仕事が忙しくなり、事務や秘書サポートが必要になっていませんか?事務や秘書業務を社長や社員が担当してしまうと、本来やるべき業務に集中できず、ビジネスの機会損失につながることがあります。
「秘書を雇いたいけど、どうやって頼めばいいかわからない」「週5日雇うほどではない」
「コストを抑えられる秘書がなかなか見つからない」
上記のようなお悩みに応えるのが、オンラインアシスタントです。
オンラインアシスタントは必要なときに必要な分だけ依頼でき、時給換算でコストを抑えやすいのが特徴です。
なお、フジ子さんではオンラインアシスタントの業務事例集をご用意しています。ぜひご参照ください。
秘書に依頼できる業務内容は?

秘書と言えば、社長などのサポート役のイメージですが、具体的にはどのような業務を担うのでしょうか。まずは幅広い秘書業務をご紹介します。
スケジュール・タスク管理
秘書の代表的な仕事は、スケジュールやタスクの管理です。社内会議や商談、出張の予定などを把握し、時間が重ならないように調整したり、優先度の高い仕事を整理したりします。
また、予定のリマインド(事前の通知)もしてもらえるため、予定を忘れるといったうっかりミスを防げます。
経営者や管理職の「時間を最大限に活かす」ために、秘書のスケジュール管理は欠かせません。
文書作成・資料管理
秘書には、文書作成や資料管理などのお仕事も依頼できます。日々の業務では、文書や資料の正確さが業務の質を左右するものです。
秘書は、契約書や報告書、議事録などの作成に加えて、資料の整理・保管まで一貫した対応が可能です。必要な情報をすぐに共有できるよう、ファイルやデータを整然と管理し、チーム全体の効率を高めます。
社内外のコミュニケーション調整
秘書は調整役として、社内外の人とのやり取りをスムーズにする役割も担います。
社内では他部署との調整、社外では取引先や来客対応などを行い、ビジネスが滞りなく進むようにサポートが可能です。電話やメールでの問い合わせやアポイントメントの調整も行います。
もちろんコミュニケーションをとる際には丁寧な言葉づかいやマナーを心がけて動いてもらえるので、多忙な経営者の代わりに周囲と信頼関係を築くことも期待できます。
経理・庶務などバックオフィス補助
秘書は経理や庶務といった事務的な業務も幅広く担います。例えば、経費精算のチェックや請求書の処理、備品の管理など、「バックオフィス」と呼ばれる裏方の仕事をサポートします。
こうした「裏方のサポート」があることで、チーム全体の業務効率が上がり、ミスや抜け漏れを防ぐことが可能です。
秘書を雇うメリット

「秘書を雇う」と聞くと、大企業の社長や重役だけの話と思われがちですが、近年では中小企業や個人事業主でも秘書を活用するケースが増えています。
秘書を雇うことで、仕事のスピードや質が向上し、経営やプロジェクト全体の成果にも良い影響を与えます。ここでは、秘書を雇うことで得られる3つのメリットを見ていきましょう。
コア業務を効率的に進められる
経営者やマネージャーの仕事は、「決断する」「戦略を考える」など、会社の成長に直結する「コア業務」が中心です。
しかし、現実には電話対応やメール・来客や他社からの訪問アポイント等、運営していく中で、本来の業務の合間には、細かな仕事に時間を取られてしまうことが多いものです。
全国就労実態パネル調査『日本の働き方を考える2017』によると、職業別に見た仕事の割合は、平均労働時間が7.8時間、内37.7%を周辺作業に使っています。本来の業務に費やす時間の割合は、内17.9%です。
平均労働時間が約8時間とすると、作業業務に約3時間、本来業務に約2時間と、作業業務に時間を多く費やしていることがわかります。

秘書を雇うことで、コア業務や、将来の為の戦略的な仕事に時間を有効活用し、会社運営の効率化が期待できます。
プロの目線でサポートをしてくれる
秘書は、会食に使えるお店・出先で使用するホテルの情報・手土産の情報などのリサーチを行います。このようなリサーチ業務も意外と時間を使うものです。
取引会社や関係者などへの手土産などの事前準備も、先回りして秘書が用意します。
