使えない派遣の人材は切るべき?特徴ごとの対応方法を解説

必要な人材をすぐ確保できる派遣は、欠員補充や繁忙期の際に重宝しますよね。専門性の高い人材の活用にも有効です。

とはいえ、自社の求める理想的なマッチングが必ずしもできるわけではなく。実際、この点は企業にとってよくある悩みです。

では、もし「どうにも使えない……」と感じる派遣スタッフが来たら、どうすれば良いのでしょうか。本記事では対処法を解説していきます。

「使えない……」交代になりやすい派遣社員の特徴

対処方法を考える前に、「なぜ ”使えない” と感じるのか」という原因の部分を見ていきましょう。

能力が自社の求める水準に達していない

「能力が自社の求める水準に達していない」というのは、原因でよく見られます。

派遣の性質上、スタッフには即戦力であることが求められますが、いざ業務遂行となると満足いくクオリティを出してくれないものです。

この点については、派遣スタッフ自身ではなく、自社と派遣会社とのすり合わせが上手くいかなかったから、という可能性もあります。

能力に関して改善が見られない

派遣スタッフの能力が不足していたら、教育をほどこしてスキルアップを図るケースもあるでしょう。

ただ、それでも改善が見られない人もいます。自社の教育内容が悪いのか、それともスタッフ自身に問題があるのか、慎重に判断しなければなりません。

注意やアドバイスに対して不機嫌になる

こちらから注意やアドバイスをすると、途端に不機嫌になる派遣スタッフもいますよね。前述のケースとも関連しますが、このような人には能力の改善を期待しにくく、どうしても「使えない」という印象を持たざるを得ません。

職場の規則に従ってくれない

「出退勤や備品使用といった自社の規則に従ってくれない」ということもありがちです。

仕事ができる・できない以前の問題ともいえますが、社内風紀や他の従業員のモチベーションにもかかわるため、交代を検討してみてください。

使えない派遣社員は切るべき?

使えない派遣社員は切るべきか?

少々仕事ができない程度で改善の兆しが見られるならともかく、そうでないなら交代も選択肢に入れるべきでしょう。

そもそも、派遣先と派遣元の間で締結した派遣契約の中には「業務遂行ができる人材を派遣先が提供する義務」が盛り込まれているはずです。これを満たさない場合、派遣先は契約内容を履行できない=契約違反となり、派遣先企業は人員の交代を請求できます。

しかし、契約書に記されている業務や必要な能力が具体性に欠けていると、債務履行のほどを判断しにくくなるため、交代が難しくなる恐れはあります。

また、以下のような理由でも再派遣は難しいといえます。

・派遣先の求める成果があまりにも高い
・派遣されて日を置かず、すぐに交代要請を出す

いずれにせよ、交代に際しては正当な理由があるかどうかが焦点です。契約内容を履行できず、業務に支障が出ているのであれば、派遣元に相談してみましょう。

派遣社員が使えないときの対処方法

ここからは、派遣社員が使えないと感じたときの対処方法を解説していきます。

派遣社員への教育内容を再考する

1つめは、派遣社員への教育内容を再考すること。

即戦力が前提になる派遣ですが、最初から仕事をテキパキこなせる人はいません。多少なりとも教育は必要です。

もしかすると、この教育の内容がイマイチなために、派遣社員の能力が向上していないかもしれないのです。定期的に派遣社員の成果を確認し、不足している部分についてあらためて指導するよう検討してみてください。

職場環境をチェックしてみる

2つめは、職場環境をチェックしてみること。

・従業員へのパワハラがないか
・派遣社員を下に見る風潮がないか
・相談しにくい雰囲気になっていないか

などなど、派遣社員も自社従業員も、みんなが働きやすい環境になっているかを見て回りましょう。ここに問題があると、どれだけ優秀な派遣社員に交代してもらったとしても、根本的な解決にはなりません。

交代を要請する

3つめは交代の要請です。正当な理由があるのなら、遠慮せず派遣元へ相談しましょう。

その際には、以下のポイントに気をつけてみてください。

求める人材を具体的に提示する

まず、求める人材を具体的に提示しましょう。

単純化した例ですが、「Excelを操作できる人」よりも「Excelによる表とグラフ作成、関数入力のできる人」とした方が、より明瞭なイメージが持てますよね。TOEICや日商簿記のような資格を盛り込むのもおすすめです。

ここを具体的にしておくと、契約が履行されているかを客観的に判断でき、派遣元とのトラブルを回避しやすくなります。

予算を再考する

求める人材レベルに対して予算は適切かも再考してみましょう。

限界はあるにせよ、予算が低すぎると相応の人材しか派遣してくれません。デキる派遣社員は、やはり高報酬の派遣先を選びやすいものです。

交代要請や教育のコストを鑑みると、思い切って予算を引き上げた方が結果的に生産性アップへつながるケースはままあります。

派遣元を変える

対策を講じても満足いく派遣社員が送られてこないのであれば、派遣先を変えるのも手です。

派遣会社を選ぶときには、以下の点をチェックしてみてください。多く当てはまる会社ほど、信頼性が高まります。

・事前のヒアリングは詳細にしてくれるか
・対応がスピーディか
・アフターフォローの体制は整っているか
・他企業や外部機関からの評判は良いか
・具体的な実績があるか

最も大事なのは「しっかり自社と向き合ってくれるか」です。大手なら安心というわけではありません。最低でも上記のポイントは見ておきましょう。

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まとめ

今回は、派遣社員が使えないと感じたときの対処方法を解説しました。

根本的な原因を探り、それに応じた解決策を取ることが重要です。派遣社員に問題があるとは限らないため、自社の状況もあらためてチェックしてみましょう。

本記事が参考になれば幸いです。