WordPressサイトの制作や更新を進めたいものの、社内に専門知識を持つ人材がいない、作業時間を確保できないと悩む企業も少なくありません。WordPressに関する業務は、新規サイトの制作だけでなく、デザイン修正や記事入稿、プラグイン設定、保守・運用まで外注できます。
ただし、外注先によって対応業務や費用、得意分野は異なります。依頼内容を整理せずに選ぶと、追加費用が発生したり、希望する仕様が正しく伝わらなかったりする可能性があります。
本記事では、WordPressで外注できる業務や依頼先の選び方、費用相場、おすすめの外注先を解説します。外注するメリット・デメリットもご紹介するため、自社にあう依頼先を検討する際の参考にしてください。
目次
WordPressの外注とは

WordPressの外注とは、サイト制作や更新、保守などの業務を、専門会社やフリーランス、クラウドソーシング、オンライン秘書などへ任せることです。新規サイトの立ち上げだけでなく、既存サイトのリニューアルやデザイン修正、記事入稿、プラグインの設定なども依頼できます。
外注方法は、必要な作業だけを単発で依頼する方法と、更新や保守を継続的に任せる方法に分けられます。専門的な制作や開発はWordPress制作代行会社、日常的な記事入稿やページ更新はオンライン秘書など、業務内容に応じて依頼先を選ぶことが重要です。
社内にWordPressを扱える人材がいない場合や、担当者が本来の業務に集中したい場合には、外注によって作業負担を抑えられます。一方で、対応範囲や料金は外注先によって異なるため、依頼したい業務を事前に整理しておく必要があります。
WordPressで外注できる業務
WordPressの外注では、サイトの新規制作だけでなく、既存サイトの修正や記事更新、保守なども依頼できます。ここでは、主な業務内容を5つに分けてご紹介します。
サイトの新規制作・リニューアル
WordPressを使ったWebサイトの新規制作では、サイト設計やページ構成、デザイン、コーディング、初期設定などをまとめて依頼できます。コーポレートサイトやサービスサイト、オウンドメディア、採用サイトなど、目的に応じた制作が可能です。
既存サイトのリニューアルも外注できます。デザインの変更だけでなく、ページ構成の見直し、スマートフォン対応、表示速度の改善などを依頼できる場合もあります。制作範囲は外注先によって異なるため、見積もりを取る際に確認してください。
デザイン修正・カスタマイズ
既存のWordPressテーマを使い、配色やフォント、ボタン、メニューなどのデザインを修正できます。サイト全体を作り直す必要がない場合は、必要な箇所だけを依頼する方法もあります。
テーマの機能では対応できない場合は、HTMLやCSS、PHPなどを使ったカスタマイズが必要です。お問い合わせフォームの設置や独自機能の追加なども依頼できますが、作業内容によって費用や納期が変わります。
記事入稿・ページ更新
WordPressへの記事入稿では、原稿の登録だけでなく、見出し設定や文字装飾、画像挿入、内部リンクの設置なども依頼できます。公開前のプレビュー確認や予約投稿まで任せられるケースもあります。
会社情報やサービス内容、料金表などの既存ページの更新も外注可能です。定期的に更新作業が発生する場合は、単発ではなく継続契約を利用すると、社内担当者の負担を抑えやすくなります。
プラグインの導入・設定
WordPressでは、プラグインを導入することで、お問い合わせフォームやSEO設定、アクセス解析、セキュリティ対策などの機能を追加できます。必要なプラグインの選定からインストール、初期設定まで外注できます。
ただし、プラグイン同士の相性によっては、表示崩れや動作不良が発生する可能性があります。専門知識を持つ外注先へ依頼すれば、既存のテーマやプラグインとの互換性を確認しながら設定を進めてもらえるでしょう。
保守・バックアップ・セキュリティ対策
WordPressの保守では、本体やテーマ、プラグインの更新、動作確認、不具合への対応などを依頼できます。定期的なメンテナンスを行うことで、古いバージョンを使い続けることによるトラブルを防ぎやすくなります。
データのバックアップや不正アクセス対策、マルウェアの監視なども外注可能です。トラブル発生時の復旧対応まで含まれるかは外注先によって異なるため、契約前にサポート範囲を確認しておきましょう。
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WordPressの外注先を選ぶポイント