会食に使うお店選びでは、秘書のプロとして経験や統計等をもとに、取引先をリサーチし、接待に最適なお店をピックアップしてもらうことも期待できます。
苦手・後回しにしがちな業務を手放せる
「経営のセンスはあるが複数の仕事を同時に考えられない」といった、「得意・不得意」は誰にでもあります。また、日々の文書管理など、業務に追われて文書整理を後回しにすると、あっという間に膨大な量になってしまいますよね。
秘書を雇えば、下記のように自分が苦手な業務を安心して任せられます。
- 数字が苦手な人は、経費処理やデータ整理を任せる
- コミュニケーションが苦手な人は、取引先との調整を任せる
- 細かい作業が苦手な人は、スケジュール管理や資料整備を任せる
苦手な仕事をプロに任せることで、ストレスを減らし、仕事のスピードと精度が向上します。
特にオンライン秘書サービスを利用すれば、必要な業務だけをピンポイントで依頼できるため、コスト面でもリーズナブルです。
秘書を雇うデメリット

秘書を雇うことで、仕事の効率が上がったり、業務をサポートしてもらえたりと、多くのメリットがあることがわかりました。しかし、一方でデメリットもあります。
固定コストがかかる
秘書を雇うことで、当然コストが発生します。
会社で社員を雇う場合は、社会保険料・通勤費・福利厚生などのコストが比較的業務が少ない月も変わらず固定費としてかかってきます。
頼みたい業務がない時は、人件費を抑えたいですよね。コストを抑えたい場合は、部分的に依頼できるオンライン秘書や業務委託の活用もおすすめです。
秘書を雇う前には、「どのような業務をどのくらい任せたいのか」を明確にして、費用対効果をしっかり検討することが大切です。
優秀な人材を探す手間がかかる
人材募集にはいくつかの方法がありますが、広告を出して直接応募を募る場合、求人広告費用(1週間程度)は18,000円~40万円が相場です。
人材紹介(エージェント)を利用した場合は、人材紹介会社へ手数料を支払わなければなりません。人材紹介会社に支払う手数料は、雇った人材の30~40%を設定している人材紹介会社が多い傾向です。
人材紹介会社を使うには、費用も手間も時間もかかりますが、採用した人材が長く勤めてくれる保障はありません。
その他にも、雇用した後に信頼のおける人材ではなかったなど、業務を行う上で問題になることもあります。
教育や引き継ぎの手間がかかる
3つ目のデメリットは、「教育や引き継ぎに時間がかかる」という点です。
秘書を雇ったばかりの頃は、業務の流れや社内ルールを一から教える必要があります。また、担当者が変わるたびに引き継ぎが発生するため、そのたびに時間と労力を取られます。
具体的には、下記のような教育が必要です。
- 社内システムの使い方を説明する
- 顧客や取引先の情報を共有する
- 上司の仕事の進め方や好みを伝える
特に、上司と秘書の間には相性や信頼関係も大切なので、慣れるまでには一定の期間がかかります。ただし、一度しっかり教育を行えば、長期的には大きな戦力になります。
マニュアルを整備したり、顧客リストやスケジュール表などの引き継ぐ情報を整理することで、手間を最小限に抑えることが可能です。
秘書を雇う費用・相場!雇用形態別に解説

秘書を雇う際に最も気になるのが「費用」や「相場」ではないでしょうか。秘書と一口にいっても、正社員・アルバイト・業務委託(フリーランス)など、雇用形態によってコストが大きく異なります。
ここでは、それぞれの雇用形態の費用と特徴をわかりやすく解説します。
正社員秘書
正社員として秘書を雇う場合、フルタイム勤務となるため、安定したサポートが受けられます。一方で、人件費が高くなる傾向があります。費用の目安・相場としては以下の通りです。
正社員秘書の費用目安
- 月給:25万〜40万円
- 年収:350万〜600万円(経験・業界によって変動)
- 社会保険料・賞与・交通費などの福利厚生費用
正社員秘書の特徴とポイントは以下の通りです。
正社員秘書のポイント
- 長期的な信頼関係を築ける
- 上司の業務スタイルを深く理解し、柔軟に動ける
- 機密情報を扱う業務にも安心して任せられる
ただし、採用や教育に時間がかかり、急な人員変更が難しいというデメリットもあります。
