採用代行(RPO)おすすめ10選!料金・依頼できる業務・選び方を比較

採用代行(RPO)おすすめ10選!料金・依頼できる業務・選び方を比較

採用活動では、求人票の作成や応募者対応、面接日程の調整、スカウト送信など、多くの業務が発生します。採用担当者の負担が大きくなり、本来注力したい採用戦略の立案や候補者とのコミュニケーションに十分な時間を割けない企業も少なくありません。

こうした採用業務の一部または全体を外部に任せられるのが、採用代行(RPO)です。ただし、サービスによって対応業務や得意分野、料金体系などが異なるため、自社の採用課題に合ったサービスを選ぶ必要があります。

本記事では、おすすめの採用代行サービス10社をタイプ別にご紹介します。採用代行で任せられる業務や料金相場、選び方、メリット・デメリット、向いている企業・向いていない企業についても解説します。

採用代行(RPO)とは?採用業務の一部または全体を外注できるサービス

採用代行(RPO)とは、企業が行う採用業務の一部または全体を外部の専門会社へ委託するサービスです。採用担当者の業務負担を減らしたい場合や、自社に不足している採用ノウハウを補いたい場合などに活用されています。

依頼できる範囲はサービスによって異なり、採用戦略の立案から求人作成、応募者対応まで幅広く任せられる場合もあれば、必要な業務だけを切り出して依頼することも可能です。一方で、採用に関するすべての判断を外部へ任せられるわけではありません。

ここでは、採用代行で依頼できる業務範囲と、自社で対応する必要がある業務について解説します。

採用戦略・求人作成から応募者対応まで幅広く依頼できる

採用代行では、採用活動に伴うさまざまな業務を依頼できます。

例えば、採用計画や採用戦略の立案、求人票の作成、求人媒体の運用、スカウト候補者の選定・送信などが代表的です。採用活動を開始した後も、応募者への連絡や面接日程の調整、採用管理システムの運用、採用状況の分析などを任せられる場合があります。

採用業務を幅広く委託すれば、採用担当者は候補者との面接や採用方針の検討など、自社で優先したい業務へ時間を使いやすくなります。

必要な採用業務だけを切り出して依頼することもできる

採用代行は、採用業務をすべて任せるだけでなく、一部の業務のみを依頼することも可能です。

例えば、「応募者対応に手が回らない」「スカウト送信だけ人手が足りない」といった場合には、負担が大きい業務を切り出して外注できます。採用状況や社内リソースに応じて委託範囲を調整できるため、自社に必要な支援だけを取り入れやすい点が特徴です。

自社で対応できる業務まで一律に外注するのではなく、人手やノウハウが不足している部分を見極めて依頼すると、採用代行を効率よく活用できます。

採用の最終判断など自社で対応すべき業務もある

採用代行を利用しても、採用に関する重要な判断まで外部へ任せきりにするのは適切ではありません。

候補者を採用するかどうかの最終判断は自社で行います。求める人物像や採用方針については、代行会社の支援を受ける場合でも、自社の意思や基準を反映しながら進めることが重要です。自社の事業方針や組織文化を踏まえた判断は、外部の担当者だけでは完結できないためです。

採用代行を活用する際は、外部へ任せる業務と自社で担う業務をあらかじめ整理しておくことが重要です。役割分担を明確にすることで、採用活動をスムーズに進めやすくなります。

採用代行で任せられる主な業務

採用代行では、採用計画の立案から求人媒体の運用、応募者対応、内定者フォローまで、採用活動に関わる幅広い業務を依頼できます。

ただし、対応範囲はサービスによって異なるため、自社が任せたい業務に対応しているか事前に確認することが重要です。ここでは、採用代行で任せられる主な業務をご紹介します。

採用計画・採用戦略の立案

採用代行では、採用目標や採用スケジュールの設定、求める人物像の整理など、採用活動の土台となる計画づくりを支援してもらえる場合があります。

自社の採用課題や必要な人材を整理したうえで、どの採用手法を活用するか、どの時期にどの程度の人数を採用するかといった戦略を組み立てます。

採用に関するノウハウが不足している企業では、外部の知見を取り入れることで、採用活動の進め方を整理しやすくなります。

求人票の作成・求人媒体の運用

求人票の作成や求人媒体への掲載、掲載内容の更新なども採用代行へ依頼できる業務です。

仕事内容や応募条件、求める人物像などを整理し、応募者に伝わりやすい求人情報の作成を支援してもらえます。また、求人媒体ごとの掲載管理や情報更新など、継続的に発生する運用業務を任せることも可能です。

