少子高齢化が進むにつれて、人手不足が叫ばれています。
自社に適切な人材を採用するためには、費用をかけて求人することが必要です。
良い人材を採用することは、以前にも増して難易度が上がっていると言わざるを得ないでしょう。
こうなると気になるのは、採用に際してかかる全体のコストです。
「採用するまでの平均的なコストはどのくらいなのか?」
「採用に至るまでのコストを削減する方法はないのか?」
現状の採用コストが把握できていないと、上記のように感じることでしょう。
採用コストを削減したい方には、オンラインアシスタントを使ってみることをおすすめします。
採用コストはゼロ、しかも人手が必要な時に必要な量を依頼することができると言う利便性が魅力です。
この記事では、採用の費用相場やコストを削減する方法を解説します。
採用コストを削減したい人事担当の方にピッタリの情報をお届けしますので、最後までご覧になることをおすすめします。
採用費用の削減に必須!4つの採用人材の適材適所を知る
最初に、採用人材がどのような契約になるのかを見ていきましょう。項目別に、どのような場面で採用される方法なのか解説します。
正社員
正社員の場合には、雇用が安定していることが特徴となります。社員自ら辞めるか、会社が倒産しない限り、雇用関係は継続します。
派遣社員やアルバイトなどと比較をすると、採用コストもランニングコストも高い傾向にあります。
しかしその分、会社にとってもメリットがあり、人材の確保がしやすいことや、人材育成ができると言う点があります。
例えば、企業内で突発的な案件があったとしても、すぐに企業が望む人材を採用して集めることは難しいでしょう。
仮に採用できたとしても、新しい業務にすぐに対応できるとは限りません。
もしすでに正社員を雇用し、人材育成されているなら、緊急時でも正社員が対応できるので、非常に重宝されます。
有能な正社員を雇用して、育成することは企業が成長するには欠かせないことです。
正社員として働くコストについては下記記事で詳しく解説しています。
派遣社員
派遣社員の場合は、派遣会社が人材を派遣して、派遣先の会社で勤務します。
登録型の派遣会社では、企業は人材派遣会社と雇用契約を結びます。
派遣社員は人材派遣会社と雇用契約を結んでいるので、ので、間接雇用と言う形になり、契約先が異なるのです。
一般的には派遣期間が決まっており、派遣期間が終了すると契約も終了します。
2015年には改正労働者派遣法が施行され、人材派遣に関するルールが変更されました。
3年ルールとも呼ばれているこの取り決めは、同じ派遣先に同じ派遣社員は3年以上働けないと言うものです。
同じ事業所で3年を超えて働くことは、基本的にできません。一定の手続を経れば、 3年を超えて働くことはできますが、異なる「課」などへ異動することが必要です。
派遣社員を長期雇用したい時はどうするかと言うと、正社員や契約社員をして直接雇用する必要が生じます。
もしくは派遣会社に無期雇用で雇用されている人を採用することもできます。
採用するのにかかるコストはそれほど高くなくても、雇用するのにかかるコストは正社員よりも高く、一般的には正社員の2倍のコストがかかると言われています。
一時しのぎには良いのですが、長期的な視点が考えるとコストがかかる雇用形態です。
アルバイト・パート
アルバイトやパートは、非正規雇用者として採用します。
正社員や派遣社員と比較すると、採用するのにも、雇用するのにもコストはかかりにくい契約形態です。
企業が直接雇用するものですが、勤務時間がテンポラリーだったり、正社員よりも短時間勤務になります。
パートの場合には、扶養範囲で働きたい主婦層が勤務していることが多く、短い時間で働くことが可能な業務に充てることができます。
アルバイトの場合は、都合がつきやすい時に働いてもらう形になるので、単純な作業を依頼することになるでしょう。
比較的容易に雇用することができますが、企業の重要な業務を担当するのは難しいと言う点があります。
アルバイトを雇う時の詳細な点は、下記記事で詳しく解説しています。
アルバイトを雇う費用を項目別に解説!労働力を補う他の方法は?