「社内文化に深く関わるポジションが必要」という場合におすすめです。
アルバイト秘書
「正社員や派遣を雇うほどではないけれど、事務作業をサポートしてほしい」という場合に検討すべきなのが、アルバイト秘書という選択です。
短時間勤務や週数日の出勤でも依頼できるため、コストを抑えながら業務をサポートしてもらえます。
アルバイト秘書の費用の目安・相場は以下の通りです。
アルバイト秘書の費用目安
- 月給:25万〜40万円
- 年収:350万〜600万円(経験・業界によって変動)
- 社会保険料・賞与・交通費などの福利厚生費用
- 時給:1,200円〜2,000円
ほか、交通費や雇用保険などの費用も考慮が必要です。
正社員秘書に比べて人件費を大幅に抑えられる一方、勤務時間が限られる傾向にあるため、フルサポートを求める場合には不向きです。
ただし、日々のタスク整理や資料作成などを部分的に任せたい場合には非常に効果的です。アルバイト秘書の特徴とポイントを見てみましょう。
アルバイト秘書のポイント
- 短時間勤務で柔軟に働いてもらえる
- 学生や主婦など、時間に余裕のある層を中心に採用しやすい
- 比較的シンプルな業務(書類整理、メール対応、データ入力など)を中心に任せられる
アルバイト秘書を雇う場合は、「任せたい業務を明確にする」ことが上手く活用するポイントです。
例えば、資料作成やスケジュール調整など、定型的な作業を中心に任せることで、上司や社員がコア業務に集中できる環境を整えられます。
アルバイト秘書は短期間で入れ替わることも多く、教育や引継ぎの負担が発生する場合があります。
そのため、マニュアルを整備したり、クラウド上で情報を共有できる仕組みを作っておくと、スムーズに業務を引き継げます。
また、機密性の高い業務を任せる場合は、守秘義務契約(NDA)を結んでおくと安心です。
個人の業務委託(フリーランス)秘書
続いて、企業に所属しない個人に対して業務委託などで契約して業務を依頼する方法です。リモート勤務が大半で、インターネット環境があれば場所に関係なく依頼できます。
個人の業務委託(フリーランス)の秘書の費用の目安・相場を見てみましょう。
フリーランス秘書の費用目安
- 時給換算:1,500円〜3,000円程度
- 一部サービスでは「時間制」「タスク単位」での契約も可能
個人の業務委託(フリーランス)秘書の特徴とポイントは以下の通りです。
フリーランス秘書のポイント
- 企業を介さないためコストを抑えやすい
- 全国どこからでも依頼でき、即日対応も可能な場合がある
- 専門スキルを持つ人材(経理・営業サポートなど)に依頼できる
ただし、オンライン上のやり取りが中心になるため、コミュニケーションの取り方や情報共有のルールを明確にしておくことが重要です。
個人の業務委託(フリーランス)秘書は、人によって経験やスキルなどの差があるため、依頼したい業務にあった人材選びが必要です。また、NDA(秘密保持契約)を結ぶなど情報漏洩の対策も行いましょう。
オンライン秘書
近年注目を集めているのが、オンライン秘書です。個人の業務委託(フリーランス)と同じく、インターネットを通じて業務をサポートしてもらえます。
個人との違いは、オンライン秘書会社を介して業務を依頼できることです。
オンライン秘書は、「秘書を雇うのはコストが高い」と感じている企業や個人事業主にとって、低コストで柔軟に依頼できるのが魅力です。
オンライン秘書の費用目安
- 時間単価:2,000円〜4,000円前後
- サービスによっては「10時間プラン」「30時間プラン」など、利用時間に応じた定額制が一般的
忙しい時にプランアップ、閑散期などにはプランダウンするなどの調整ができるため、比較的コストを抑えられます。
オンライン秘書の特徴とポイントは以下の通りです。
オンライン秘書のポイント
- オンライン上で完結するため、全国どこからでも依頼可能
- 事務作業・スケジュール管理・経理補助など幅広い業務に対応
- 秘書が複数名でチーム対応してくれるサービスもあり、対応スピードが早い
また、オンライン秘書はクラウドツール(Googleドライブ・Notion・Slackなど)を活用して情報を共有するため、透明性が高く、進捗をリアルタイムで確認できるのも安心です。