複数の求人媒体を利用している場合は、管理にかかる手間を減らしやすくなります。

スカウト候補者の選定・送信

ダイレクトリクルーティングを行う企業では、スカウト候補者の選定やスカウトメールの作成・送信を採用代行へ任せることもできます。

あらかじめ設定した採用条件に沿って候補者を探し、スカウトを送信するため、採用担当者が一人ひとりのプロフィールを確認する負担を抑えられます。

スカウト業務には一定の工数がかかるため、候補者数が多い場合や継続的にアプローチしたい場合にも活用しやすい業務です。

応募者対応・面接日程の調整

応募者への連絡や面接日程の調整など、選考に伴う連絡業務も採用代行へ依頼できます。

応募受付後の案内や日程調整、面接担当者とのスケジュール確認などは、採用活動が活発になるほど対応件数が増えやすい業務です。

こうした定型的な対応を外注することで、採用担当者は面接や候補者の見極めなど、より重要度の高い業務に時間を使いやすくなります。

採用管理システムの運用

採用管理システムへの応募者情報の登録や更新、選考状況の管理なども、サービスによっては依頼できます。

応募経路や選考ステータス、面接結果などの情報を整理することで、候補者ごとの進捗を把握しやすくなります。

応募者数が多い場合や複数の求人媒体を利用している場合は、採用管理にかかる事務作業の負担軽減にもつながります。

採用状況の分析・レポーティング

応募数や選考通過率、採用数などの採用データを集計し、分析やレポート作成まで支援してもらえる場合があります。

採用活動の結果を数値で確認することで、応募が集まりにくい求人や、選考途中で離脱が多い工程などの課題を把握しやすくなります。

分析結果をもとに求人内容や採用手法を見直せば、継続的な採用活動の改善にも役立ちます。

内定者フォロー

内定通知後の連絡や必要書類の案内、入社までのスケジュール共有など、内定者へのフォローを任せられるサービスもあります。

内定から入社までに期間が空く場合は、定期的な連絡や情報提供が必要になることもあります。

こうした連絡業務を採用代行へ任せることで、採用担当者の負担を抑えながら、内定者との継続的なコミュニケーションを取りやすくなります。

【タイプ別】採用代行のおすすめサービス10選

採用代行サービスは、対応できる業務範囲や得意とする採用領域、料金体系などが異なります。ここでは、採用課題や目的にあわせて比較しやすいよう、タイプ別におすすめの採用代行サービス10社をご紹介します。

サービス名向いている企業主な対応範囲料金
オンラインアシスタント® フジ子さん採用担当者の実務負担を減らしたい企業採用を含む人事・経理・秘書など月34,320円(税込)~
Remoba採用採用業務をまとめて任せたい企業採用戦略、媒体運用、スカウト、応募者対応など月350,000円~
まるごと人事スタートアップ・成長企業採用設計、実務、分析・改善などまるごと人事ライト:月330,000円(税込)
CASTER BIZ recruiting採用業務をまとめて任せたい企業戦略立案、母集団形成、応募者対応など月275,000円(税込)~
採用代行(RPO)サービス|トライアンフ大量採用・大規模採用を進めたい企業戦略、母集団形成、選考、内定者フォローなど要問い合わせ
パーソルキャリアRPOサービス中途採用を強化したい企業採用戦略、母集団形成、応募者管理、選考支援など要問い合わせ
人事ライト必要な採用業務だけ柔軟に任せたい企業採用設計、スカウト、媒体運用、面接など月220,000円(税込)~
採用アウトソーシング|キャリアマート新卒採用を強化したい企業新卒採用実務、学生対応、スカウトなど月200,000円~
PRO SCOUTスカウト採用を強化したい企業スカウト設計、候補者選定、配信、分析など月400,000円~
即戦力RPOエンジニア採用を強化したい企業採用戦略、媒体運用、スカウト、選考管理など要問い合わせ