外注人材
外部人材は、オンラインアシスタントなどに業務を外注する方法です。
採用するのに費用はかかりませんので、必要な業務を依頼するだけで簡単に業務を外注できます。
在宅のアシスタントが、リモートで企業の業務を代行するサービスです。
人材を採用するのが難しい、採用にコストがかかる、採用後の教育も難しいなどと言う障害をクリアする方法としてアウトソーシングする流れがあります。
業務に合わせて、最適なアシスタントに業務を依頼できるので、適材適所で業務を担当してもらうことが可能です。
総務や経理、Webサポートなど幅広い範囲の業務を担当してもらうことができます。
直接顔を見てのコミュニケーションがとれないと言うデメリットがありますが、人件費を抑えて採用までの労力がない方法として注目されています。
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採用の平均、費用相場をチェックしよう
この見出しでは、採用の費用相場を見ていきましょう。
様々な形態で、採用をするまでに至るコストを理解していきましょう。
採用するまでのコストも雇用形態によって異なります。
またどのような形態で雇用すると、どのくらいの毎月のコストがかかるのかと言う点も見ていきます。
比較をしていくと、自社で取り入れたい方法を見つけ出すことができるでしょう。
正社員
マイナビが行った調査の結果、新卒を採用するための採用コストは、1人あたりでおよそ48万円となっています。
採用中の広告費の平均では、221万円がかけられています。
採用に関連したセミナーには、全体で116万円。インターンシップには、58万円が平均となっています。
採用にあたって、広告費や内定後にかける費用などを平均すると、これほどの費用がかかっているのです。
単に1人を採用するだけと思いがちですが、実は多額の費用をかけて採用しています。
派遣社員
派遣会社と契約をして、派遣社員を採用すると、採用後の給与額の30%から35%が派遣会社に紹介料として支払われます。
専門職になると、さらに高額になるケースもあります。
一般派遣の平均マージン率は、31.3%。特定派遣の平均マージン率は、34.6%でした。
もちろん派遣会社との契約内容によって、採用コストは変わりますが、一般的には雇用後のコストが正社員の2倍となります。
つまり、採用までは費用がかからなくても、採用後に雇用するのにコストがかかっているのです。
アルバイト・パート
アルバイトやパートの採用には、1人あたり5万円がかかります。
アルバイト・パート採用にかかる平均コストは、2009年の約29,000円/名から、
4年で1.7倍の約52,000円/名にまで上昇しています
これも平均のコストになりますが、それほどコストがかかっていないことが分かります。
しかしその分、長く働いてもらうのが難しかったり、重要な業務を任せるのが難しかったりと言うデメリットがあります。
非正規雇用となるので、採用までのコストは低いものの、会社の成長に関わる業務を依頼しにくいことが懸念されるのです。
また1人あたりの労働時間が短いので、大人数採用すると、結局コストがかかることもあり得ます。
外注人材
外注人材の場合には、採用コストはかかりません。
と言うのも、オンラインアシスタントなどですので、業務を依頼すればすぐに業務がスタートするからです。
企業としては、依頼する業務をデータとして準備しておくだけで、人材を採用する必要はありません。
対面ではないので、データ化するのに手間が発生するかもしれませんが、実際に業務をしてもらっている間は、本来手間がかかっていた業務から手が離せると言うメリットがあります。
採用コストの面から見て、費用を抑えやすい方法なのです。
実は見落としがち!?採用費用の落とし穴
採用費用を考える上で、落とし穴とも言える点を取り上げます。
ポイントとなるのは、
- 広告費
- 保険料
これらの2つの点です。
採用コストは広告費が大部分占めている
採用コストに含まれる広告費は、求人広告などの広告費が大部分を含めています。
社内で面接などを行う内部コストもありますが、コストがかさむのは外部コストと言う広告費や人材紹介費です。
特に中小企業の場合には、大企業よりも多くの広告費を払う必要があります。
それもそのはずで、大企業なら誰でも知っているので、有名企業で働きたいと言う人が集まってきます。
その反対に、中小企業の場合には自社のことを知ってもらうことから始めなければいけません。
自社の良い点や特徴を動画やメディアなどの広告に出稿することで、知名度を上げることから始めるのです。
大企業の場合には予算が豊富にあるかもしれません。
しかし予算が限られている中小企業では、採用コストは大きな痛手となります。
既述のマイナビの調査でも、非上場企業でも広告費の平均は175万円です。
人を採用するために、これだけの費用がかかっているのです。
