ビジネスチャットツール8種を比較!社内外のコミュニケーションを円滑に進めよう

業務での連絡手段は、従来、電話かメールでした。しかし、電話だと相手が出てくれなかったときにかけ直す必要があります。メールだと、ちょっとした要件を伝えるだけなのに、長々とビジネスルールに則った文章を書かなければなりません。

一方、これらの問題点を解決できるのがビジネスチャットツール。連絡事項をいつでも確認できますし、チャットなので要件を伝えるだけでよし。業務の手間を減らせるので導入する企業が増えています。

とはいえ、SlackやChatoworkなど、ビジネスチャットツールの選択肢は年々増えており、何を選べばよいか迷っている方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、おすすめのビジネスチャットツールを8つ厳選しました。それぞれの特徴をまとめてあるので、サービス選定の参考にしてください。

【超定番は3つ】ビジネスチャットツール比較~Slack・Chatwork・Teams~

ビジネスチャットツールの定番はSlack・Chatwork・Teamsの3つ。最初はこのうちどれかを選ぶのが無難でしょう。

以下にてそれぞれの特徴や強みなどについて解説していきます。

①Slack

画像:Slack公式サイト

Slack」は世界トップシェアを誇るビジネスチャットツール。その利用実績は世界150ヶ国以上、ユーザー数は1,200万人以上。日本だと、ソフトバンクやリクルートなどの有名企業も導入しています。

Slackの強みは、シンプルな造りと、API連携できるアプリケーションの多さでしょう。

見た目が至ってシンプルで、チャットはチャンネルごとと個人ごとに分けて管理が可能。通知があるチャットのみ上に表示される造りになっていて、連絡を見落とす心配がないのがありがたいですね。

Slackで連携できるアプリケーションの数はなんと1,000以上。Dropboxなどのクラウド型データ共有サービスや、メールサービスなどと連携でき、メールが届いたらSlackで通知を出すということも可能です。業務で使っている外部ツールの通知をすべてSlackでまとめて管理できるのは業務効率化につながるでしょう。

やはり連携できるアプリケーションの多さからか、IT企業から好まれる傾向にあります。

【料金】

プラン名 料金
フリー 無料
スタンダード 850円
プラス 1,600円
Enterprise Grid 要相談

【Slackのサービス詳細はこちらから】

②Chatwork

画像:Chatwork公式サイト

Chatwork」は国産ビジネスチャットツール。国産というだけで海外の企業に情報を抜かれる心配がないので安心ですね。国内でも特に中小企業から高い支持を獲得しており、利用企業数は30万社を突破しました。

Chatworkの機能でも特に便利なのがタスク管理機能でしょう。業務が多いと、どの業務を終えているのか、この業務はいつまでに終えなければいけないのかなど頭の中がごちゃごちゃになってしまいがち。そこでChatworkではタスクを作成し、終わったタスクは完了ボタンを押して終了するという仕組みが用意されています。そのため、チーム内でも簡単に業務の進捗具合を共有することが可能です。

また、Chatworkさえインストールしていれば社内外関係なくグループを作成できるのもChatworkの利点。そのため、外部の担当者との情報共有が必要な案件や、フリーランスの人が多い現場でもスムーズに業務を進められます。

操作がシンプルなので、初めてビジネスチャットツールを導入する企業や、IT機器に慣れていない人が多い企業におすすめです。

【料金】

プラン名 料金
フリー 無料
ビジネス 600円
エンタープライズ 960円

【Chatworkのサービス詳細はこちらから】

③Microsoft Teams

画像:Microsoft Teams公式サイト

Microsoft Teams」はマイクロソフトがリリースしているビジネスチャットツール。やはりマイクロソフト製の信頼度は高く、コロナ禍でビジネスチャットツールを導入した企業が増えたことをきっかけに、一気にユーザー数を伸ばしました。ちなみに2019年度末の段階で、Microsoft Teamsのユーザー数はなんと7,500万人以上とのこと。

Microsoft TeamsはOffice365のプランに含まれているのが特徴。Office365は月額料金を支払うことでWordやExcelも使えるのでお得ですね。

また、ビジネスチャットツールだとWeb通話は基本的に1対1で、複数人と利用する場合だと有料プランを契約しなければいけません。Microsoft Teamsだと、最大250人まで同時に通話ができるので、ビジネスチャットツールとしてだけでなく、Web会議ツールとしてもそのまま使えます。