【採用担当者の実務負担を減らしたい企業向け】オンラインアシスタント® 「フジ子さん」

出典:オンラインアシスタント® フジ子さん

※「オンラインアシスタント」はBPOテクノロジー株式会社の登録商標です。

オンラインアシスタント® フジ子さんは、採用をはじめ、人事・経理・秘書など幅広いバックオフィス業務をオンラインで依頼できるサービスです。月10時間から利用でき、業務量にあわせて10時間単位でプランを調整できる柔軟性が特長です。

応募者対応や採用事務などにも対応しています。特定業務に特化した専門代行サービスと異なり、採用だけでなく人事や経理、秘書などの周辺業務も同じサービス内で依頼できるため、複数の業務をまとめて外注したい企業にも適しています。業務量や依頼内容の変化にあわせて利用範囲を調整しやすい点もメリットです。

Pマーク・ISMSを取得しており、採用で扱う個人情報の管理体制を重視する企業にも利用しやすいサービスです。

プラン料金(税込)
PLAN10/月10時間34,320円
PLAN20/月20時間68,640円
PLAN30/月30時間101,970円
PLAN40/月40時間131,560円
PLAN50/月50時間150,700円

【採用業務をまとめて任せたい企業向け】Remoba採用

Remoba採用

出典:Remoba採用

Remoba採用は、採用戦略・計画からエージェント対応、求人媒体やダイレクトリクルーティングの運用、候補者対応まで幅広く任せられる採用代行サービスです。スタンダードプランでは基本的な採用業務をまとめて依頼でき、プレミアムプランではブランディングや広告にも対応しています。月10名以上の採用や、採用サイトのリニューアル、SNS更新、イベント・セミナー企画などを含む支援は、プロフェッショナルプランで個別に見積もられます。

プラン料金
スタンダードプラン350,000円/月
プレミアムプラン650,000円/月
プロフェッショナルプラン要見積もり

【スタートアップ・成長企業向け】まるごと人事

まるごと人事

出典:まるごと人事

まるごと人事は、成長企業向けに提供されている月額制の採用代行サービスです。採用要件やペルソナの設計から、スカウト・日程調整などの実務、数値分析や改善提案まで、採用活動を一連で支援しています。最短1カ月から契約できるため、採用状況の変化が大きい成長企業でも導入期間を調整しやすい点が特徴です。

プラン・項目料金
まるごと人事ライト330,000円(税込)/月
まるごと人事要見積もり
初期費用110,000円(税込)

【採用業務をまとめて任せたい企業向け】CASTER BIZ recruiting

CASTER BIZ recruiting

出典:CASTER BIZ recruiting

CASTER BIZ recruitingは、AIと採用のプロによる採用代行サービスです。戦略プランニングからダイレクトリクルーティング、求人媒体・エージェント対応、応募者対応まで、一連の採用業務を支援しています。採用規模や運用媒体数に応じた複数の料金プランがあり、必要に応じてカスタマイズも可能です。

プラン料金
MINIMUM/40時間275,000円(税込)/月
STANDARD/70時間440,000円(税込)/月
CUSTOM要見積もり
初期費用0円

【大量採用・大規模採用を進めたい企業向け】採用代行(RPO)サービス|トライアンフ

トライアンフ 採用アウトソーシング

出典:採用代行(RPO)サービス|トライアンフ

トライアンフの採用アウトソーシングは、採用戦略から母集団形成、選考、内定者フォロー、入社手続きまで幅広く支援するサービスです。企業ごとの採用課題にあわせて業務プロセスや役割分担を設計し、採用事務だけでなくダイレクトソーシングや面接官代行などにも対応しています。急成長や新規事業など、短期間で多くの人材を採用するケースでの活用も公式サイトで紹介されています。

項目料金
採用アウトソーシング(RPO)要問い合わせ

【中途採用を強化したい企業向け】パーソルキャリアRPOサービス

パーソナルキャリア RPO

出典:パーソルキャリアRPOサービス

パーソルキャリアRPOサービスは、転職サービス「doda」で培った知見を活用する総合型の採用代行サービスです。採用戦略の策定から求人広告・スカウト・エージェントなどを活用した母集団形成、応募者管理、面接周辺業務、内定者フォローまで幅広く支援しています。採用業務の代行だけでなく、PDCAを通じて企業内に採用ノウハウを蓄積することも重視しています。