採用コストに様々な保険料が含まれる
正社員を雇用すると、様々な保険料を支払う必要があります。
それには、「労災保険」、「雇用保険」、「健康保険」などが含まれます。
労災保険は、年収×労災保険率です。
年収320万円の場合には、320万円×3.5/1,000で11,200円です。
雇用保険は、一般の事業の場合には、事業者負担率は6/1,000です。
年収320万円のケースで、320万円×6/1,000で19,200円となります。
このように、保険料も雇用後にかかるコストとなるのが懸念されるのです。
外注人材で採用コストを最適化する
採用コストを抑えるのに、外注人材を活用することができます。
オンラインアシスタントは、採用コストを抑えたい企業の味方になります。
どのように活用できるのか、解説していきましょう。
オンラインアシスタントの活用
オンラインアシスタントは、名前の通りでオンラインで業務をアシスタントしてくれるサービスです。
経理や総務、人事などオンラインで代行できる業務ならなんでも依頼することができます。
正社員や派遣社員を雇うとなると、一定の仕事量を用意しておかないといけません。
手が空いている状態では勿体ないことになります。
でもオンラインアシスタントなら、仕事量に合わせて依頼する量を調整できます。
採用コストを下げることだけでなく、依頼したい業務の量に合わせられるのもメリットです。
窓口の担当者に依頼するだけで、必要な業務をアシスタントに分配して、最高の業務をしてくれます。
自分ではちょっと面倒だなと言うところまで、提案して業務してくれることもあります。
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オンラインアシスタントとは?利用するメリット・デメリットから導入事例まで徹底解説
おすすめオンラインアシスタント3選
おすすめのオンラインアシスタントを3つご紹介します。どのような特徴を持っているサービスなのか見ていきます。
フジ子さん
フジ子さんは、業界の中でも格安で、質も良いと言うバランスの優れたオンラインアシスタント。
業界水準で半分ほどの価格ながら、専門性の高いアイスタントが対応してくれるのがポイントです。
採用コストを考えると、安ければ安いほど助かるけれど、あまりに安いと心配になりますよね?
その点、フジ子さんのアシスタントは、大手企業で人事として勤務経験があったり、社長秘書として3年以上の勤務をしていたりと業務経験に富んだアシスタントが在籍しています。
採用する前に、無料トライアルもあるので、実務能力のチェックもできるのもメリットです。
社員の場合には、どこまでの実務能力があるのかをチェックするのは非常に難しいので、これもオンラインアシスタントならばでしょう。
人件費を臨機応援に調節したい方におすすめのオンラインアシスタントです。
キャスタービズ
キャスタービズはオンラインアシスタントでも、採用倍率は100分の1と言う優秀なアシスタントを揃えています。
ビジネスで活躍していた経験を活かして、最高のパフォーマンスで業務をサポートしてくれます。
業務を依頼しても、本当にスキルがある人に依頼できているのかと気になるかもしれません。
キャスタービズでは、自社のオリジナルツールによって、依頼内容と個人のスキルをマッチングさせます。
料金は少し高めですが、スキルが高い人を雇用していると考えるとコストパフォーマンスは悪くないでしょう。
オフラインでも対応できるのも、融通が利くので便利です。
DESK YOU
DESK YOUは米国から生まれたオンラインアシスタントサービスです。
実際にアルバイトや正社員を雇うより、低コストで幅広い業務を依頼できます。
対応できる業務には、秘書業務やWeb制作だけでなく、総務や経理などの業務も依頼できます。
それでいて、料金プランも格安です。
特に、お試しの無料期間があるのがポイント。どれほどの業務ができるのか試してみることができます。
本業に集中できるように、誰でもできる雑務を必要な時にさっと依頼できるサービスです。
チャットワークで、すぐにタスク依頼することもできますし、スクリーン共有してのオンラインミーティングにも対応しています。
様々な業務に対応できるので、雇用を考えるよりもコストをトータルで安くすることができるサービスです。
まとめ
採用コストは、正社員や派遣、アルバイトと雇用形態によって異なりますが、いずれにしてもコストがかかります。
採用コストを抑えるなら、本記事で取り上げたようにオンラインアシスタントを活用することがおすすめです。
必要な仕事量を必要なだけ依頼でき、本来の業務に集中することができます。バックオフィス業務を効率良くサポートしてくれるため、会社を運営していく心強い味方と言えるでしょう。
自社に必要なオンラインアシスタントを比較してみることをおすすめします。
オンラインアシスタントについては、こちらの記事もご覧ください。