スタートアップ企業にはアウトソーシングがおすすめ!外注できる業務やおすすめ業者なども紹介

アウトソーシングは、スタートアップ企業が業務を円滑に進める手段として有効です。業務の一部を外部委託することでコア業務に専念できますし、コスト削減といったさまざまなメリットも得られます。

しかし、何でも外注すれば良いわけではなく、アウトソーシングしてもいい業務といけない業務があります。この判断を誤ると、かえって業務効率が落ち、場合によっては自社の必要性そのものに疑問が付くことも。うまく活用するには、どの業務を委託するのか見極めが必要です。

本記事ではスタートアップ企業のアウトソーシングについて、その有効性、しやすい業務・してはいけない業務、おすすめの業者などを紹介していきます。

スタートアップ企業にアウトソーシングが有効な理由

スタートアップ企業にアウトソーシングが有効な理由は、以下の2つです。

①少ない人員をコア業務に割けるから

業務の一部を委託することで、自社の従業員がコア業務に注力できるようになります。

スタートアップ期の人的リソースは、極めて限られています。そんな中で営業やマーケティング、製造といった主業務に加え、バックオフィス業務までこなすのは困難です。

そのようなときにアウトソーシングを利用すると、自社の従業員は売上に直結する業務に専念できます。結果、早期から成果を出しやすくなるのは大きなメリットです。

②コストを削減できるから

その分野に長けた優秀な人材の確保や、新たな人材の確保と育成には、相応の費用と時間がかかります。

しかし、アウトソーシングならその必要はありません。プロの力をすぐ活用できるため、上記のようなコストを削減できるのです。育てた人材が退職するリスクもなくせます。

スタートアップ企業がアウトソーシングしやすい業務の例

次に、スタートアップ企業がアウトソーシングしやすい業務を解説していきます。

経理

経理は会社を経営していく上で欠かせませんが、専門知識が必要で手間もかかりやすい業務です。ただし、定型業務が多く、アウトソーシングしやすいジャンルでもあります。

<依頼できる業務の例>
・売上請求・入金管理
・手書き伝票の集計
・月次仕訳入力代行
・支払請求管理・支払実施
・経費精算・給与支払い
・決算業務代行
・税金・保険関係の処理

上記のほか、経理フローの整理や改善等の相談も可能です。顧問税理士に引き継ぎやすい状態まで整理・管理してもらえます。

秘書

秘書業務の範囲は非常に広く、社内の負担になりがちです。

<依頼できる業務の例>
・スケジュール管理
・贈答品の手配
・お礼状など各種書状の作成
・会食会場や会議室など各種リサーチ
・メール・電話対応業務
・出張手配
・データ入力・データ整理
・翻訳業務

Web上のやり取りで業務を依頼できるサービスもあるため、必要な時にすぐお願いできますよ。

人事

従業員の採用や教育、社会保険など人事・労務関連の業務も会社には欠かせません。

<依頼できる業務の例>
・採用業務(募集媒体の選定や求人票作成・求人出稿など)
・応募受付・選考日程調整
・労働条件通知書または雇用契約書作成
・入社手続き
・勤怠データ管理
・面接代行
・採用戦略・選考フロー策定

スタートアップの採用は、会社の方向性を決定づける重要な分野です。ノウハウがない場合は、アウトソーシングの利用を検討してみると良いでしょう。

営業サポート

営業アウトソーシングは、営業に関する業務の一部から営業活動全てまで多岐にわたります。

<依頼できる業務の例>
・新規開拓
・顧客育成
・商談契約(フィールドセールス)
・契約後・購入後のアフターフォロー
・営業戦略立案

経験豊富な人材が新たな販路を開拓してくれます。営業力を強化しながら、自社の従業員は商品開発などに専念できますね。

また、広告運用やマーケティングのアウトソーシングも可能です。

カスタマーサポート

会社の成長とともに、多くのスタートアップ企業で頭を悩ませる業務がカスタマーサポートです。アウトソーシングでは下記のような業務を委託できます。

・ユーザーからの問い合わせ応対
・テクニカルサポート問い合わせ対応
・営業時間外の対応
・顧客対応業務後のレポート作成
・ECサイトの受注・出荷指示など業務全般
・SNSの投稿・コメント監視