項目料金
RPOサービス要問い合わせ

【必要な採用業務だけ柔軟に任せたい企業向け】人事ライト

人事ライト

出典:人事ライト

人事ライトは、採用戦略やスカウト運用、媒体運用、面接、採用バックオフィスなどから必要な業務を選べる月額制の採用代行サービスです。新卒・中途の双方に対応しており、支援する業務内容や稼働量は1カ月単位で変更できます。採用状況にあわせて依頼範囲を増減できるため、必要な採用実務だけ外部リソースで補いたい企業に適しています。

項目料金(税込)
月額料金220,000円~
初期費用55,000円

【新卒採用を強化したい企業向け】採用アウトソーシング|キャリアマート

キャリアマート

出典:採用アウトソーシング|キャリアマート

キャリアマートの採用アウトソーシングは、新卒・中途採用の実務を必要な範囲から依頼できるサービスです。新卒採用では、就職サイトの掲載管理やインターンシップ・説明会の管理、学生からの問い合わせ対応などを任せられます。スカウト配信や採用管理システムの設定など個別業務にも対応しており、自社の採用フローにあわせて支援内容を組み合わせられます。

サービス料金
新卒採用アウトソーシング200,000円~/月
スカウト配信代行100円~/通
ATS初期設定100,000円~/回

【スカウト採用を強化したい企業向け】PRO SCOUT

RPOスカウト

出典:PRO SCOUT

PRO SCOUTは、ダイレクトリクルーティングの実行支援に特化した採用代行サービスです。ターゲット設計やスカウト文面の作成から候補者選定・送信、ATS登録、面接日程の調整、数値分析・改善提案まで一連の業務に対応しています。30媒体以上に対応しており、スカウト運用の工数削減と継続的な改善をまとめて任せられる点が特徴です。

プラン料金
80時間プラン400,000円~/月
120時間プラン700,000円~/月

【エンジニア採用を強化したい企業向け】即戦力RPO

即戦力RPO

出典:即戦力RPO

即戦力RPOは、採用戦略の設計から求人・採用コンテンツ作成、スカウト、媒体運用、選考管理まで幅広く支援する採用代行サービスです。新卒・中途・CXOなどにも対応していますが、特にITエンジニア採用を強みとしており、専門性を持つ担当者が支援しています。固定プランではなく、利用する媒体や採用ポジションなどにあわせたオーダーメイド型で支援内容と料金を設定しています。

項目料金
オーダーメイドプラン要問い合わせ

自社にあう採用代行サービスを選ぶ5つのポイント

ポイント

採用代行サービスは、対応できる業務や得意とする採用領域、料金体系などが異なります。知名度や料金だけで決めるのではなく、自社の採用課題や任せたい業務と合っているかを確認することが重要です。

ここでは、自社にあう採用代行サービスを選ぶ際に確認したい5つのポイントを解説します。

任せたい採用業務に対応しているか

まずは、自社が外注したい採用業務に対応しているか確認しましょう。

採用代行の対応範囲はサービスによって異なり、採用戦略の立案から応募者対応まで一括で任せられる場合もあれば、スカウト送信や面接日程の調整など、一部の実務に特化している場合もあります。

自社で負担になっている業務や、ノウハウが不足している業務をあらかじめ整理しておくと、必要な支援を受けられるサービスを絞り込みやすくなります。

新卒・中途・エンジニアなど採用したい人材に強みがあるか

採用したい人材や採用手法に強みがあるかも重要な比較ポイントです。

新卒採用と中途採用では利用する媒体や候補者へのアプローチ方法が異なります。また、エンジニアなど専門職の採用では、職種への理解や適切なスカウト候補者の選定が求められます。

自社が採用したい人材と同じ領域で支援実績があるか、どの採用手法を得意としているかを確認すると、自社の採用活動にあうサービスを選びやすくなります。

料金だけでなく依頼できる業務範囲や対応体制も比較する

採用代行を比較する際は、料金だけで判断せず、料金に含まれる業務範囲や対応体制まで確認しましょう。

同じ月額制でも、依頼できる業務や稼働時間、担当者の人数、追加料金が発生する条件などはサービスによって異なります。料金が低くても、必要な業務が別料金であれば、結果として想定以上の費用がかかる可能性があります。

