従業員満足度とは?成功事例から見る要因分析まとめ

従業員満足度とは?

従業員満足度とは、文字通り企業で働いている従業員が、自社にどのくらい満足をしているかを表したものです。英語表記の「Employee Satisfaction」を略してESとも呼ばれています。
具体的には
・給与や福利厚生費などの待遇
・労働環境
・職場での人間関係
・取引先との人間関係
これらの項目にどのくらい満足しているか、になります。文句なしの大満足とまでいかなくとも、納得できる環境にあるかどうかは大変重要です。
この満足度が高いか低いかによって、会社の業績や社会からの評価、最終的には会社の行く末までもが変わってきます。従業員を大切にする会社が伸びることは自明の理だからです。
満足度が低いと、従業員は他所の会社に流れていってしまうでしょう。優秀な人材を自社に永く留めておくためにも、満足度を上げる取り組みは必要不可欠です。
人手不足が深刻な問題となっている昨今、従業員満足度を上げて自社を守ることは、重要な課題となっています。
本記事では、この従業員満足度の重要性と、その度合いを高めるための方法を、事例を合わせて紹介していきます。

従業員満足度が高い場合に得られる5つのメリット

従業員満足度が高いと、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは5つ、紹介します。

モチベーションが上がり、生産性が高まる

自立し、充実した生活をするために仕事をする以上、楽しいことばかりではありませんよね。業績を上げるために苦労するのも当然であるとも言えます。
しかしそれでも、楽しんで仕事をすることができればそれに越したことはありません。
どんな仕事でも真剣にやらなければならないとはいえ、嫌々やっている(やらされている)と仕事には身が入らないでしょうし、やらされているという意識がある仕事ではミスをしがちです。
ミスを引きずると次のミスを引き起こしてしまい、ますます嫌になっていきます。
しかし、従業員満足度が上がれば、モチベーションが上がります。モチベーションが上がれば張り切って仕事をするようになるので、その分仕事の質が上がり生産性が上がるのです。
仕事の質が上がることは顧客満足度も上がることにもなりますので、会社の業績に直結します。

従業員の定着率が上がる

従業員満足度が上がれば、従業員の定着率が上がります。
優秀な人材が定着してくれれば、会社にとって大きな財産となります。さらに、従業員の定着率が上がりそれが社会に広まれば、さらに優秀な人材の確保にもつながります。
就職活動をしているひとたちは、会社の実績や待遇だけではなく、定着率も見ているからです。
上記にもありますが、社会全体の人材不足が深刻な問題となっている昨今、優秀な人材の確保は急務と言えます。

顧客満足度も上がる

仕事に対するモチベーションが上がり、張り切って仕事をするようになると、自然に顧客に対しても丁寧な対応になります。
嫌々ながらやらされている感覚が無くなり、真摯に顧客に向き合うようになるのです。結果、顧客満足度も上がります。顧客からの満足度が上がればそれだけ仕事を多くもらえることになり、自社の売上にもつながっていくことでしょう。
仕事は自社だけでは成り立ちません。顧客からの信頼と満足があって初めて社会の役に立てる会社として成立するのです。
顧客からの信頼度や満足感は、自社がどれだけ社会の役に立っているかを測る指針になります。つまり、従業員満足度はそのまま顧客満足度につながるのです。

社会からの評価も上がる

従業員満足度が上がり、それが一般に広まれば、社会からの評価も上がります。この評価は、自社の商品のブランディングにつながっていきます。
ブランディングとは、自社の商品やサービスを顧客に認識してもらい、市場における立ち位置を明確化することです。社会からの評価が上がるということは、それだけ自社に興味を持ってもらえるということです。
興味を持ってもらえれば、上記のように優秀な人材の確保にもつながりますし、ブランディングにもつながっていきます。

結果的に売上が伸びる

上記のようなメリットとともに、さらに売上が伸びるというメリットがあります。どんな商品を売るにせよ、まずは興味を持ってもらわないと始まりませんよね。
売上が伸びると会社の空気が良くなり、会社で働いている従業員も楽しくなり、楽しく仕事ができるとまた売上が伸びるという好循環になります。
「こんなに従業員満足度が高い素敵な企業なら、売っている商品もきっと素敵だろう」
と思ってもらうことが売上につながる第一歩です。

従業員満足度を構成する5つの要素

従業員満足度を構成する要素には、どんなものがあるでしょうか。
こちらも5つ紹介いたします。

報酬と福利厚生

自分の仕事内容に見合う報酬をもらえるかどうかは、従業員満足度に大きな影響を及ぼします。毎月の給料だけではなく、従業員のことを考えた福利厚生もとても重要です。
こういった報酬が充実していると、従業員はその仕事を続けたいと思うようになります。どういった報酬を従業員が求めているかを理解し、納得できる報酬を支払うことが大切です。

労働環境

従業員の定着率を上げるには、報酬の制度作りだけではなく、働きやすい環境作りや人間関係の構築が必要です。人間関係は、最終的には個人で作るものですが、環境はある程度会社で快適なものが作れます。
たとえばパソコン一つとっても、型落ちのとても重くて扱いにくいパソコンを支給するのと、早くて快適なパソコンを支給するのとでは仕事に向かう心持ちが変わってきます。
パソコンが重くて動かないと、動かすこと自体が面倒くさく感じ、やる気も起きなくなるからです。それと同じく、古くてがたがたになっている机や椅子に座って仕事をしたいひとはいませんよね。
快適な環境作りは従業員の満足度を上げるための大切な条件です。