注意点としては、オンライン秘書は顔を合わせて働くわけではないため、信頼関係の構築や情報セキュリティの管理が重要になります。
契約前に「どの範囲まで任せられるのか」「守秘義務はどうなっているのか」をしっかり確認しておくことが大切です。
オンライン秘書について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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オンライン秘書に英語業務を頼める?おすすめサービス4選を紹介
おすすめのオンライン秘書サービス
オンライン秘書の魅力を見てきましたが、ここからは雇った経験談や業者の口コミ、評判からおすすめの秘書サービスをご紹介します。
オンラインアシスタント「フジ子さん」

フジ子さんはオンラインアシスタント業界最安値でリピート率は90%を超えており、絶大な支持を得ています。
依頼できる業務は、電話応対などの秘書業務や経理・人事関連の作業・通訳・WEBサイトの管理などがあります。電話やメール・チャットで依頼ができ、業務も幅広く対応可能です。
フジ子さんのおすすめポイントは以下の通りです。
- 月額「20時間」「30時間」など時間単位で選べるプラン
- 1人ではなく複数人のチームで対応するため、担当者が変わっても業務が滞りにくい安心感
- 正社員を1人雇うよりも低コストで利用できるため、費用を抑えたい方向け
実績と経験値の高いアシスタントが在籍しており、チームを組んで業務のサポート・代行をしている為、スピーディな業務に定評があります。
フジ子さんは業務量に応じて柔軟なプラン変更や翌月解約もできます。フジ子さんには1週間の無料トライアルもあるので、一度試してから依頼が出来るのも安心できますね。
i-STAFF(アイスタッフ)
「i-STAFF」は、厳選されたスタッフがリモートで秘書・事務・経理などをサポートするオンラインアシスタントサービスです。
採用率1%以下という厳しい基準をクリアした人材が在籍しており、質の高いサポートが受けられます。
i-STAFFのおすすめポイントは以下の通りです。
- 専属担当制+マネージャー制で、依頼内容の品質を安定的に管理
- 秘書業務に加えて、経理補助・人事サポート・採用代行・SNS運用など幅広い業務に対応
- 業務報告や進捗が丁寧で、リモートでも安心して任せられる体制が整っている
定期的に発生する事務・経理・採用業務などを外注したい企業におすすめです。
For Your Business(株式会社Radice)
秘書業務はもちろん、Webサイトの更新や人事・経理サポートなど、幅広い分野のオンライン支援を提供しています。
For Your Businessのおすすめポイントは以下の通りです。
- 1か月単位で契約できるため、「まず試してみたい」という方にも最適
- 専属アシスタント+マネージャー体制で品質を維持
- Web・デザイン・ライティングなどクリエイティブな業務も依頼可能
秘書だけでなく、Web関連の業務をまとめて外注したい企業や契約期間の柔軟さを重視したい企業におすすめです。
業務アシスタントサービス For Your Business
他のオンライン秘書サービスも詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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【2025年最新】オンライン秘書とは?おすすめサービス15選 導入のメリットも紹介
まとめ
秘書を雇えば、電話対応やリサーチ業務などの事務業務のほか、さまざまな仕事を任せることが可能です。
これにより、経営者や担当者はコア業務に集中できるようになるため、結果的に会社全体の生産性向上を期待できるでしょう。
秘書を活用する前に、依頼内容や予算、稼働時間などのプランを立てておくと、よりスムーズに導入できます。今回ご紹介した内容を参考に、業務効率化を目指しましょう。

















