デザイナーがいなくても大丈夫！イラストを外注する方法とおすすめサービス5選

「イラストを制作する専門スキルがない…」

「自社商品をイラストで魅力的に見せたい！」

このような悩みを抱える方にとって、イラストの外注は選択の幅を広げ、伝わるデザインを実現するための有効な手段です。

本記事では、イラストを外注する際の流れや外注先を選ぶポイントを解説し、加えておすすめの外注サービス5選をご紹介します。

これからイラスト制作を外注したいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

自社にあった外注先を見つけ、効果的なイラスト制作を実現しましょう！

イラストを外注する際の流れと料金相場

イラストを外注する際には、事前に全体の流れや料金相場を把握しておくことが大切です。

依頼手順を理解し、相場感を押さえておくことで、予算内でクオリティの高いイラストを依頼できます。

ここでは、イラストを外注する際の基本的な流れと、料金の目安についてご紹介します。

イラストを外注する際の流れ

外注をスムーズに進めるには、依頼から納品までの流れを把握しておくことが大切です。基本的な流れは、以下の4ステップです。

1. イラストの依頼内容を整理する
2. 外注先を選んで見積もりを取る
3. 定期的なコミュニケーションと進捗管理を意識する
4. 成果物を確認する

　1.イラストの依頼内容を整理する

最初に取り組みたいのは、どのようなイラストが必要かを明確にすることです。

具体的には、以下の点を整理しておくと、外注先とのやり取りがしやすいです。

こうした情報が揃っていることで、外注先に伝える内容もクリアになり、やり取りがスムーズになります。

2.外注先を選んで見積もりを取る

依頼準備が整ったら、外注先の選定と具体的なやり取りに進みます。クラウドソーシングやスキルマーケットなどから、自社のニーズに合うクリエイターを探してみましょう。

外注先へ問い合わせをする際に大切なのが、「自社の要望」を明確に伝えることです。

以下のポイントを意識すると、やり取りがスムーズに進みます。

これらのポイントを押さえておけば、依頼内容が伝わりやすくなり、外注先との信頼関係も築きやすくなります。

3.定期的なコミュニケーションと進捗管理を意識する

外注先が決まった後も、外注先とのコミュニケーションや進捗管理に気を配ることが大切です。特にオンラインでの外注では、密なコミュニケーションが求められます。

以下のようなポイントを意識しましょう。

これらを実践することで、イラスト制作中の行き違いや修正の手戻りを防ぐことができ、納品までの流れがスムーズになります。ちょっとしたやり取りの工夫が、クオリティと満足度を大きく左右します。

4.成果物を確認する

外注先からイラストが納品されたら、すぐに確認することが大切です。納期内に受け取ったとしても、細かな部分に誤りや修正が必要な箇所がある可能性があります。

まずは事前に共有したイメージと照らしあわせ、色使いや構図をチェックしましょう。社内でダブルチェック体制を整え、レビューのフローを整えておくとスムーズです。

修正点がある場合は、なるべく早く具体的にフィードバックを伝えましょう。

以下の記事でも、イラスト制作を外注する際のポイントを詳しく解説しています。

イラスト制作の料金相場

イラストを外注する際は、依頼先や制作内容によって料金が大きく異なります。まず、イラストを個人に依頼する場合と、制作会社に依頼する場合では、料金に差があります。

個人に依頼する場合、イラスト（10cm×10cm・カラー）1枚あたりの料金は約3,000円〜10,000円程度が相場です。対して、制作会社に依頼する場合は、1枚当たり約5,000円〜20,000円程度となり、個人依頼よりも料金が高くなる傾向があります。これは、制作会社ならではの品質の高さ、サポート体制、納期保証などが含まれているためです。

さらに、依頼するイラストの種類や用途によっても、費用は大きく変わります。用途別の相場とイメージを、以下の表にまとめました。

このように、イラストの用途や複雑さ、背景の有無・カラー・モノクロの違いによって、価格は大きく変動します。外注時には、どの種類のイラストが必要かを事前に整理しておくとスムーズです。