働き甲斐や達成感

従業員が、自分の担当する業務に納得しているかどうかは非常に大切な要素の一つです。
嫌々やっている仕事で結果が出ることはとても少ないですし、そもそもその仕事に真摯に向かい合うこともできません。適当にやると必ずミスが出ます。
スキルアップなどの技能的報酬、働き甲斐や達成感などの精神的報酬が充実していれば、満足度は上がっていくはずです。
仕事内容に納得し、真摯に向き合い、楽しんで仕事をできれば、その仕事を与えてくれる会社に対しても満足度が上がるでしょう。

会社の理念への共感

会社が持つ理念に対して、従業員が理解し共感してくれるかどうかは、会社の成長にかかわる重要な課題です。
会社がどのような理念を持ち、信念を持ち、どこへ向かおうとしているのか、従業員に理解してもらいましょう。
自分が所属している会社が向かう方向を理解できないままで、業績を上げることは難しいです。
企業理念を理解して共感してもらえれば、従業員の意識を統一することができ、業績の向上にもつながります。

スキルアップ

自分の成長につながると思えば、従業員は多少きつくても仕事をがんばれます。ここを踏ん張れば次のステップにいけると思うことで、少々の残業も気にならなくなりますし、仕事の質も上がります。
成長できると思えば退職者も少なくなり、長く会社に貢献してくれるでしょう。「会社に貢献したい」ということは、それだけ会社に満足していることになります。

従業員満足度を計測する方法

従業員満足度の向上の大切さを説明したところで、次は従業員満足度を計測する方法を紹介していきます。

アンケート

従業員が会社に対してどう思っているのか、アンケートを取りましょう。一時的なものではなく、定期的・計画的に取ることが重要です。
従業員たちが本音ではどう思っているか知ることが、従業員満足度を上げるための第一歩になります。
また、アンケートは実施するだけでは意味がありません。収集した情報をもとに、よりよい会社にしていくため、改革に役立てていきましょう。
アンケートの実施後に、どのような形で従業員に応えていくかがその後の従業員満足度を大きく左右します。

コンディション管理ツールを利用する

コンディション管理システムとは、コンピュータ上で従業員のコンディション(状態・思考)を管理、解析するシステムです。
こちらを導入することにより、会社全体の状態を数値化し、蓄積して問題を洗い出すことができます。
コンディション管理システムはカオナビスマレビjinjerなどさまざまあります。

従業員満足度を高めるための施策事例

次に、従業員満足度を高めるための施策を紹介していきます。

アウトソーシングの活用

ルーティンワークや雑務など、ノンコア業務が多くてストレスがかかってしまっていると、従業員満足度が下がってしまいます。
そこで、ノンコア業務をアウトソーシングすることを一つの手段として考えてください。
そうすることで、自分の本来の業務であるコア業務に専念できるようになります。コア業務に専念できれば、業務の効率も上がるでしょう。
こういった業務改善をおこなうことで、従業員の仕事に対する姿勢が変わります。ノンコア業務に手を煩わされなくなるので、業務への集中力、充実感、満足感が上がるのです。
アウトソーシングとしておすすめなのが、フジ子さんです。業界では最安値で知られるオンラインアシスタント業者になります。


月額4.7万円から依頼することができ、困ったときに困った分だけ利用することが可能です。


依頼できる内容は経理、総務、労務、web管理など多岐に渡りますので、どんな業務であれまずは相談してみるのがいいでしょう。
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評価制度を明確にする

まじめに業務をがんばっているのに正当な評価がされないと、従業員満足度はどんどん下がっていきます。満足度が下がると、業務の質も低下します。
従業員のモチベーションを上げるために、評価制度を明確にしましょう。ここをがんばれば評価される、認められる、上にいけると思えば、従業員は業務をがんばれます。
あいまいな評価を不定期におこなうのではなく、明確な目標を決め、定期的かつ平等に評価するようにすれば、従業員は高いモチベーションを維持できます。

福利厚生を充実させる

毎月の給料だけでなく、福利厚生を充実させることも会社への満足感につながります。
福利厚生はどれだけ従業員のことを思いやっているかの指針になりますので、これがまったく無い会社では、がんばる気も起きなくなってしまいます。
たとえばフリマアプリで有名なメルカリ(https://careers.mercari.com/jp/benefits)の一部例を紹介すると、
・Sick Leave(シックリーブ)
・最適なデバイスの貸与
・産休・育休・介護休業の支援
・育児・介護休暇の取得
・妊活のサポート
・認可外保育園の補助
などがあります。
ほかにも、企業によって交通費の補助や住宅補助、無料の社員食堂を提供している会社もあります。JR東日本グループであるルミネでは、休憩室にフットマッサージャーを置いたりメイク室を作ったり、充実した研修制度を作ったりしています。
従業員がなにを求めているか、どんな福利厚生を魅力と感じるかを考慮し、実行していくことが満足度を高めていきます。

社内交流を活性化させる

ひたすらに静かな職場で、ただもくもくと仕事をしていると、息がつまりますよね。業務に集中できる雰囲気作りは大切ですが、誰もなにも話さないというのは、空気が悪く感じます。
部署や立場を超えて、社員同士のコミュニケーションを密に取ることはとても大切です。
なんでも話せる相手がいると、それだけでも仕事に対する心配事が減り、ストレスも溜まりません。
業務に関する情報を共有することで、業務の効率化も図ることができます。
誰とでも気兼ねなく話すことができる環境なら、出社するのも楽しくなるでしょう。

まとめ

企業の経営は、もちろん顧客がいないと成り立ちません。
しかし、顧客の獲得には従業員が必要であり、従業員が気持ちよく働くためには満足度を上げる必要があります。繰り返しになりますが、従業員満足度を上げることは、顧客満足度を上げることにもつながるのです。
従業員満足度を上げ、企業全体の空気を良くして業務にあたり、業績を上げていきましょう。