WordPressの外注先は、依頼できる業務や料金体系、サポート範囲などが異なります。自社の目的にあう依頼先を選ぶため、以下のポイントを確認してください。
依頼したい業務に対応しているか
最初に、新規サイトの制作や記事入稿、デザイン修正、保守など、自社が依頼したい業務に対応しているか確認します。WordPressを扱う外注先であっても、対応範囲は一律ではありません。
例えば、記事入稿を中心に依頼したいにもかかわらず、サイト制作のみを扱う会社を選ぶと、希望する作業を任せられない可能性があります。依頼内容を事前に整理し、公式サイトや問い合わせを通じて対応可否を確認してください。
WordPressの制作・運用実績があるか
外注先を選ぶ際は、WordPressサイトの制作・運用実績も確認します。実績ページでは、制作したサイトの種類やデザインだけでなく、担当した業務範囲にも目を向けましょう。
自社と同じ業種や規模のサイトを扱った実績があれば、必要な機能や運用方法を理解してもらいやすくなります。記事入稿や更新を依頼する場合は、オウンドメディアの運用経験があるかも確認事項の1つです。
料金と作業範囲が明確か
見積もりを確認する際は、料金だけでなく、金額に含まれる作業範囲を把握する必要があります。同じ制作料金でも、ページ数や初期設定、画像作成、公開後のサポートなど、含まれる内容は外注先によって異なります。
追加料金が発生する条件も確認してください。見積書に作業内容が具体的に記載されていれば、依頼後の認識違いや予算超過を防ぎやすくなります。
納期や修正回数が明確か
サイトの公開日や更新日が決まっている場合は、作業開始から納品までのスケジュールを確認します。依頼側の確認期間や素材の提出期限も含め、余裕のある進行計画を立てることが重要です。
あわせて、料金内で対応できる修正回数や修正範囲も確認しましょう。修正回数の上限を超えた場合の追加料金まで把握しておくと、予期しない費用の発生を避けやすくなります。
更新・保守まで継続して依頼できるか
WordPressサイトは、公開後も記事更新やプラグインのアップデート、不具合対応などが必要です。継続的な運用を任せたい場合は、制作後の更新・保守にも対応している外注先を選びます。
保守契約の対象範囲は、外注先によってさまざまです。バックアップの頻度や障害発生時の対応時間、軽微な修正が料金に含まれるかを確認してください。
セキュリティ体制が整っているか
WordPressの外注では、管理画面のログイン情報やサーバー情報などを共有する場合があります。情報漏えいや不正操作を防ぐため、アクセス権限の管理方法や秘密保持契約の有無を確認してください。
個人情報を扱う場合は、PマークやISMSを取得しているかも判断材料です。あわせて、権限を必要な範囲に限定できるか、作業終了後にアカウントやパスワードを適切に管理できるかも確認します。
外注先のタイプごとの違いを確認する
WordPressの外注先は、オンライン秘書型、WordPress制作代行型、クラウドソーシング型などに分けられます。それぞれ得意な業務や契約方法、費用の考え方が異なるため、依頼内容にあわせて選ぶことが重要です。
オンライン秘書型は、記事入稿やページ更新など、継続的に発生する運用業務に適しています。WordPress制作代行型は、新規制作やリニューアル、専門的なカスタマイズを任せたい場合の選択肢です。クラウドソーシング型は幅広い人材を比較できますが、スキルや対応範囲には個人差があります。
WordPress外注の費用相場

WordPressの外注費用は、依頼する業務やサイトの規模、必要な機能によって大きく異なります。ここでは、今回ご紹介するサービスの公開料金を基に、業務別の費用相場を解説します。
サイト制作・リニューアルの費用相場
サイト制作・リニューアルの費用相場は、3万~500万円程度です。既存のHTMLやデザインデータをWordPressへ反映する簡易的な制作は、3万~7万円程度で依頼できる場合があります。既存サイトをWordPressへ移行する場合は、6万円台からが目安です。
サイト設計やオリジナルデザイン、コーディング、独自機能の開発までまとめて依頼する場合は、90万~500万円程度かかるケースもあります。ページ数や必要な機能によって金額が大きく変わるため、見積もりでは制作範囲を確認してください。
デザイン修正・カスタマイズの費用相場
デザイン修正・カスタマイズの費用相場は、8,000円~7万円程度です。文字や画像の差し替え、配色の変更、余白やレイアウトの調整など、部分的な修正は比較的低価格で依頼できます。
デザインデータを基にページを作成したり、既存テーマを大幅に修正したりする場合は、7万円程度からが目安です。お問い合わせフォームや会員機能の追加、独自プラグインの開発などは、個別見積もりとなることがあります。
記事入稿・ページ更新の費用相場
WordPressへの記事入稿は、1記事3,000円程度が目安です。原稿の登録だけでなく、見出し設定、画像挿入、文字装飾、内部リンクの設置などを含む場合があります。
既存ページの文章や画像、料金表などを更新する作業も外注可能です。記事入稿やページ更新を継続して任せる場合は、月額6万~14万円程度の時間制サービスもあります。複数の運用業務をまとめて依頼したい企業に適した料金体系です。
保守・運用代行の費用相場
WordPressの保守・運用代行は、月額1万5,000円~7万円程度が目安です。WordPress本体やテーマ、プラグインの更新、バックアップ、稼働監視、不具合対応などが主な業務に含まれます。
更新作業や月次レポート、軽微なページ修正まで含まれるプランは、料金が高くなる傾向があります。また、大規模なバージョンアップを単発で依頼する場合は、5万円台からが目安です。障害発生時の復旧対応やセキュリティ監視の有無も、契約前に確認してください。
WordPressのおすすめ外注先5選
WordPressの外注先には、記事入稿やページ更新を継続的に依頼できるオンライン秘書型、専門的な制作・開発に対応するWordPress制作代行型、複数の受注者を比較できるクラウドソーシング型があります。ここでは、各サービスの特徴と料金をご紹介します。
【オンライン秘書型】オンラインアシスタント®「フジ子さん」