また、コストを抑えるための工夫も大切です。事前に明確な依頼内容をまとめ、予算を設定しておくことで、無駄なコストを防げます。さらに、複数の外注先から見積もりを取って比較検討しておくと、適切な価格帯を把握しやすいでしょう。

制作過程で修正が必要な場合、追加料金が発生する場合もあります。このようなコストを抑えるためにも、事前の見積もりや詳細な条件を確認しておくことが大切です。

外注先を選ぶときのチェックポイント

イラスト制作を外注する際、ただ依頼先を決めるだけでは、理想の成果は得られません。依頼後のトラブルを防ぎ、スムーズな制作を進めるには、事前にチェックすべきポイントがあります。

ここでは、外注先を選ぶ際に、特に押さえておきたいポイントを5つご紹介します。

これらのポイントを詳しく見ていきましょう。

イラストの種類・使用目的にあっているかを確認する

イラストを外注する際には、イラストの種類や使用目的に合った外注先を選ぶことが重要です。「どの種類のイラスト」を「どの使用シーン」で使いたいのかを明確にすることで、伝えたいメッセージをより効果的に届けられます。

まず、イラストの種類とその特徴、そして主な使用シーンを理解しておきましょう。

このように、イラストの種類によって、適した使用シーンや求められるデザインは異なります。依頼前に自社の目的を整理し、それにあったスタイルや実績を持つ外注先を選びましょう。

実績・レビュー・サポート体制をチェックする

実績・レビュー・サポート体制をバランスよくチェックすることが、安心して依頼できる外注先選びのコツです。具体的には、以下の3つのポイントを意識しましょう。

これらのポイントを事前に確認しておくことで、トラブルを未然に防ぎ、スムーズなイラスト制作につなげられます。

特に、クオリティだけでなく、対応できるジャンルや得意なテイスト、サポート体制の有無も確認しておくことが大切です。

ポートフォリオや各クラウドソーシングサイト、外注先の公式ホームページなどを活用して、情報を収集しましょう。依頼前に詳細を確認しておくことで、イメージ違いなどのトラブルを防げます。

著作権や二次使用の取り扱いを確認する

イラストを外注する際には、著作権や二次使用の取り扱いを事前に確認することが重要です。これを怠ると、後々のトラブルになるリスクが高まります。

著作権（著作財産権）は、イラストを制作したイラストレーター本人に帰属する権利で、たとえ依頼者が事細かに注文をして制作してもらったイラストでも、基本的に著作権は得られません。

著作権がクライアント側に譲渡されるか、外注（イラストレーター）側に留まるかを明確にしておきましょう。契約時には、これらの権利がどのように取り扱われるかを明確にし、双方が納得した上で合意することが大切です。

 二次使用や商用利用の条件

イラストを外注する際、著作権は基本的にイラストレーター側に帰属します。つまり、著作権の譲渡は原則として行われないことが多く、依頼者が自由に再利用や商用展開を行うには、別途許諾や契約が必要となります。

特に注意すべきなのが、二次使用や商用利用のケースです。

イラストの二次使用や商用利用に関しては、具体的な条件を契約書に記載する必要があります。

具体的には、以下のような項目を契約時に確認しましょう。

こうした条件を明確にしておくことで、イラストの二次利用・商用展開がスムーズに進み、後々の費用トラブルや法的リスクを防げます。

納品物の内容や修正対応の条件を明確にする

イラストを外注する際には「どんな形式で」「どこまで対応してもらえるのか」を明確にしておくことが大切です。これにより、スムーズな制作進行と納品後のトラブルを未然に防ぐことにつながります。

以下のような点を事前に確認し、合意を取ることが大切です。

また、納期短縮や複雑な要望（キャラクター数が多い、背景が緻密など）により、当初の見積もり以外にも追加料金が発生するケースも少なくありません。

納品物の具体的な仕様や修正の対応範囲について、事前にしっかりとしたすり合わせが大切です。また、納品後は速やかにフィードバックを行い、必要な修正を的確に伝えることで、満足度の高い成果物を得られます。

支払い方法・料金発生のタイミングを確認する

イラストを外注する際には、支払い方法や料金発生のタイミングを事前に確認しておくことが大切です。支払い手段としては「銀行振込」「クレジットカード決済」「請求書払い」などがあり、外注先の対応範囲によって異なります。

