Salesforce(セールスフォース)とは、営業支援(SFA)や顧客管理(CRM)などの機能をもつクラウド型ビジネスアプリケーションです。顧客のニーズ理解やカスタマー対応の効率化など、企業のさまざまな課題に対応できるメリットがあります。
このSalesforceを導入してみたいとは思いつつも「自社に最適なライセンスがわからない」「機能が複雑で使いこなせるか不安」といった方もいるでしょう。
そこで活用したいのが、Salesforce導入支援サービスです。導入から操作のトレーニング、そして社内定着化まで、幅広いサポートを受けられます。
本記事では、Salesforce導入支援サービスの概要や導入の流れ、費用相場のほか、おすすめの支援会社などを紹介します。
目次
Salesforce(セールスフォース)導入支援とは?
Salasforce導入支援とは、自社の規模や業務内容に応じたシステム構築など、Salesforce導入にまつわるあらゆるサポートをしてくれるサービスです。
顧客管理や案件管理、レポート管理といった営業支援システムが搭載されているSalesforce。モバイル環境でも利用できることから、マーケティング→営業の流れをスムーズかつ的確に遂行する上で有用なアプリだといえます。
しかし、機能が多岐にわたる上、必要な機能を組み合わせて使うという仕組みゆえ、何をどう導入すべきか迷う企業も多いのです。こうした問題を解決してくれるのが導入支援サービス。機能選定、実装、導入後の社内研修、活用の社内定着化まで、幅広く支援してくれるのが魅力です。
Salesforce(セールスフォース)導入支援の費用相場
Salesforce導入支援にかかる、おおよその費用はこちら。
・初期導入費用:数十万~150万円程度
・ライセンス費用:数千~数万円
・月額費用:数万円~
各社の業務範囲やプランによって、料金に差があります。「費用は要問い合わせ」としている企業も多いです。
予算に限りがあるとは思いますが、まずはSalesforce導入の目的や必須要件を明確化し、それを軸に比較検討しましょう。
Salesforce(セールスフォース)導入支援の流れ
ここからは、Salesforce導入時の流れを解説します。いずれの企業においても、おおまかな流れは同じです。
①業務とその問題点の共有
はじめにヒアリングを通じて、クライアントの業務内容や問題点を明らかにします。それらを分析し、解決のプランを導き出すのです。
全体の方針に関わるポイントなので、自社の事情を可能な限り伝えましょう。
②要件定義
次に、①で固めたプランを、どのようにシステム化していくのかを決めます。自社で実現したいことを形にするために、実装すべき機能や必要な性能を明確にしていくのです。
要件定義は、Salesforce導入にあたってとくに重要な項目であり「こちらの要望と異なる」とならないために、企業と綿密に意思のすり合わせをしておきましょう。
③プロトタイプ作成とレビュー
ここでは、要件定義に沿ったシステムのプロトタイプを作成します。
基本的な設定→確認→評価を繰り返して調整したのち、実務オペレーションに基づきながらテスト。問題なく正式運用できるよう、この段階で細かく検証を重ねます。
④初期データ移行
テストが終わったら、今まで管理していた顧客データを既存のツールからSalesforceへ移行します。
その際、本当に必要なデータはどれかを選別するとともに、ストレージの使用量も検討しなければなりません。膨大なデータ量のまま移行すると、想定外の時間を要してスケジュールが遅延してしまう可能性があるからです。
データ移行が完了すると、いよいよ正式稼働となります。
⑤PDCAを継続
正式稼働後は、Salesforceを軸にPDCAを継続していきます。
当初の計画(Plan)に基づき施策を実行(Do)。そこから得た結果を評価(Check)し、見えた改善点は修正、伸ばすべきところは伸ばす(Action)……。
これを繰り返して、業務効率化と生産性向上につなげていくのです。
⑥運用のための社内研修も
運用に際しては社内研修が必要となります。
操作方法や設定方法などを社内で共有し、従業員一人ひとりにシステム活用を定着させましょう。
Salesforce(セールスフォース)導入支援会社を3社紹介
Salesforce導入支援会社はいくつかありますが、ここではおすすめの3社を紹介します。
株式会社テラスカイ
【サービスの特徴】
・ライセンスの選定から導入、システム連携、保守までワンストップで支援
・Salesforce導入で重要な定着化の確立支援に尽力
・複雑なアプリケーション開発、導入実績が豊富
「株式会社テラスカイ」は、国内トップクラスの実績を誇るSIerです。金融機関、製造業、サービス業など、あらゆる業種でSalesforce導入を支援しており、豊富な知見をもってクライアントに最適な方針を提案します。
【料金】
非掲載(要問い合わせ)
インフォテック・サービス株式会社
【サービスの特徴】
・システム開発、保守、運用までワンストップで支援
・導入後のトレーニングにも対応可能
・Salesforceを習熟したエンジニア(Salesforce公認)が多数在籍
「インフォテック・サービス株式会社」は、Salesforce導入支援をはじめとするクラウドサービスやシステム構築・運用サービスを提供する独立系SIerです。同社にはSalesforce公認のエンジニアが多数在籍しており、アプリを熟知した専門家による高品質なサポートが魅力といえます。
【料金】
・初期導入費用:数十万円~
・ライセンス費用・数千円~(1ユーザー1ヶ月)
※詳細は要問い合わせ
【インフォテック・サービス株式会社のサービス詳細はこちらから】
株式会社アグレックス
【サービスの特徴】
・Salesforceの「Best Implementation Partner」を3年連続受賞
・導入から運用までワンストップでサポート
・Salesforceとアグレックスのアウトソーシングが融合
「株式会社アグレックス」は、Salesforceの「Best Implementation Partner」を3年連続で受賞しており、業界でも随一の知見を有しています。また、Salesforce導入~運用をワンストップで手掛けるだけでなく、問い合わせ対応やDM配送といった事務業務を同社へアウトソーシングできるのも魅力です。
【料金】
非掲載(要問い合わせ)
まとめ
今回はSalesforce導入支援について、その概要や費用、導入の流れ、おすすめ業者などを紹介してきました。
自社に合ったSalesforceのシステムを導入できれば、業務効率化や生産性向上など、大きな恩恵を得られます。業者選びで重要なのは、導入時だけでなく、運用開始後の社内研修や保守もサポートしてくれるかどうか。この点を選定ポイントの一つにしてみてください。