【料金】

プラン名 料金
Microsoft Teams 無料
Microsoft 365 Business Basic 540円
Microsoft 365 Business Standard 1,360円
Office 365 E3 2,160円

【Microsoft Teamsのサービス詳細はこちらから】

【おすすめ】ビジネスチャットツールツール比較

王道ツールを使ってみたけれどもイマイチしっくりこないと感じるなら、定番から離れてみるのも一つの手。ここでは、定番ではないけれども使いやすさなどの面で優れているビジネスチャットツールを紹介していきます。

④LINE WORKS

画像:LINE WORKS公式サイト

LINEが開発したビジネスチャットツールが「LINE WORKS」。こちらは定番のチャットツール3つをとりあえず使ってみたけれどもそれでも使いにくいと感じた人におすすめです。

LINE WORKSの画面は基本的にLINEとほぼ同じ。今ではすっかりLINEは私達の生活に欠かせないものになりました。そのため、ビジネスチャットツールを使い慣れていない社員が多い企業でもLINE WORKSなら、日常的に触れている画面と操作方法が変わらないので使いやすいのではないでしょうか。

グループ機能を使えば、参加しているメンバー全員でスケジュール共有が可能に。そのため、営業などグループのメンバーが離れて仕事をする場面でも便利です。

【料金】

プラン名 料金
フリー 無料
ライト 360円
ベーシック 600円
プレミアム 1,200円

【LINE WORKSのサービス詳細はこちらから】

⑤Talknote

画像:Talknote公式サイト

社員間の交流だけでなく、組織文化の育成を目標とするビジネスチャットツールが「Talknote」。1,000社ほどが導入しており、長く定着する社員の育成に力を入れたい企業におすすめです。

Talknoteでは、社員一人ひとりがどれだけチャットに参加しているか、会話に参加しきれていない社員はいないかなどといったことが分析できるHR機能が搭載されています。これによって、将来のリーダー候補を探したり、いまいち会社に馴染みきれていない社員を見つけて声をかけたりできるでしょう。

【料金】
要相談

【Talknoteのサービス詳細はこちらから】

⑥Workplace

画像:Workplace公式サイト

Workplace」はFacebookが運営するビジネスチャットツールです。見た目もFacebookに似ているので、LINE WORKS同様すぐに使い慣れるでしょう。

Workplaceは法人版SNSとも呼ばれており、機能は簡単に言えば友達機能のないFacebook。「書き込みは社内全体で共有するもの」という考えのもとで成り立っているので、業務用連絡というよりは、社内交流目的のチャットツールとして利用する場合によいかもしれませんね。

プラン名 料金
アドバンス 4ドル
エンタープライズ 8ドル

【Workplaceのサービス詳細はこちらから】

⑦TAGS

画像:TAGS公式サイト

セキュリティ性に優れたビジネスチャットツールをお探しの際におすすめなのが「TAGS」。金融機関で採用されているAES128bit暗号化を実施しており、機密情報を取り扱う場合も安心です。

画面はLINEに近い雰囲気。既読機能やスタンプ機能などが用意されており、ほぼLINE感覚で使えるでしょう。トークルームは簡単に作成でき、こちらも機械に疎い方でも安心して利用できておすすめです。

【料金】
1ユーザーにつき180円※30人から〜

【TAGSのサービス詳細はこちらから】

⑧elgana

画像:elgana公式サイト

安いけれども機能が充実しているビジネスチャットツールを探している方におすすめなのが「elgana」。チャットだけでなく電話・Web通話(20人まで)も回数無制限で無料で利用できる破格のサービスです。

ちなみにNTT西日本が運営している国産サービスなのでセキュリティ性も安心。セキュリティ対策としては、ログ監視を可能にしたり、電子ぼかし機能を搭載していたりと人災も防げるようになっています。

ちなみにこれだけの機能を利用できても無料。有料プランもありますが、コンサルティングサービスと、セキュリティ詳細設定が増えて1アカウントにつき毎月330円とかなりお得です。

【料金】

プラン名 料金
フリー 無料
ベース 330円

【elgana公式サイト】

まとめ

ビジネスチャットツールは機能が充実していたり、逆にシンプルさにこだわったりと様々です。

ビジネスチャットツールは社内での連絡手段だけでなく、社員同士での繋がりを作る大事なものでもあります。そのため、機能だけでなく、交流史安さも加味してビジネスチャットツールを決めてはいかがでしょうか。

多くのビジネスチャットツールは無料プランが用意さているので、1週間ほど使ってみて自社に合うサービスを見つけてください。