デザインの外注とは?料金相場・依頼するメリット・依頼時のポイントを紹介

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デザイン業務が増えてきて、プロに外注したいと感じたことはありませんか?

「どんなデザインなら外注できるの?」
「デザイナーに依頼すると費用はいくらかかる?」
「そもそも外注するべきかどうか分からない……」

このような疑問をお持ちの方に向けて、デザイン外注の概要や、依頼するべきかどうかの判断基準について解説します。

自社で対応すべきか外注すべきかを適切に見極めないと、社内人材の業務効率化が進まず、コストパフォーマンスも最適化されません。本記事を参考に、自社の状況にあわせて対策を検討しましょう。

デザインの外注とは?

デザインしている画像

デザインの外注とは、自社プロジェクトのデザイン業務を社内の人材ではなく、外部のデザイナーやデザイン会社に依頼することを指します。

外注できる主なデザインの種類

ロゴ、LP、Webサイト、バナー、チラシ、パンフレット、UI/UXデザイン、グラフィックデザイン、イラスト など

デザインの外注先には、デザイン会社や個人のフリーランス、クラウドソーシングなどがあります。それぞれ得意分野や対応可能な範囲が異なるため、外注する作業内容を具体化し、適切な依頼先を選ぶことが重要です。

また価格設定も依頼先によって異なります。例えば、チラシのデザイン1つとっても、数千円〜数万円と幅があります。

そこで、社内にデザインできる人材がいない場合や、「もっとクオリティの高いデザインを作りたい!」と感じたときには、予算に応じてデザインの外注を検討してみるのも1つの手です。

デザイン外注については、以下の記事もあわせてご一読ください。


【関連記事】

デザインをアウトソーシングする方法とは?メリット・デメリットも紹介!

デザインを外注するべき?判断基準3つ

ここでは、デザインを外注するべきか迷っている場合の判断基準を解説します。

1.社内に人材がいない

社内にデザインに長けた専門人材がいない場合は、デザインを外注するのがおすすめです。

デザインを外注することで、手間やコストを抑えて効率的に進められるからです。

デザインを行うには専門的な知識やスキル、ツールが必要で、一から学んで環境を整えるには時間がかかります。また、新たにデザイナーを採用するにも大抵は時間とコストがかかるものです。

一方、外注であれば依頼するだけで済み、料金もデザインの内容や期間に応じて設定できます。人材の育成や採用にかかる時間と労力を削れるだけでなく、すぐにデザイン作業を頼めるため、効率的な選択肢といえるでしょう。

制作をすぐに進めたい場合は、社内で人材を教育したり、新たに雇ったりする前にデザインの外注を視野に入れてみてください。

2.一時的にデザイン業務が増えている

一時的にデザイン業務が増えており「今だけ作業してほしい」という場合も、デザインを外注するのがおすすめです。

前述の通り、新しい人材の採用にはある程度時間が必要です。デザイン業務が一時的なものであれば、採用してもデザインの対応期限に間に合わない可能性があります。

また、普段デザイン業務を行っていない社員に頼むと、以下のようなデメリットが生じやすくなります。

  • 作業に時間がかかる
  • クオリティが期待に届かない
  • スキルを習得しても次に活かす機会がない

時期によってデザインの業務量に変動があり、安定しない場合には、柔軟に対応できる外注を検討するとよいでしょう。

3.コストを抑えたい

コストを抑えたい場合にも、外注は有効な選択肢です。社内でデザインに不慣れな人が対応すると、作業に時間がかかるうえ、時間に見合った品質が得られないこともあります。

またデザイナーを雇う場合、求人にかかる費用から月々の給与まで、継続的なコストを負担しなければなりません。

例えば、ロゴやポスター、チラシ、バナーなどの視覚的なデザインを行うグラフィックデザイナーの場合、業務量に関係なく以下の給与支払いが発生します。

グラフィックデザイナーの年収平均:459万円

※参考:求人ボックス

「繁忙期で手が回らないので、チラシを数枚だけ追加で制作したい」といった場合には、専任のデザイナーを雇うよりも、個別に外注した方がコストを抑えられます。

クラウドソーシングサイト「ココナラ」を例にとると、相場よりも低い料金から依頼が可能です。1枚あたり5,000円〜40,000円で対応してもらえる案件が多く見られます。