また、候補者の個人情報を扱うため、情報管理体制も確認したいポイントです。PマークやISMSの取得状況なども含め、料金と支援内容のバランスを比較するとよいでしょう。

自社と代行会社の役割分担を明確にできるか

採用代行を利用する前に、自社が担当する業務と代行会社へ任せる業務を明確にしておくことも重要です。

例えば、応募者対応や日程調整は外部へ任せ、面接や採用の最終判断は自社で行うなど、役割を具体的に整理します。担当範囲が曖昧なまま運用を始めると、対応漏れや認識のずれが生じる可能性があります。

契約前に業務範囲や連絡方法、判断が必要な場面での対応フローまで確認しておくと、導入後の運用をスムーズに進めやすくなります。

採用管理ツールの運用に対応しているか

採用管理ツールを利用している場合は、採用代行サービスと連携できるかも確認しておきたいポイントです。

採用管理システムへの応募者情報の登録や選考ステータスの更新、面接結果の反映などまで任せられるサービスであれば、社内での二重入力や情報共有の手間を減らせます。一方で、対応できるツールや操作範囲はサービスによって異なります。

すでに採用管理ツールを導入している企業は、自社で利用しているシステムに対応しているか、どこまで運用を任せられるかを事前に確認するとよいでしょう。

採用代行の料金体系と相場

採用代行の料金は、契約形態や依頼する業務内容によって異なります。本記事で取り上げる採用代行サービスの公式サイトに掲載されている料金をもとに、月額固定型と従量課金型・業務別料金型の相場を算出しました。

月額固定型の料金相場

月額固定型は、契約した業務内容や稼働時間に応じて、毎月一定の料金を支払う方式です。

月額固定型には月3万円台から利用できるプランがあり、採用業務を幅広く任せるサービスでは月20万~40万円程度が相場です。支援内容や稼働時間によっては、月60万~70万円程度のプランもあります。

毎月発生する採用業務を継続して任せたい企業や、一定期間にわたって採用体制を補強したい企業に適した料金体系です。

従量課金型・業務別料金型の料金相場

従量課金型・業務別料金型は、対応件数や依頼する業務ごとに料金が設定される方式です。

例えば、スカウト配信は1通100円程度から、採用管理システムの初期設定などは10万円程度から依頼できるケースがあります。必要な業務だけを切り出せるため、月額固定型ほど多くの業務を任せる必要がない企業にも利用しやすい方法です。

ただし、対応件数が増えるほど料金も高くなるため、依頼量が多い場合は月額固定型との総額を比較するとよいでしょう。

採用代行の料金は依頼する業務範囲や業務量によって変わる

採用代行の料金は、依頼する業務の種類だけでなく、採用人数や対応件数、稼働時間、採用難易度などによって変わります。

応募者対応や日程調整などの実務だけを任せる場合と、採用戦略の設計から母集団形成、スカウト、分析・改善まで一括で任せる場合では、必要な工数や専門性が異なるためです。

料金を比較する際は月額だけを見るのではなく、どの業務まで含まれているかを確認し、自社に必要な支援内容を基準に検討しましょう。


【関連記事】

採用アウトソーシングのコストは?採用代行(RPO)の料金相場・比較【2026年版】

採用代行を利用するメリット

メリット

採用代行を導入すると、採用体制や業務の進め方にさまざまな効果が期待できます。ただし、得られる効果は依頼する業務や活用方法によって異なるため、自社の課題と照らしあわせて確認することが大切です。

定型業務を外注することで採用担当者がコア業務に集中できる

応募者への連絡、面接日程の調整、求人媒体の更新、スカウト送信などは、1件あたりの作業量は小さくても、応募者数や採用職種が増えるほど担当者の時間を圧迫しやすい業務です。

こうした定型業務を採用代行へ任せれば、採用担当者は採用戦略の見直しや候補者との面接、現場との要件調整、入社後を見据えた人材配置など、社内で判断が必要な業務へ時間を充てやすくなります。