オンラインアシスタント®「フジ子さん」は、Webページの編集や画像加工、WordPress・CMSへの記事入稿などを依頼できるサービスです。複数のアシスタントが業務を担当するチーム制のため、属人化を防ぎながら継続的に作業を進められます。また、発注者側で作業者の選定や複数の外注先の管理を行う必要がなく、ディレクションの負担を抑えられる点も特徴です。運営会社のBPOテクノロジー株式会社はPマークとISMSを取得しているため、情報管理体制を重視する企業にも適しています。
※「オンラインアシスタント」はBPOテクノロジー株式会社の登録商標です。
| プラン | 月額料金(税込み) |
|---|---|
| PLAN20・月20時間 | 65,560円 |
| PLAN30・月30時間 | 97,350円 |
| PLAN50・月50時間 | 143,000円 |
【WordPress制作代行型】ワプツク

出典:ワプツク
ワプツクは、法人が運営するWordPress制作代行サービスです。HTMLデータやデザインデータを基にしたWordPress化のほか、既存サイトのCMS化やフルオーダー制作にも対応しています。WordPressを使ったWebシステムやプラグインの開発も相談可能です。
| プラン | 料金(税込み) |
|---|---|
| HTMLデータプラン | 32,780円~ |
| 既存サイトCMS化プラン | 65,780円~ |
| デザインデータプラン | 70,180円~ |
| デザイン制作プラン | 990,000円~ |
※デザイン制作プランは、10ページ程度のフルオーダーサイトを想定し、デザイン提案からWordPressでのCMS構築まで含むプランです。
【WordPress制作代行型】wp.make

出典:wp.make
wp.makeは、WordPressサイトの制作・開発やリニューアル、カスタマイズを扱うWordPress専門サービスです。コーポレートサイトやメディアサイト、サービスサイト、採用サイトなど、目的に応じたサイト制作に対応しています。制作後の保守やセキュリティ対策、バージョンアップも依頼可能です。
| サービス | 料金(税込み) |
|---|---|
| WordPressサイト制作・開発 | 個別見積もり |
| WordPress保守 | 月額44,000円 |
| WordPressバージョンアップ | 55,000円~ |
| WordPressセキュリティ対策 | 55,000円 |
【クラウドソーシング型】クラウドワークス

出典:クラウドワークス
クラウドワークスは、WordPressの制作・導入に対応する受注者を、スキルや実績、評価などから探せるクラウドソーシングサービスです。新規サイト制作だけでなく、デザイン修正や機能追加、記事入稿、既存ページの更新なども依頼できます。依頼内容や受注者によって報酬額は異なりますが、クライアント側のシステム利用料は原則無料です。
| 依頼内容 | 料金目安 |
|---|---|
| WordPressサイト制作 | 200,000円~ |
| Webサイトの修正・更新 | 30,000円~ |
| クライアントのシステム利用料 | 無料 |
【クラウドソーシング型】ランサーズ

出典:ランサーズ
ランサーズは、WordPress関連のパッケージを購入する方法と、依頼内容を公開して見積もりを募集する方法を選べるクラウドソーシングサービスです。サイト制作や移行、更新、保守、カスタマイズなど、幅広いWordPress業務を依頼できます。料金や作業範囲は出品者によって異なるため、実績や評価、プラン内容を比較して選ぶ必要があります。
WordPressを外注するメリット