コストを抑えながら効果的にデザインを行いたい場合は、デザインの外注をご検討ください。

デザイン外注の料金相場

デザイン外注の費用相場は、デザインの種類や依頼先によってそれぞれ異なります。そこで、参考価格をご紹介します。

種類 参考価格
チラシ作成・フライヤーデザイン 50,000 〜 85,000円 / 片面1枚
ロゴ 25,000 〜 85,000円 / 1点
ランディングページ (LP) 制作 50,000 〜 150,000円 / 1ページ
ホームページ作成 50,000 〜 400,000円 / 1-10ページ
バナー作成 5,000 〜 40,000円 / 個
※参考:クラウドソーシングサイト「Lancers

価格は依頼先や作成数によって決まります。自社でデザイナーを雇う場合の費用と、個別にデザインを外注する際の価格を比較し、総額から判断するとよいでしょう。

デザインを外注するメリット3つ

アウトソーシングのメリット

前章ではデザインを外注する判断基準をみてきました。ここでは外注するメリットを解説します。

1.デザインのクオリティが安定する

デザインを外注するとプロのデザイナーに対応してもらうため、デザインのクオリティが安定しやすくなります。

デザイナーは知識とスキルを持ちあわせており、要望に沿ったデザインを仕上げてもらえるからです。

安定したクオリティでデザインを作成できることは、外注のメリットといえます。

2.社員の業務負担が軽減する

デザインを外注すれば、社員の業務負担の軽減も可能です。さらに、デザイン制作に必要なソフトウェアの用意も不要となり、ツールを準備する負担もなくなります。

例えばマーケティング業務を担当している場合、本来なら市場調査・分析や商品企画・宣伝などの業務に専念しなければなりません。宣伝活動に必要なチラシ作成のデザインまで担当すると範囲が広く、負担も増加します。

一方デザイン業務を外注し、自身はマーケティング業務に集中すれば負担が軽減され、業務効率化を目指せるでしょう。

3.コストが抑えられる

デザインを外注すると、コストも抑えられます。外注には料金が発生するため、費用が余計にかかると感じる方もいますが、実際にはコストを低く抑えられる場合が多いです。

理由としては業務量にかかわらず、デザイナー1人を雇うのに採用費用や教育費用、毎月の給与等が必要になるからです。

その点、外注ならプロジェクトごとに依頼できるので、毎月の業務量に変動があっても繁忙期のみ即戦力として活動してもらえます。

昨今は採用費用だけでも100万円前後(※)かかります。しかし外注の場合、10ページ程度のWebサイトを作るだけなら40万円あれば外注できます。

採用単価は年々上昇しているため、結果的には外注の方がコストは抑えられるはずです。
※参考:新卒採用の現状と傾向に関する調査

デザイン外注のおすすめ依頼先

デザインを外注する際は、各種デザイン会社や個人のデザイナー、クラウドソーシングサイトなどから選べます。Web制作会社だけでも国内に10,000社以上ありますので、どこを選べばよいか迷ってしまうのではないでしょうか。

そこで、おすすめの外注サービスをご紹介します。

Webデザインの外注サービス

まずは、Webデザインを外注できるおすすめのサービスをまとめてみました。

依頼先 概要
しろくまデザイン HPやLP、印刷物、ロゴなどのデザインが可能
ハピスキ マーケターとデザイナー双方の目線でWebデザイン制作できるのが強み
サヴァリ株式会社 ECサイトの制作や運用支援を主に展開
フジ子さん ・デザイン、Webサイトの修正・改善、ライティングにも対応
・バックオフィス業務全般も代行可能なオンラインアシスタントサービス

それぞれのサービスには、得意とするデザイン分野があります。気になるサービスを見つけたらコンタクトをとってみてください。

紙媒体デザインの外注サービス

次に、チラシやリーフレット、カタログといった紙媒体のデザインを外注できる、おすすめのサービスをご紹介します。

依頼先 概要
パンフレット専科 パンフレットやカタログ、チラシ、リーフレット、ロゴなどのデザインが可能
アソボアド ポスターやチケット、名刺、ショップカード等の各種紙媒体をデザイン・印刷まで可能
株式会社エア・デザイン 会社案内や新聞広告、雑誌、折込チラシ、ダイレクトメールなどのデザインが可能
株式会社ファインプロス カタログやパンフレット、ポスターなどのデザインが可能

