健康保険や労災保険といった労務の手続き・申請には、複雑な法律の知識が必要で、さらに書類作成や役所訪問のような面倒なタスクもついてきます。また、手続きにともなう勤怠管理や給与計算などの日々のルーチンワークもこなさねばなりません。
とにかく手間がかかり、コア業務に集中できないこともあるでしょう。
もし、労務手続きと関連業務に効率化を求めているのであれば、アウトソースするのもひとつの手。浮いた時間をコア業務に回せたり、申請漏れをなくせたりといったメリットがあります。
そんな労務の手続き代行について、今回は依頼できる内容やメリット・デメリット詳細、そしておすすめ業者を紹介していきます。
労務の手続き代行│依頼できる業務の例
労務の手続きと一口にいっても、その範囲は広いもの。以下に代行依頼できる業務の例を、シーン別に挙げていきますね。
*代行してもらう場合、例えば「入社に必要な手続きをお願い!」といった具合に依頼すれば、少しのやりとりを挟んだ後に諸々の業務をやってもらえます。よって、必ずしも手続きのすべてを覚える必要はありませんが、知っておくのに越したことはありません。
社員の入社時
・健康保険/厚生年金被保険者資格取得届
・健康保険被扶養者(異動)届
・国民年金第3号被保険者届
・基礎年金番号重複取消届
・住民税/所得税の手続き
etc.
社員の退社時
・雇用保険被保険者資格喪失届
・健康保険/厚生年金資格喪失届
・健康保険任意継続の手続き
・源泉徴収票の交付
・給与支払報告に係る給与所得異動書の提出
・離職票の発行
etc.
社員の異動時
・被保険者住所変更届
・氏名変更届
・育児休業等取得者申出届/終了届
・産前産後休業取得者届出書/変更(終了)届
・労災保険特別加入申請
etc.
労務手続きにともなう諸業務
労務手続きには、社員の雇用や勤怠の情報が必要になります。業者によっては、それらにまつわる業務も代行してもらえます。
・給与計算
・勤怠管理
・年末調整
etc.
労務の手続き代行に依頼するメリット
次に、労務の手続き代行に依頼するメリットを解説していきます。
業務効率化
1つめは業務効率化です。
手続きを代行に出すと、自社社員のリソースに余裕が生まれ、その分をコア業務へ集中させられます。そうなれば、自社の生産性が高まり、より利益を出しやすい環境ができあがるでしょう。
また、労働時間短縮も狙えますね。働き方改革が求められる昨今、業務効率化というメリットは重要です。
手続き漏れや不備の防止
2つめは手続き漏れの防止です。
前述した通り、労務手続きにはさまざまな種類があります。書類の中身は難解で、不備があると差し戻しですし、万が一手続きが漏れると、保険や税金、給与等の管理に支障をきたします。法律が変わると、それへの対応も必要に。
以上を鑑みるに、労務手続きは、自社社員がコア業務と掛け持ちするのが厳しいことも多いのです。
一方アウトソースすれば、専門知識を有する人材が業務を確実に遂行してくれます。この信頼性と安心感も大きなメリットといえますね。
労務の手続き代行に依頼するデメリット
代行してもらうデメリットとして、ノウハウを社内に蓄積できないことが挙げられます。したがって、何らかの事情で契約が切れたら、自社で手続きができずお手上げ……という可能性があるのです。
このリスクを抑えるためには、業者に丸投げしないのが大切です。どこまでアウトソースするかを見極め、必要な業務だけを依頼しましょう。
労務の手続き代行│おすすめ業者3選!
次に、労務手続き代行のおすすめ業者を3社ご紹介します。比較検討の参考にどうぞ。
フジ子さん
本ブログを運営するオンラインアシスタント「フジ子さん」では、労務手続きはもちろん、給与計算や勤務時間などの代行を承っています(ほかにも秘書や総務、Webサイト運用といったバックオフィス業務全般の代行が可能)。
業界水準の半額ほどというリーズナブルさが魅力で、例えば月20時間実働のプランでは、相場が10万円ぐらいなのに対し、フジ子さんなら4.7万円!
なおかつ業務のクオリティが高く、ユーザーの1年以上の利用率は90%を超えています。
2時間の無料トライアルを実施しているので、腕試しにぜひ一度ご利用ください。お気軽にお問い合わせをいただければと思います。
【料金体系】
プラン名 | 契約期間 | アシスタントの稼働時間 | 月額料金 |
トライアル | 1週間 | 2時間 | 無料 |
PLAN20 | 1ヶ月 | 月20時間 | 4.7万円 |
PLAN30 | 1ヶ月 | 月30時間 | 6.9万円 |
PLAN50 | 1ヶ月 | 月50時間 | 9.9万円 |
*ほかに80〜160時間稼働のプランもあり(料金は要相談)
CASTER BIZ HR
「CASTER BIZ HR」は、人事労務に特化したオンラインアシスタントサービスです。運営会社はオンラインアシスタント業界の老舗で、長い歴史と豊富な実績を持ちます。
業務においては、経験豊かなスタッフが社労士と連携しながら、各手続きをスピーディかつ確実にこなしてくれます。さまざまな管理ツールに対応しているのも強みですね。
特化型のサービスということで、こちらもぜひ検討してみてください。
【料金体系】
プラン名 | 契約期間 | アシスタントの稼働時間 | 月額料金 |
BASIC | 6ヶ月 | 30時間/月 | 18万円 |
LONG | 12ヶ月 | 30時間/月 | 16.2万円 |
CUSTOMIZE | クライアントに合わせてカスタマイズ |
まとめ
今回は労務手続きの代行について、依頼できる業務やメリット・デメリット、おすすめ業者などを紹介してきました。
手続きには時間や手間がかかり、繁忙期だとコア業務ができないような状況もあるでしょう。また給与計算や勤怠管理は日々しなければなりません。
労務手続きに課題を感じているのであれば、一度アウトソースを検討してみてはいかがでしょうか。