最近では、AIチャットボットを活用したリアルタイムの顧客対応を取り入れる企業も増えています。サービスを改善するためには、顧客のリアルな声も必要ですから、対応後のレポート作成や専門の窓口を開設するなどクライアントの希望に応じてさまざまなプランがあります。

データ入力や書類作成など

データ入力や書類作成は、ついつい後回しになりがちです。期限間近に必死に作業することのないようにしたいですね。

<依頼できる業務の例>
・顧客名簿入力
・名刺入力
・アンケート入力・集計
・申込書入力
・スキャニング
・ECサイトのための商品登録代行
・各種書類作成


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スタートアップ企業がアウトソーシングしてはいけない業務

スタートアップ企業にとって、自社で対応しきれない部分をカバーできるアウトソーシングは、非常に魅力的なサービスです。

が、アウトソーシングしてはいけない業務もあります。それは、利益に直結する自社のコア業務です。例えば、アプリ開発企業なのにアプリ開発業務をアウトソーシングすれば、自社の存在意義がなくなります。

そもそもアウトソーシングの目的の一つは、ノンコア業務の手間や労力から解放されコア業務に注力すること。コア業務までアウトソーシングするのは、本来の目的から外れてしまいます。

また、他社との差別化ポイントや顧客に支持されているポイントもアウトソーシングしてはいけません。スキルやノウハウが蓄積できるもので、自社の価値や存続を左右するような業務も手放してはいけないのです。

自社にとってどこまでがコア業務なのか、しっかりと見極めましょう。

スタートアップ企業におすすめのアウトソーシング業者

ここからはスタートアップ企業におすすめのアウトソーシング業者を紹介していきます。

各種専門業者

1つめは各種専門業者。経理なら経理代行、採用なら採用代行という感じですね。その道のプロということで、業務クオリティはピカイチですし、さまざまな提案もしてくれます。

ただし、いろいろな分野の仕事をアウトソーシングすると、外注先の管理が煩雑になる恐れがあります。

クラウドソーシング

クラウドソーシングは、ネット上のやり取りを通じて個人のワーカーへ案件を依頼できるサービスです。

専門業者に依頼するよりも低価格で、比較的スピーディーな反面、ワーカーによってスキルの差が激しいという欠点も。人材の選定が極めて重要になります。

オンラインアシスタント

オンラインアシスタントとは、ネット上のやり取りを通じて、アシスタント会社へ業務を依頼できるサービスのこと。事務代行のネット版ともいえ、バックオフィス業務全般を代行してくれます。

経理+秘書のように、複数分野の業務をまとめてお願いするのも可能。事務系を一括して依頼している企業もあるほどです。

スタートアップ企業のアウトソーシングはフジ子さんにお任せを!

画像:フジ子さん公式サイト

当ブログを運営するオンラインアシスタント「フジ子さん」も、スタートアップ企業のバックオフィス業務全般を代行しています。

高い実務能力を持つ専門スタッフが在籍し、経理・人事・秘書・Web運用など幅広くサポート。クライアントの1年以上継続利用率は90%以上となっています。

さらに、業界水準の半額ほどで利用できるリーズナブルさも魅力です。相場だと1ヶ月30時間実働で12万円ほどかかりますが、フジ子さんなら月69,000円で済ませられます。

コストをかけずに優秀な人材を確保できる上、急な退職で人手が足りなくなるといった心配もありません。

【料金プラン】

月50時間のプランでは、1時間あたりの料金は2,000円程度。月160時間のフルタイムプランでは、1時間あたりの料金が1,640円〜とお得になります。社員を雇うと社会保険料などの負担が25%かかるので、実際は自社社員を時給1,100円ほどで雇うのと同じコスト感覚で利用できます。

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まとめ

本記事ではスタートアップ企業のアウトソーシングについて、有益な理由や委託できる業務・してはいけない業務、おすすめ業者などを紹介しました。

予算と人材が限られるスタートアップ企業にとって、アウトソーシングは事業成長の強い味方です。ただし、利益に直結するコア業務まで委託してしまうと、事業の存続に影響します。あくまでもノンコア業務だけを依頼するようにしましょう。

この点を押さえた上で本記事を参考に、自社に合ったアウトソーシング先を見つけていただければと思います。