採用担当者の人数を増やさなくても業務を分担できるため、人手不足による対応の遅れを防ぎながら、採用活動の優先順位を整理しやすくなります。

採用の知見を持つ外部人材を活用することで自社にないノウハウを補える

採用活動では、求人媒体の選定や求人票の作成、スカウト対象の見極め、候補者への訴求方法など、さまざまな知識が求められます。採用経験が少ない企業では、どの方法が自社に適しているのかわからず、試行錯誤に時間がかかるケースもあります。

採用代行を活用すれば、複数企業の採用支援で培われた知見を取り入れながら、自社の課題に応じた採用活動を進められます。特に、これまで採用実績の少ない職種や、新たにスカウト採用を始める場合などは、社内だけでは不足しやすい知識を補いやすいです。

外部の知見を活用しつつ、自社側でも採用結果や改善内容を共有してもらうことで、今後の採用活動に生かせる情報を蓄積しやすくなります。

必要な期間や業務だけ依頼することで採用状況に応じてリソースを調整できる

採用業務の量は1年を通して一定とは限りません。新卒採用の開始時期や新規事業の立ち上げ、大量採用を進める時期など、一時的に業務量が大きく増えるケースがあります。

必要な業務や期間だけ依頼できるサービスを選べば、応募者対応だけを任せたり、採用が集中する数カ月間だけ利用したりするなど、必要な範囲に絞って外部リソースを確保可能です。採用の繁忙期にあわせて正社員を増員する必要がないため、業務量の増減にも対応しやすくなります。

採用状況に応じて依頼範囲を見直せるサービスを選べば、業務量が少ない時期には外注範囲を抑え、採用強化が必要な時期には支援を広げるといった運用もしやすくなります。

採用代行を利用するデメリット

demerit

採用代行は採用業務を効率化する手段として有効ですが、活用方法によっては注意したい点もあります。導入後のミスマッチを防ぐためにも、事前に想定される課題を把握しておくことが大切です。

採用業務を任せきりにすると自社にノウハウが蓄積しにくくなる

採用業務の大部分を外部へ任せると、求人媒体の運用方法やスカウトの改善方法、応募者対応の進め方などを自社で経験する機会が少なくなります。その結果、採用代行への依存度が高まり、将来的に内製化したいと考えた際にノウハウが不足する可能性があります。

特に、採用活動の結果や改善内容を代行会社だけが把握している状態には注意が必要です。定期的にレポートを共有してもらい、施策の内容や成果、改善点を社内でも確認できる体制を整えておくと、外部の知見を自社に残しやすくなります。

自社の採用方針を十分に共有できないと認識のずれが生じやすい

採用代行会社と自社との間で、求める人物像や採用基準、候補者への訴求内容などが十分に共有されていないと、採用活動の方向性にずれが生じることがあります。

例えば、スキルや経験の条件だけを伝えていても、自社の社風や配属先が求める人物像まで共有できていなければ、候補者選定の精度が下がる可能性があります。また、応募者への連絡内容や対応方法に差があると、企業イメージにも影響しかねません。

導入時に採用方針や選考基準をすり合わせるほか、運用開始後も定期的に情報共有を行い、認識を更新していくことが重要です。

委託する業務や対応量が増えるほど外注費が膨らみやすい

採用代行は、委託する業務範囲や対応件数が増えるほど料金も高くなる傾向があります。応募者対応だけを依頼する場合と、採用戦略の設計や求人媒体の運用、スカウト、分析まで一括して任せる場合では、必要な工数が大きく異なるためです。

また、従量課金型ではスカウト送信数や対応件数の増加に伴って料金が上がることがあります。月額固定型でも、契約時間を超えたり追加業務を依頼したりすると、別途費用が発生する場合があります。

必要以上に業務を外注すると費用対効果が下がる可能性があるため、自社で対応する業務と外部へ任せる業務を整理し、予算にあわせて委託範囲を決めることが大切です。

採用代行が向いている企業・向いていない企業

採用代行は、すべての企業に同じような効果が期待できるわけではありません。現在の採用体制や業務量、外部との連携体制によって、活用しやすさは異なります。

採用担当者が足りず応募者対応や採用実務に手が回っていない

採用担当者の人数が少なく、応募者への連絡や面接日程の調整、求人媒体の更新などに手が回っていない企業は、採用代行を活用しやすいでしょう。

採用実務は、応募数や募集職種が増えるほど作業量も増加します。対応が遅れると、候補者との連絡が滞ったり、現場との日程調整に時間がかかったりする原因にもなりかねません。