また、一般的な支払方法には「前払い」「後払い」「分割払い」があります。

これらの支払い方法は、契約前に確認しておきましょう。

おすすめのイラスト外注サービス5選

イラストを外注するにあたって「どのサービスを使えばいいのか分からない」という方は少なくありません。サービスごとに特徴や価格、依頼方法が異なるため、自分にあったものを選ぶことが大切です。

イラスト外注の方法には、大きく分けて以下の2種類があります。

ここでは、クラウドソーシングやスキルマーケットといった、オンラインで気軽に依頼できる外注サービスを厳選してご紹介します。

クラウドソーシング系サービス

コストを抑えつつ、自分の希望にあったイラストレーターを探したいなら、クラウドソーシング系サービスがおすすめです。登録クリエイター数が多く、募集形式・指名形式などの柔軟な依頼方法が選べます。

ここでは、特に人気のあるクラウドソーシング系サービスを2つご紹介します。

各サービスの特徴を比較し、自分にあった外注先を見つけましょう。

クラウドワークス

出典：クラウドワークス
クラウドワークスは、多種多様なフリーランスのクリエイターと企業をつなげるサービスです。

プロジェクトの投稿から納品までをオンライン上で完結できるため、忙しい企業の担当者に最適なサービスです。

利用方法はシンプルで、まずはアカウントを作成し、依頼したいイラストの詳細を投稿するだけで、多数のイラストレーターから提案を受け取れます。

クラウドワークスの最大の魅力は、多くのイラストレーターの中から、予算や希望スタイルにあったクリエイターを選べる点です。レビューやポートフォリオを確認できるため、過去の実績を踏まえて信頼できるパートナーを見つけられます。

ランサーズ

出典：ランサーズ
ランサーズは、クラウドソーシングプラットフォームとして、数多くのフリーランスイラストレーターと企業をつなぐサービスを提供しています。

利用者は簡単な登録を済ませるだけで、プロジェクトの投稿やクリエイターの検索・選定をスムーズに行えます。

イラスト外注においてランサーズが優れているのは、豊富なカテゴリと充実した評価システムを備えている点です。依頼者は目的にあったイラストレーターを簡単に見つけることができ、挿絵からキービジュアルまで、幅広いニーズに対応可能です。

また、各クリエイターの過去の実績やクライアントからの評価を参照することで、信頼できるパートナーを選びやすくなっています。

さらに、ランサーズはクライアントとクリエイター間のやり取りを円滑にする専用ツールや、万が一のトラブルにも対応できるサポート体制などが整っています。企業担当者が安心して利用できる環境です。

スキルマーケット系サービス

スキルマーケットとは、イラスト制作やライティング、動画編集など、個人が自分の得意分野やスキルを「商品」として出品し、必要な人が購入できるオンラインサービスです。

価格や納期、作風が明確に表示されているため、比較的検討がしやすく、初めての方でも安心して利用できます。

ここでは、おすすめのスキルマーケット系サービスを3つご紹介します。

ココナラ

出典：ココナラ

ココナラは、個人のイラストレーターに直接依頼できるマーケット型のサービスです。利用者はWebサイト上で必要なイラストのカテゴリーを選び、スタイルや予算にあったクリエイターを検索・選定できます。依頼時には、具体的な要望や参考資料を共有することで、円滑なコミュニケーションが可能です。

このサービスの魅力は、登録しているイラストレーターの数と多様性にあります。幅広いスタイルや価格帯から選べるため、自社のニーズや予算にあわせたパートナーを見つけやすいです。また、プラットフォーム上で直接やり取りできるため細かな修正やイメージのすりあわせもスムーズです。

SKIMA

出典：SKIMA

SKIMAは、多様なスキルを持つクリエイターと依頼者をつなぐマーケット型サービスで、特にイラスト外注との相性がよいプラットフォームです。利用者は簡単な登録と検索機能を使って、希望のスタイルや予算にあったイラストレーターを見つけ、直接やり取りしながら依頼を進められます。