依頼できるデザインの種類や価格、納期などはサービスによって異なるため、デザインの内容にあわせて選んでみてください。

フリーランスに依頼する

デザインの外注は企業だけでなく、個人のフリーランスに依頼することもできます。そこで、フリーランスに依頼できるクラウドソーシングサービスをご紹介します。

依頼先 概要
99designs 世界中のデザイナーに依頼できる、世界最大級のデザイン特化のクラウドソーシングサービス
ランサーズ(Lancers) 必要な時に必要な人材をすぐ活用できる、日本最大級のクラウドソーシングサイト
ココナラ ロゴ・チラシ・名刺・パンフレット・看板・図面などのデザインを、35,000人のデザイナーから選んで手軽に依頼できるサービス
クラウドワークス ロゴやイラストなど、用途やイメージにあった提案が集まるクラウドソーシングサービス

フリーランスはデザインや価格面の交渉で自由度が高く、依頼しやすい一方、人によって品質の差が出やすいのが懸念点です。クラウドソーシングの場合、複数人の提案を比較検討できるコンペ形式を活用するなど、よく吟味したうえで慎重に選びましょう。

デザイン依頼におすすめのサービスについては、以下の記事もご覧ください。


【関連記事】
【デザイン代行】デザインの依頼におすすめのサービスやサイト9選!媒体別に紹介

デザインを外注するときのポイント3つ

デザインを外注する際のポイントを解説します。以下の点に注意してデザインの依頼をすると、依頼後に困ることも少なくなるでしょう。

1. 依頼したい要点・素材を明確に伝える

デザインを外注する際は、依頼したい要点や素材を明確に伝えることが大切です。

内容が定まっておらず、素材もそろっていないと指示が曖昧になってしまい、作業するデザイナーも混乱してしまうからです。これではイメージ通りのデザインが完成しません。

その結果、修正回数や対応時間が増えて、修正分の追加料金が発生することもあります。

場合によっては修正回数に制限があり、再修正を受け付けてもらえないこともあるでしょう。

そのようなことにならないよう、素材や目的、完成イメージを定めて、明確な指示を出すことが大切です。

2.修正回数や著作権などの契約内容を確認する

デザインの修正回数や追加料金、著作権など、事前に契約内容を確認してから外注しましょう。

よく確認せずに依頼してしまうと、予期せぬ事態や出費が発生してしまう可能性があります。修正ごとに追加料金がかかる場合や、修正回数に制限がある例などが挙げられます。

また、著作権も明確にしておくことが大切です。例えば、デザイナーが自身のポートフォリオを作成するために、提出済みの制作物を使用することがあります。

著作権が自社にある場合、無断で使用されないように明確にしておきましょう。

3.情報漏洩対策をする

デザインを外注する際は、情報漏洩を防ぐための対策も重要です。依頼時に素材や情報などさまざまなものを共有しなければならないため、最初に「秘密保持契約」を締結しておきましょう。

契約書を交わさずに依頼してしまうと、問題が起きた時の責任追及や、問題解決に支障をきたすことがあります。

損害を避けるためにも、「信頼できるから」や「何度も依頼したことがあるから」という理由で契約を省略せずに、必ず契約を結んで情報漏洩防止の対策をしておくことが大切です。

デザインの外注もお任せ!オンラインアシスタント「フジ子さん」

オンラインアシスタント フジ子さん

オンラインアシスタント「フジ子さん」は、デザイン制作のご依頼にも対応しています。

専門のデザイナーも在籍しており、Webデザインも紙媒体デザインも対応可能です。デザイン業務の枠を超え、日頃の業務をサポートするアシスタントが連携して一元的にサポートします。

例えばWebサイトのデザインの場合、サイト運用の開始後もデータ入力などの事務作業を代行し、長期にわたるサポートが可能です。

料金は月額固定で、時間が余った場合は翌月へ時間を繰り越せるプランもあるため、業務量にあわせて柔軟に利用できます。

デザインの外注をご検討の方は、ぜひフジ子さんの無料トライアルをご検討ください。

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まとめ:デザイナーに外注してデザインのクオリティを安定させよう

デザインの外注について、料金相場や依頼のメリット、依頼時のポイントをご紹介しました。

「社内にデザインができる人材がいないけれど、コストを抑えて制作したい」という方は、デザインの外注をご検討ください。

想像通りのデザインができるか不安な方は、コンペ形式の採用や、無料トライアル・相談を活用するのがおすすめです。

なお、フジ子さんでは2時間の無料トライアルを実施しています。

実際に依頼する前に業務対応依頼のイメージをつかみたい場合は、ぜひ無料トライアルをご利用ください。

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