになっています。
登録者数は227万人以上。ライティングやWeb制作、マーケティングから、占いや悩み相談といった他社で見られないスキルも出品されていて、依頼できる仕事の幅広さは業界随一です。
ココナラにはランク認定制度があり、出品者を独自の基準で評価しています。実績や評価などを元に5段階のランクが付けられ、出品者のプロフィールに表示されます。企業からのレビューもあるので、ワーカーの比較検討がしやすいですね。
手数料は発注側に、一回の支払いごとの価格に対して5.5%がかかります。事前決済のため、分割払いや後払いはできません。
Conyac
画像:Conyac
「Conyac(コニャック)」は、世界中のワーカーにアプローチできるクラウドソーシングです。
プログラミングやデザイン、ライティング、翻訳など多種多様なスキルを持つワーカーが、13万人以上登録しています。利用に英語は必要なく、すべて日本語でOKです。
Conyacでの依頼は、一般的なクラウドソーシングと同様に案件を掲載したり、ワーカーを指名したりする方法のほか、翻訳に特化した案件掲載方法もあります。この点はConyacならではですね。
依頼側の費用は、契約料金の2~10%がシステム利用料として追加でかかります。
クラウドソーシングの依頼形式
すでに紹介しましたが、クラウドソーシングサイトの依頼形式は「プロジェクト方式」「コンペ方式」「タスク方式」の3つに大別されます。それぞれの詳細を解説しますね。
プロジェクト方式
プロジェクト方式は、発注者が依頼したい仕事内容を掲載し、ワーカーを募る方式です。発注者は応募者の中から仕事を任せる人を決定します。
どんなジャンルの仕事にも使えますが、専門スキルを要する仕事や作業期間が長い仕事におすすめです。
コンペ方式
コンペ方式は、依頼に基づいた成果物を募集し、集まった中からニーズに合致したものを選ぶ仕事方式です。募るのが人材ではなく成果物なので、納品までの時間がかかりません。
仕事の質が保証されているのが大きなメリットで、納得いく成果物がなければ契約を見送れます。
ロゴ作成やキャラクターデザインなど、デザイン系の案件はコンペ形式で出されることが多いです。
タスク方式
タスク方式は、プロジェクト=企画・事業よりも小規模な、タスク=作業を依頼できる形式。アンケートやレビュー、短い記事など、比較的かんたんな作業がメインです。
条件交渉がなく、ワーカーがすぐ作業を始められるため、双方の手間を最小限に抑えられるのがメリットです。
企業がクラウドソーシングを活用するメリット
次に、企業がクラウドソーシングを活用するメリットを解説していきます。
自社にない専門スキルを利用できる
1つめは、自社にない専門スキルを利用できること。クラウドソーシングを通じて、プロへ気軽にアプローチしていけるのは便利です。
しかも、必要なときにだけ依頼できるため、人を雇ったり長期のアウトソーシング会社と契約したりするよりコストを抑えられます。
外注先を探す手間を省ける
2つめは、外注先を探す手間を省けること。
外注業者は世の中に星の数ほどもあり、比較検討するだけでも大変ですよね。一方クラウドソーシングは、掲載した案件にワーカーが応募してくるシステムなので、選定にかかる手間を解消してくれます。
企業がクラウドソーシングを活用するデメリット・注意点
企業のクラウドソーシング活用には多くのメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。
ワーカーの質がピンキリ
クラウドソーシングには不特定多数のワーカーが登録しているため、スキルについても初心者レベルからプロレベルまでピンキリです。
クラウドソーシングはあくまでも発注者とワーカーを仲介するサービスであり、仕事の進捗や納期、クオリティを保証するものではありません。ですので、応募者の比較検討はくれぐれも慎重に行いましょう。
ワーカーの実績や評価はもちろん、あればSNSやブログもチェックしてください。また、レスポンスの速さも要確認です。
自社にノウハウが蓄積されない
外部人材に仕事を任せる以上、自社にノウハウが蓄積されなくなります。自社従業員の成長機会が失われることにもなるため、外注依存になりすぎるのは考えものです。
何を依頼して何を自社でやるのか、この線引きも慎重に検討しましょう。
企業がクラウドソーシング活用を成功させるコツ
ここからは、企業がクラウドソーシング活用を成功させるコツを紹介します。
何をどうやってもらうのかを明確にする
自社のニーズに合致した仕事をしてもらうには、何を・どう・いつまでにやってほしいのか、できる限り正確にワーカーへ伝えなければなりません。ここが曖昧だと、認識のズレが生じて「話が違う」といったトラブルになるおそれもあります。
依頼の前に、上記の点は具体的かつ明確にしておきましょう。
業務マニュアルを作成し、ワーカーと共有する
誰でも均質な作業ができるよう、業務マニュアルを共有するのも有効です。その場合、社員であれば分かるような基本的な注意事項も、しっかり伝える必要があります。
ワーカー個人のやり方もあると思うので、内容をガチガチに固めすぎないようにも気を配りましょう。
ワーカーとこまめに連絡をとりあう
ワーカーとはこまめに連絡をとりあい、進捗のほか、案件への認識にズレが生じていないかといった点もチェックしましょう。ワーカーの希望を聞いてみるのも良いですね。
ただし、あまりに頻繁だと監視している感が出てしまうので、ほどほどにしておくのも肝心です。
クラウドソーシングとあわせてフジ子さんも検討してみてください!
画像:フジ子さん
本ブログを運営する「フジ子さん」では、Web上のやり取りを通じて、クライアント様のバックオフィス業務を代行しています。一般事務・経理・秘書・総務・Web系など、さまざまな案件に対応可能です。
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「クラウドソーシングだと思ったような人材が集まらなかった」
「クラウドソーシング選びで迷った結果、最終的にオンラインアシスタントに行き着いた」
といったクライアント様も多くいらっしゃいます。
現在、2時間実働の無料トライアルを実施中ですので、ぜひ下記リンクからサービスの詳細をご確認ください。
まとめ
今回は、企業におすすめのクラウドソーシングサービスや活用を成功させるコツなどを紹介しました。
ほかにもサービスはありますが、規模やワーカーの数からして、今回の5つを押さえておけば十分です。あとは、案件やニーズに応じて使い分けましょう。本記事がお役に立てれば幸いです。