SKIMAの大きな魅力は、漫画風・リアルタッチ・アニメ調など、多彩なスタイルのクリエイターが揃っている点です。これにより、自社の目的やターゲットにあわせて最適なパートナーを選びやすくなっています。依頼から取引完了まで、イラスト制作の進行にあわせてSKIMAから通知があるため、初めての依頼でも安心です。

Skillots

出典：Skillots

Skillotsは、ホームページやチラシ、ロゴといった、幅広い案件を依頼できるサービスです。プロのイラストレーターも登録しており、クオリティの高いイラストを依頼したい場合におすすめです。Skillots事務局が間に入ってくれるため、著作権の譲渡や利用許諾といった取り決めも相談できます。

また、毎月Skillotsに登録している人材のアクティブ確認を行っているため「依頼したいけど受注停止していた」といった時間の無駄もありません。

イラスト制作のプロを見つけられる、おすすめのサービスです。

イラスト制作を円滑に進めるためのポイント

イラストを外注する際、「依頼したものと仕上がりのイメージが違った」「スケジュールがタイトでやり取りが不十分だった」といったトラブルを避けるためには、依頼前の準備とコミュニケーションが重要です。

特に、以下の3つのポイントを押さえておくことで、イラストの外注を円滑に進めやすくなります。

どれも基本的なことではありますが、具体的にどう伝えるかによって、成果物のクオリティや満足度が大きく変わります。

ここでは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

使用目的を伝える

イラストを外注する際にまず大切なのは「このイラストを何に使うのか」という使用目的を明確に伝えることです。ここが曖昧だと、仕上がったイラストがイメージとずれてしまう原因になります。

まずは以下のように、自社が求めているイラストの役割や、必要な要素を整理しましょう。

こうした使用シーンに応じて、イラストのスタイルや色使い、サイズ感などの要件も異なります。用途をはっきりさせておくことで、依頼内容に一貫性が生まれ、イラストレーターにとっても的確な提案がしやすくなります。

イラストの完成イメージを伝える

整理したニーズやイメージを効果的に伝えるためには、以下のような方法があります。

ブリーフィングシートとは、依頼内容を整理してイラストレーターに伝えるための資料のことです。依頼者の「こうしてほしい」という希望を的確に伝えることで、イメージのズレを防ぎ、やり取りをスムーズに進める役割を果たします。

こうした工夫を取り入れることで、納品後の修正も最小限に抑えられます。

ブリーフィングシートは、一般的に以下のような情報を記載します。

こうした情報をあらかじめまとめておけば、イラストレーター側も要望を理解しやすく、満足度の高い仕上がりが期待できます。

余裕のあるスケジュールを組む

イラスト制作を円滑に進めるには、余裕を持ったスケジュール設定が重要です。タイトな納期を設定してしまうと、修正の時間が取れなかったり、完成度が下がったりする恐れがあります。結果として「イメージと違った」という事態にもつながりかねません。

そのため、依頼側としては、プロジェクト全体の流れを見据えて、各工程に必要な時間を見積もり、余裕のある納期を設定することが大切です。

制作中は、当初の想定よりも時間がかかる場面が出てくることもあります。定期的に進捗を確認し、相談しやすい関係性を築いておくことで、無理のないスケジュール調整が可能になります。

イラストレーターとの連絡頻度や報告のタイミングなど、事前にすりあわせておくとよいでしょう。

余裕のあるスケジュールは、イラストの質を高めるだけでなく、コミュニケーションのすれ違いやストレスを防ぎます。結果的に、イラストレーターとの信頼関係を築きやすくなり、より満足度の高い制作につながります。

イラストの外注ならオンラインアシスタント「フジ子さん」もおすすめ！

もしイラスト以外にも依頼したい業務があるなら、オンラインアシスタント「フジ子さん」がおすすめです。

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まとめ

本記事では、イラストを外注で制作する方法を解説しました。社内に専門デザイナーがいない場合でも、外注を上手に活用することで、質の高いイラストをスムーズに手配することができます。

外注時の基本的な注意点や、依頼を成功させるためのポイントを押さえることで、イラスト制作の負担や悩みを解決できます。

イラスト外注を取り入れることで、社内リソースの負担を軽減しながら、ブランド力や訴求力の高いコンテンツを実現しましょう。