WordPress業務を外注すると、専門知識を持つ人材へ作業を任せられ、社内の負担を軽減できます。サイト制作から継続的な更新まで、必要な範囲だけ依頼できる点も特徴です。ここでは、WordPressを外注する主なメリットを4つご紹介します。
専門知識が必要な作業を任せられる
WordPressのサイト制作やカスタマイズには、HTMLやCSS、PHPなどの知識が必要になる場合があります。専門知識を持つ外注先へ任せれば、社内で新たに人材を採用したり、担当者が技術を習得したりする負担を抑えられます。
プラグインの設定や不具合の修正、セキュリティ対策など、対応を誤るとサイトへ影響する作業も相談可能です。自社だけでは判断が難しい作業を依頼することで、トラブルの防止にもつながります。
サイト制作や更新にかかる負担を軽減できる
WordPressサイトの制作や運用には、ページ作成、画像設定、記事入稿、表示確認など、さまざまな作業が発生します。これらを外注すれば、社内担当者が日常的な更新作業に割く時間を減らせます。
担当者は商品開発や営業、コンテンツの企画など、本来注力すべき業務に集中しやすくなります。WordPressを扱える人材が限られている企業にとって、業務の属人化を抑える手段にもなるでしょう。
必要な業務だけ依頼できる
WordPressの外注では、サイト全体の制作だけでなく、記事入稿やデザイン修正、プラグイン設定など、必要な業務だけを依頼できます。社内で対応できる作業はそのまま継続し、専門知識や工数が必要な部分のみ任せる方法もあります。
業務量に応じて単発依頼と継続契約を使い分ければ、常に専任担当者を雇用する必要もありません。依頼範囲を明確にすることで、予算にあわせた外注が可能です。
継続的にサイトを更新しやすくなる
WordPressサイトは、公開後も記事の追加や既存情報の修正、プラグインの更新などが必要です。しかし、社内業務が忙しいと更新が後回しになり、古い情報が掲載されたままになる場合があります。
定期的な更新作業を外注すれば、あらかじめ決めたスケジュールに沿って運用を進めやすくなります。記事公開やページ修正を継続できる体制を整えることで、サイトの情報を新しい状態に保ちやすくなる点もメリットです。
WordPressを外注するデメリット・注意点

WordPressの外注には、社内の負担を軽減できる一方で、認識のずれや情報管理などに注意が必要です。依頼後のトラブルを防ぐため、想定されるデメリットと対策を確認しておきましょう。
修正工数や納期が増える場合がある
外注先に希望するデザインや仕様が正確に伝わらないと、完成後に追加修正が発生する場合があります。修正の指示や確認を繰り返すことで、社内担当者の工数が想定以上にかかったり、公開日が遅れたりする点がデメリットです。
認識のずれを防ぐには、依頼前に参考サイトや完成イメージ、必要な機能を共有してください。担当範囲や修正回数、確認方法も事前に決めておくと、やり取りを進めやすくなります。
社内にWordPressのノウハウが蓄積されにくい
制作や更新を外注先へ任せきりにすると、WordPressの操作方法やサイト管理に関するノウハウが社内に残りにくくなります。契約終了後に自社運用へ切り替える際、更新方法がわからず、作業が止まる可能性もあります。
定期的に作業内容や変更履歴を共有してもらい、操作手順をマニュアルとして残しておくことが対策です。社内でも基本的な更新方法を把握しておけば、緊急時にも対応しやすくなります。
情報漏えいや不正操作のリスクが生じる
WordPress業務を外注する際は、管理画面やサーバーのログイン情報を共有する場合があります。管理方法が不十分な外注先を選ぶと、情報漏えいやデータの改ざん、不正操作などが発生するリスクがあります。
外注先には必要な範囲だけ権限を付与し、契約終了後はアカウントの削除やパスワードの変更を行ってください。秘密保持契約の有無や情報管理のルール、Pマーク・ISMSの取得状況も確認しておく必要があります。
まとめ|WordPressの外注先は依頼する業務にあわせて選ぼう
WordPressでは、サイトの新規制作・リニューアルから、デザイン修正、記事入稿、プラグイン設定、保守・運用まで幅広い業務を外注できます。外注先によって得意分野が異なるため、最初に依頼したい作業と予算を整理することが重要です。
専門的な制作やカスタマイズを任せる場合はWordPress制作代行型、記事入稿やページ更新を継続的に依頼する場合はオンライン秘書型、複数の受注者を比較したい場合はクラウドソーシング型が候補となります。料金だけでなく、実績や対応範囲、納期、修正回数、セキュリティ体制も確認してください。
WordPressの更新作業とバックオフィス業務をまとめて任せたい場合は、オンラインアシスタント®「フジ子さん」へ相談する方法もあります。自社で対応する業務と外注する業務を切り分け、無理なくサイトを運用できる体制を整えましょう。

