定型的な採用実務を外部へ任せれば、限られた社内人員でも採用活動を進めやすくなり、担当者は面接や採用方針の検討など、自社で対応すべき業務に時間を充てやすくなります。

自社だけでは採用ノウハウが足りず採用活動が思うように進まない

採用経験が少なく、求人媒体の選定やスカウト運用、応募者への訴求方法などに課題を感じている企業にも採用代行が向いています。

採用市場や採用手法は職種によって異なるため、十分な知見がない状態では、求人を掲載しても応募が集まらなかったり、スカウトの返信率が伸びなかったりすることがあります。

採用支援の知見を持つ外部人材を活用することで、自社だけでは気づきにくい課題を整理しながら、採用活動を進めやすくなります。

採用数の増加や採用強化に合わせて一時的に人手を増やしたい

新規事業の立ち上げや事業拡大、新卒採用などで、一時的に採用業務が増える企業にも適しています。

採用数が増える時期にあわせて社内の人員を増やすと、採用活動が落ち着いた後に人員が余る可能性があります。採用代行であれば、必要な期間や業務量に応じて外部リソースを活用できるサービスもあります。

繁忙期だけ応募者対応を任せるなど、採用状況にあわせて体制を補強したい場合に活用しやすい方法です。

採用業務を自社だけで効率よく進められる体制が整っている

十分な人数の採用担当者がおり、採用戦略の立案から応募者対応、採用後の振り返りまで自社で円滑に進められている場合は、外部へ委託する必要性が高くないこともあります。

すでに採用業務が効率化され、必要なノウハウも社内に蓄積されている状態であれば、採用代行を導入しても業務負担の軽減や採用成果の改善につながりにくい可能性があります。

現在の採用業務でどこに課題があるのかを確認し、外部へ任せる必要がある業務があるかを整理してから検討するとよいでしょう。

採用方針や求める人物像を外部へ共有することが難しい

採用代行では、自社と代行会社が採用方針や求める人物像を共有しながら業務を進めます。そのため、社内でも採用基準が定まっていない場合や、外部への情報共有が難しい場合は、十分に活用できない可能性があります。

例えば、部署ごとに求める人物像が異なっていたり、選考基準が担当者によって変わったりすると、代行会社側でも候補者の選定や応募者対応の方針を統一しにくくなります。

外部委託を検討する前に、自社の採用方針や採用基準を整理し、必要な情報を共有できる体制を整えておくことが重要です。

採用業務の発生が少なく外注による効率化を見込みにくい

採用活動の頻度が低く、年間の採用人数や応募者対応件数が少ない企業では、採用代行を利用しても業務効率化の効果を得にくい場合があります。

もともとの業務量が少なければ、自社で対応した方が手間や費用を抑えられることもあります。月額固定型のサービスでは、依頼する業務量が少ないと契約時間を十分に活用できない可能性もあります。

採用頻度や業務量を確認し、自社で対応する場合の負担と外注費を比較したうえで、利用するか判断するとよいでしょう。

まとめ|自社の採用課題と任せたい業務にあう採用代行サービスを選ぼう

採用代行は、採用戦略の立案から求人媒体の運用、スカウト、応募者対応、内定者フォローまで、幅広い業務を外部へ任せられるサービスです。一方で、対応範囲や得意分野、料金体系はサービスごとに異なるため、自社の採用課題と委託したい業務を整理したうえで比較することが重要です。

採用担当者の負担を減らしたいのか、専門的な採用ノウハウを補いたいのか、特定の採用業務だけを任せたいのかによって、適したサービスは異なります。料金だけで判断せず、対応業務や得意領域、サポート体制なども確認し、自社の採用体制にあうサービスを選びましょう。

採用業務の一部を外部へ任せたい場合は、オンラインアシスタント® フジ子さんも選択肢の1つです。必要な業務を整理したうえで、活用を検討してみてください。